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四階に戻り…え?あたしたちの教室!?
…を通り越して?
突き当たりを曲がるの?…その先は図書室しかないのに…
「ここだよ」
「え?図書室?ここは放課後も来る生徒がいるんじゃない?」
「うん。だからこっち」
図書室の横の小部屋?図書準備室と書いてある。
「こんなとこ入ったことないな」
「実は文芸部はここを部室にしてるんだ。先生は部活がない放課後はすぐに帰っちゃうし、図書委員もこっちの部屋には滅多に来ないんだ」
「図書準備室なのに図書委員が来ないの?」
「うん。反対側に蔵書室っていうのがあって、そっちが実質準備室って感じ。ここは物置みたいだから部室に借りれてるんだ」
「知らなかった。図書室もあまり来ないし。でも鍵は?さすがに鍵は掛かってるんでしょ?」
「えーっとね…」
鮎川くんは周りをさっと見回すと、戸を持ち上げるようにして少し引きながら横にスライドする。
あ、開いた。
「大原さん!早く入って!」
細く開けた戸の隙間から慌てて入る。
中から一旦解錠して、またドアを閉めるとあらためて鍵を掛ける。
本当に入れた。
「へぇ~すごい!」
「文芸部の中でも知る人は少ないんだ。入る時に見られなければまずバレないよ」
部屋の中を見回す。何に使うのかわからないものがいっぱいだ。
でもその一角に学校には似合わないソファと低めの机があり、本を読むのには困らなそうだ。
「ソファもあるんだ」
「何代か前に応接室から運び込まれたんだけど、勝手に使わせてもらってるんだって。座り心地もいいよ」
「ふ~ん。で、ここで鮎川くんは初めてしちゃうんだ?思い出の部室で?」
「あっ、う、うん。大原さんがいいなら…」
「しょうがないな!こんな場所まで用意されたらね。いいよ、あたしが鮎川くんを卒業させてあげる。初めてがあたしでいいのね?」
「ぜひお願いします!」
「え~と、何からするのかな?希望はある?」
「あ、じゃあおっぱい…触ってもいい?」
やっぱり男子はおっぱいが好きなのね。
「うん、いいよ」
あたしはソファに座らせてもらう。
すると鮎川くんはすぐ隣に正座した。
「いきます」
そーっと両胸に手のひらが当てられる。
うんうん初々しいわ。
「痛いことしなければ好きに触ってもいいよ」
「ありがとう!」
鮎川くんの触り方は優しく、少し物足りなさを感じる…え?物足りない?あたし、エッチなことに慣れてきている…?
自分でも驚いた。
じっくりと感触を確かめるようにゆっくりゆっくりと揉まれる。あ、でも今までの誰よりも優しい感じ。なんというかがっつく感じがないみたい。
「鮎川くん、もしかしておっぱい触ったことあるの?」
「え!?ないよ!」
「そう…?なんか確かめるような感じはあるんだけど、初めて触るってよりは誰かと比べてるみたいな…?」
「ご、誤解だよ!触ったことなんて…あ、でも比べるんじゃないけど、色々読んできたものを思い出しながら、っていうのがそう思わせたかな?」
「どういうこと?」
「実はこの部室には…その…官能小説があって…時々読んでたんだ」