テラーノベル
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ー注意ー
◎主役は我々だ.wrwrd様の二次創作です.
作者の自己解釈で書くので、意識の違いが生まれる可能性が高い
◎ご本人様とは関係ございません.ご本人様に迷惑をかける行為はやめてください.
◎長編ストーリーですので、途中までは普通のストーリーで後からR18になります.
「センシティブなやつ無理」っていう人はおすすめしません.
◎言葉がおかしいところ、または誤字があるかも知れません.その時は見逃してください.
◎ut受け、syp攻め、ci攻めがあります.苦手な方はスキップしてください.
◎センシティブなものだけ見たい方は「○○○①*」*が付いてある所に行ってください.
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syp×ci×ut(wrwrd)
息遣い【3P/呼吸器官】 第一話
夕暮れの日差しが差し込む教室に、音階練習の音が響く.
部活終わり、門が閉まる直前まで暇たがらやってる自主練.最近、それに付き合う後輩たちがいる.
家に帰っても、勉強、勉強親がうるさいから一人でやってたのに.
ci「大先生ぇ、どんだけ肺活量あるんすか?」
右手側から声がかかる.チーノ.
今年から入った1年だ.
一息で限界まだ繋げれば肺活量の訓練にもなるからロングトーンのスケールを、できるだけ長く吹き続けることができるように意識している.
俺は肩で息を吐くチーノを横目にスケールを続けた.
始めたてのお前と中学組からやってる俺とじゃ5年のアドバンテージがある.
腹式呼吸法もままならない1年に吹き負けたらそれこそどうなるんちゅー話や.
syp「チーノアホやな.兄さんに勝てるわけ無いやろw.やってる歴がちゃうんや」
左手側でチーノと兄弟だというショッピが譜面を畳みながら笑った.
二人は双子の兄弟や.
今年入部してきて、2人ともサックスで、こうして俺の練習に毎日付き合っている.
sypがアルトサックス.
ciがテナーサックス.
俺が今バリトンサックスだけど、昔アルト、テナーの順番にやってきてるから聞きやすいだろう.
ci「それにしても、息長すぎやろ.常人の三倍やで」
チーノの言葉を聞き終えたあたりで限界が来て、それより少したげ、息を吐ききって、マウスピースから口を離す.
肺が酸素を求めるのに、任せて素早く息を吸うと、ちょっとだけくらっと眩暈がした.
syp「バリサク、そんな吹ける人居ねぇっすよ.どうやってんすか、」
コイツらがいなければ、このまま息を落ち着かせてもう一度スケールを始めるが、折角付き合ってくれている後輩をほったらかしにするわけにもいかないのだろう.
それに、そろそろ良い時間だろう.
めんどくせぇなぁ…
ut「喋ってる時間あったら、吹けばええやん…」
そう言うと、チーノはマウスピースから外したリードを咥えてクロスで楽器の手入れを始めた.
syp「俺らが止めなきゃ、兄さん酸欠で倒れそうっすからw 」
失礼な、これでもモテるために必死こいて頑張ってるんや.自分の限界なんか分かとっるわ.
でも、その気遣いを知らない1年らしくて可愛い.
年上の俺がいくら言っても言うことを聞かないことを知っているからもう何も言わない.
構われて悪い気はしないけど、女がよかった.
嬉しいのか、わからないが微笑むと二人は真剣に俺の顔を見つめた.
ci「大先生って、笑うと素敵よな」
syp「兄さん、笑うと頬赤らめるよな」
チーノとショッピが同時に呟く.
それからお互いの顔を見つめ合わせてニチャァッと笑い合う.
こういうことは、コイツらが部活に入ってから度々見ることで、最初の頃こそびっくりしたがいい加減なれた.
双子というのはそういうものなんだろう.
ut「片付けるなら、片付けろ.だらだらしとったら門閉まるで.」
声を掛けながら自分も帰宅の準備を始める.
今やってるコンサートに向けてのスコアを纏めて仕舞って、譜面台はそのままにしておく.
どうせ、明日も一番に俺がここに来るから仕舞ったり、出したりが面倒だ.
ut「忘れ物に気をつけろよ?」
そう声を掛けると二人は同時に「はーい」なんて、間延びした返事を返して、帰り支度を整えた.
