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任務開始5日後、後輩はハイド先輩を見て思った。これはマズイ!!!と…。確かに初めての学生生活で疲れることもあるとは思うが正直あそこまで任務中に先輩がゲッソリした姿を見たことはない!結衣がおしゃべりなのはもちろん知っていたし、先輩が任務に忠実なうえ接点をできるだけなくそうとしているからこそだろうか毎日ずっとつっかかれている。そして僕は思った、結衣の興味を自分にそらせば少しは先輩の負担も軽減できるのでは?と…整理がついたら実行である。数日前先輩から渡された行動分析には実は甘食好きとあった。これは甘食を結衣にプレゼントするしかないだろう。それも大量に…所持金は必要経費で出せばいいし(それにしてもこの学園のパン高い)お‼あと一つかラッキーだな
「「これください」」指を伸ばした先には自分以外にももう一本の指がある。横を見るとあの憎き顔がある。コードネーム:ナイト。この女ここ数日間で先輩の潜入を邪魔する動きが目立つ。
何でこいつがいるんだ?普段こいつはこの時間帯校庭でガキどもと戯れているはず。まさか私の計画がばれて…いやそれはないこいつはそこまで情報収集の能力はない。ということは…確かめるか。
「お前ちょっと校舎の裏に来い」
「望むところだ」
二人は校舎の裏で対峙する。
「率直に聞く…お前は敵か?」
桜の花びらが舞い、ナイトの顔が曇る…
「は?貴様何を言っているんだ?」
「素直に言えば殺しはしない。白状しろ」
(こいつ何言ってんだ?阿保なのか?敵スパイならエリオット様が気付かないわけないだろ。いやエリオット様の手で死ぬのもまたいいかもしれない…一いいや何を考えてるの私⁈)
「おいどうなんda…」ナイトのストレートが顔面に直撃し後輩は吹っ飛ぶ。
「ちょおいなにすんだよ!」
「お前がバカだからだ」
「バカとは何だバカとは」
「私が敵であれば組織がこの重要任務に起用するわけないだろ」
「…確かに言われてみればそうだな…でもなんか怪しい!」
「どこが?」
「なんか僕らに対して冷たいし、最近先輩の邪魔をしているような行動が目立つしってまさか…」
「まさか?」
「僕の気を引くために先輩の邪魔をしてこういう時間を少しでもつくr」今度は鳩尾に入ったか先ほどよりも吹っ飛んだ。
「何すんだよ。さっきから殴って…ん?」ナイトのポケットから小さいメモ帳が落ちた。
「待てみっみるな!」ためらわず見ると、中身は日記で1ページめくるとエリオット先輩素敵だのかっこいいだのと書かれていた
「へーそーいうことなんだー」
「そっそれ以上この件については詮索するな。殺すぞ」ナイトの顔は真っ赤になっていた。
「なるほどー先輩からこの任務を奪ってエリオットさんの気を引こうとでも考えているんでだろうなー」
「やっやめろ…」
「それでまずは結衣と親しくなろうとしてるのかもなー」
「やめろおおおおお」ナイトは逆上しメモ帳を奪取後殴り今度は気絶するかと思ったが後輩はぎりぎりそれを止めていた。
「そうはさせないぞ。絶対にな…このメロンパンだけは絶対に渡さない!!!」
「ああ望むところだ!!!」二人のナイフが激しくぶつかり合う。この最後の一つのメロンパンをかけた死闘は長く続いた。
その頃購買では…(どう考えてもわからんいったいどうしてああいう結果になるんだ。何であいつ(結衣)はどこまでもついてくる!!!)本人は隠れて追跡しているつもりなのだろうが明らかにバレバレだ。ん?あれ動き止まった。目線の先は…ああ購買のあのメロンパンか、あいつにずっとそっけない対応で申し訳ないし一つくらいおごってやるか。
「おいそこにいるんだろバレてるぞ」
「はへっ?」
「メロンパンやるからつけるな」
「はんっ!あんたってホントデリカシーないわね。私ダイエットしてるって知ってるでしょそんな女子にこんな(素敵な)もの渡せる精神が理解できないわ。それにこんな庶民的なものよりももっと上品な」
「ごちゃごちゃいうな。俺が食うぞ」
「しょうがないわねー余っているなら私が食べてあげるわよ。感謝しなさい」と言ってサッと奪いものすごい勢いでほおばった。結果その翌日からより絡まれるようになり疲労度は倍増した。