嘘でもいいから好きって言って。
第 五話 《 自覚 》
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tk Sidi
なんと昨日。
だいっ嫌いなやつからキスされました。
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ym「これからどう意識してくれるか、楽しみやわ、♡」
tk「…この、クソガキ…//」
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tk「(…はぁ、俺のファーストキスが…)」
あいつはそーゆーこと誰にでもするんだろうな。
きっと慣れてるから、軽々と、動揺なんて以ての外。
tk「…はあ、」
朝からは大きなため息しか出ない。
てか、あんなやつに”意識しろ”って言われて照れてる俺も異常だな…。
ut「…ぁ、たく氏じゃん、おはよ」
tk「うたくん、おはよ…」
ut「…?たく氏さぁ…、山田となんかあった?」
tk「…!?な、なんで、」
ut「昨日の撮影ん時明らか山田と話してなかったし、顔も赤かったからさ」
tk「…あいつとは普段話してないけどな…」
ut「昨日言ったじゃん…相談乗るよ?」
tk「…ありがとね、」
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ut「…ほぇ~、結構大胆だなあいつ。」
tk「大胆すぎてなにされるかわかんねえんだわ…。」
歩きながら、うたに昨日山田にキスされたことを話した。
ut「まあまあ…そのうち分かるよ。」
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先生「お前ら席つけ~…HR始めるぞ~」
ym「…はぁぁぁぁ、…」
先生「山田~現実逃避するな~」
クラス「…www」
ym「してへんし、!!?!」
どうしても昨日の部活前のことを考えてしまう。
はあ…あんときに時間戻せんかな。
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「楽しみやわ、♡」
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ym「(なにが、楽しみやわ…やねん!!恥ずかしすぎるやろ…ッ)」
急にあいつにキスするとか、山田慣れてるって思われるやん。
ごめんな。実際は
先生「これでHRを終わる。一限目の準備しとけよ~」
ym「(結局ずっとたくぱんのこと考えてたやんか…)」
ym「…一限目は~って、ぇ!!?」
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km「今から体育館で劇の練習はじめんで〜!」
C組「…は?」
km「え?」
ym「…早くね?」
km「しゃあないやん!?…先生が早くから始めたほうが完成度高まるって言うてたから~…」
tk「もう少しで期末テストあるんですけど…」
km「文句は担任に言えって!」
かれこれ言い合いは五分くらいしていて、突然こむぎが切り出した。
km「も〜はよせーへんと意味ないで?」
ym「なんでそんなノリノリなんッッ!?」
シンデレラ役の俺と王子役の山田は舞台にたった。
km「ん!場所ええ感じやな。んじゃまずはこの台本見て演じてなっ!」
tk「…ん、っては?…こんな事言いたくないんだけど…」
km「決まったもんはしゃあないから、よろしくな〜w」
tk「…はぁ…」
tk「…すみません、俺…今夜の12時までに家に帰らなければいけません…」
tk「ですので…さようならッ!」
ym「ア、ひ、ヒメ…ま、マッテクダサ〜イ…!」
km「ちょ、ちょ、ちょ…ストップ!!」
ym「ぇ?なんや?今ええところやん」
km「山田お前、棒読みすぎやねんッ!?!
km「もうちょい感情込めようや、!?!」
ym「え〜、めんどくさ〜…」
km「ほな、もっかいな?よーいアクションっ!」
tk「(てか、なんでこむぎが監督なんだよ…)」
tk「…すみません、俺…今夜の12時までに家に帰らなければいけません…」
tk「ですので…さようならッ!」
ym「ま、…待てッ、!…って、」
ym「…ガラスの靴…忘れとるやん、明日…探しに行くか。」
ym「…それよりも、とても、可愛らしい方やったな…、//」
km「やればできるや〜ん、!!!めっちゃいい!それでいこ!」
tk「…つかれた、」
ym「それな…」
km「ほな、次のシーン行くで!」
ym・tk「え、まだあんの?」
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tk「…はぁ、また、王子様と会えないかな…、」
tk「会いたいなぁ…」
モブ1(継母役)「シンデレラ、さっさとここ掃除しなさい?」
tk「はっ…はい、」
tk「…ビクッ、」
ym「ここに、この靴を置いていった方は居ませんか?」
tk「…(…胡散臭ぇ~…)」
モブ1「あぁ、きっとあたしのだわ、♡」
ym「そうですか?では、履いて確かめてください。」
ym「…そもそも入りませんね、まだこの屋敷に誰か居ませんか?」
ym「…おい、たくぱんでてこいボソッ」
tk「…いや、こーゆーのは姉たちがいませんって嘘ついてから出てくるだろ普通。ボソッ」
km「おいコソコソすんなー!w」
km「もーそこのシーンええわ!最後のキスシーン行こっ!」
tk「は、…はあ!?///」
ym「え、そんなんあるん?」
km「当たり前やん」
km「ほな、行くで~3,2,」
tk「おいおい、待てって…!」
km「1,アクショ~ン!」
ym「…たくぱん、貴方があのときの方だったんですね…、」
tk「…は、はい、あの日は逃げてしまい、申し訳ございませんでした…っ、(気まず…いつキスするんだろ、)」
って、それじゃ、俺が山田とキスしたいみたいになってるじゃん…//
それよりも今は、芝居に集中しないと…
ym「ん、ええよ、俺は、もう一度貴方と出会えて、ホンマに幸せやから…ニコッ」
チュッ___
tk「…ん、っ…////」
ym「…結婚、してください、たくぱん…笑」
tk「(こいつ、遊んでるだろっ…//)」
tk「…はい、お願いします、王子…//」
km「山田~関西弁とアドリブとたくぱん呼びなんやめてくれへん?!笑」
ym「それはしゃあないやんw」
km「まあ、ええか、w」
tk「よくねえ!!!//」
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え、シンデレラってどんなんでしたっけ?ww
まあいいやw
2700文字書いたよ~ん
続き 《 恋愛 》
♥…↑1000
コメント
3件
どうしたらそんなに上手く書けるの(