チューニングで机の上に出しっぱなしにしているスマホとか、忘れると結構キツイ.
何度もやって、女に殺されそうになったわ.
syp「大先生って、リード何使ってるんすか?」
三人とも帰りの支度を整えて、教室を出ながら雑談する.
1年のときは色々迷うよな.俺もそうやったわ.
しっかり迷えばいい.
安易に俺が使ってるリードにしたら本当に気持ちよく吹けるやつが見つかんなくなっちまうからな.
それに、俺だってまだこれという拘りは持たないようにしとるから.
まだ使っとらんリードは沢山あるし、曲に寄って変えるなんてことだって出てくるやろ.
ut「まぁ……色々やね…」
軽くいなして歩き続ける.
下駄箱に着いたあたりで丁度守衛の男性が鍵を持って見回りに来ていた.
いつもは、彼に追い出されるように教室をでるから今日は少し早めだったらしい.
ci「じゃあー、大先生明日もよろしくお願いしまーす.」
校門のところで挨拶を交わして帰路についた.
帰宅して、手を洗ってうがいをする.楽器演奏者が風邪になったら怖いからな.俺が良くても人に感染したら大変だ.
コンクールの課題曲を口ずさみながら冷蔵庫を開けると中はガランとしていた.
しまったぁー…肉がないわ.買い忘れとったわ.
ut「玉丼でええか.」
今から買いに行くのも面倒だ.ちくわがあるからそれも入れておこう.タンパク質やね.
困ったら玉丼やね.常備野菜の玉ねぎと卵があればてきとうに作れる.
卵丼は美味いし、簡単やし、偉大や.
というか、三大調味料を1:1:1の黄金比が素晴らしい.困ったら1:1:1だ.
あとは、簡単に味噌汁とサラダを作って、今日はそれでいいかな.
……今日も両親はいない.明日もいないし、何なら今月一杯はいない.来月もいるかどうかもわからない.いても数日やね.
両親は片方が研究者で、もう片方が水商売だ.
いつも、研究室に籠もったり、体を売っていたりとかなんやかんや、基本的に家にいない.
まだ、連絡がないから暫く、かかるんだろう.
1人分を1人で作って、1人で食べる.慣れたものだ.
とっとと、食事をすませて譜面をさらおう.
バリサクで調べれば、たくさん動画が出でくる.
動画になっているようなすごい演奏はできないけど、見てれば、大体イメージは出来る.
見ると見ないのとでは違うはずだ.
……家に帰ってからの、こういう時間が嫌いや.
もちろん、必要最低な勉強はするし、掃除…まぁ、洗濯もする.
なんやかんや、明日のシャツにアイロンをかけたり、やることは沢山ある.
具体的には玉ねぎを切って、出汁で炊くとか.
並列して、みそ汁用のお湯を沸かすとか.
一人だと、黙々とそういうことをこなしていると時々無性に虚しくなる.
何やってんだろうな…って.
高校生って、こんな感じじゃない気がする.
もっと守られてて、浮かれていて、もっと違うことで悩んでも良いんじゃないかって.
いや、俺の場合、相談できる相手なんていないからかえってこのほうがいいのか?まぁ、いてもマウント取ってくるクソみたいな奴しかおらんけど.
親がいなくて寂しいって言った日には死ぬほど距離を取られるか、煽るのかの2択だろう.
そう、寂しいんや.恋しいって言ってもいい.
親が居たらいたらで鬱陶しく感じるんやろうけど、でも、俺には親が家におらんから寂しい.
高校生になってこんな感情はよろしくないと思うけど.
だけど、これが俺の日常やからしゃーないと思うしかない.
浮かび上がって来た切なさを飲み込んで食事の準備を続けた.
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少し遅れたけど…新連載!
皆さん、ご存知「学パロ・鬱軍団」!
この小説の投稿は火曜日と木曜日だと思います!
後、投稿主の忙しい時期が近づいてきているので投稿頻度は落ちるかも知れません!
まぁ、末永く少々お待ちよ…
♡←たくさんお願い致します
フォローしていただけると、モチベになります!お願い致します!
よい、ゴールデンウィークをお過ごしください!
#口調迷子
コメント
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鬱軍団の3pむっちゃ好きだから嬉しい最高です‼️続き楽しみです!!