「んぅ……隆ちゃん……」
「ん? どうした?」
「さ、触り方がえっちぃよ?」
ベッドの間接照明のみのいやらしい空間。ベッドに二人で寝転び隆ちゃんは私を後ろから抱きしめながら太ももを優しく円を描くように撫でていた。
二人ともお昼にたくさん食べたせいかあまりお腹が空いていなかった為、冷蔵庫にあった残り物で軽く夜ご飯を済ませ、お風呂に入った。そして今(太腿を撫でられている)に至る。
頸にチリっと柔らかい感触と少しの痛みが感じられた。
「んっ……隆ちゃん?」
「ん? どうした?」
後ろから囁かれる低くて響きのある声に身体がビクンと反応してしまう。
また、チクッと頸に少しの痛み。
「ま、まさかキスマーク付けてる?」
「だったら駄目? ちゃんと髪の毛で見えない位置だよ」
キスマークをつけられていると実感してしまうとジワジワと湧き上がっていたいやらしい気持ちが一気に駆け上がる。太腿を触られ、頸を吸われていただけなのにジンっと足の付け根が切なくなる。
それを感じ取ってくれたように彼の手がゆっくりと身体をなぞるように私の服の中に入ってきた。温かくて大きな掌が私の身体をなぞる。ブラジャー越しにむにゅりと揉まれ、思わず身を捩ってしまう。
「んっ……ふっ……」
コロンといつの間にかうつ伏せにされ後ろから覆い被さるように両手で私の胸を揉みしだく。いつもと違うシチュエーションになんだか胸の高鳴りが止まらない。
スッと服を首元まで捲り上げられる。ワンピースタイプのパジャマなので脚やお尻、背中が露わになる。
「やっ……隆ちゃん、恥ずかしいよ」
「綺麗だから見せて……ほら、この背中なんて真っ白で吸い付きたくなる」
「ふぁっ……あっ……なんか変な感じだよ」
いつの間にかブラのホックを外され、ぶらんと胸が開放的になる。背中に舌を這わせながら両胸を下から持ち上げるように触られ、甘ったるい声が出そうになるのを枕に顔を埋めて防ぐ。
「んんーっ」
ビリっと身体に電流が走る。膨らみの先の先端に触れられたせいだ。
「美桜の胸こんなに指が食い込む程柔らかいのにココだけコリコリに硬い……そんなに美桜のココは触られたかったのかな」
「美桜、お尻上げて」
「え……ひゃあっっ」
グイッと腰を引き寄せられお尻を上げられた。いわゆる四つん這いの状態になっていて、恥ずかしい格好に顔を枕から離すことができない。
ずりっとショーツを下げられて隠していた部分が露わになる。
「とろっとろな美桜のココがよく見える。俺しか知らない美桜……」
「やぁっ……み、見ちゃダメッ!」
茂みを掻い潜り花弁の周りを舌で弾くように舐められる。気持ちいいけど、なんだかもどかしい刺激に腰が揺れる。もっと、もっと……
「あぁ……はっ……んぅ、もっと……もっと舐めて」
「ったく美桜は本当におねだり上手だよな」
「どこ舐めて欲しいのか言って?」
恥ずかしいけれど、それよりももどかしくて、どうにかなりそう。
「ここ……ここを沢山舐めて欲しいの……」
隆ちゃんは「本当エロくておねだり上手で最高な女だよ」とボソリと呟いた瞬間にビリッとした衝撃に似た刺激が膨れ上がった粒にまとわりついた。
「あぁ……き、気持ちいい。んあぁ……もっとぉ……」
ぬぷっと舌が抜き取られ、彼は私の背中に覆い被さる。それでも私を潰さないように、右手で自分を支え、左手は私のお尻の方へ伸びる。耳たぶをはむはむと喰べられクチュクチュといやらしい水音がダイレクトに耳に響く。
「やあっ……そんなっ、耳とっ……んあっ、両方はだめぇっ」
「両方が気持ちいいんだろ?」
ズクンっと心臓が締め付けられる。そんな艶めいた色っぽい声をして耳元に囁きかけるのはダメだ。それだけでイキそうになるほど、身体がびくりと反応する。
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