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#さのじん
こーの
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ゆ。
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こーの
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仁人side
今日は卒業式当日。
待ちに待ったというか、
来てほしくなかったというか
なんというか。
いつも通りの時間に起きて、
用意をして学校に行くだけのはずなのに
どこか寂しい。
仁人「勇斗起きろよー」
勇斗「うーん…起きてるー…」
仁人「起きてな…」
勇斗「?」
「どうした仁」
「っえ!??!?!」
仁人「うう…」
勇斗「なんで泣いてんの!?」
「ご、ごめんって!!」
「起きる!起きるから!!」
やっぱりだめだ…
だから昨日からあんまり
顔見ないようにしてたのに…
仁人「いや勇斗のせいじゃなくて…」
「やっぱり寂しいんだよぉ」
勇斗「はーそんなことかよ…
まじでビビったわ…」
「俺とは毎日会えるだろ?」
仁人「・・・そーいうことじゃなくてさぁ」
勇斗「意味が分からん…」
「遅刻するぞ」
仁人「あっホントだ!?
行ってくるわ!!!」
「ちゃんとカギ閉めていけよ!!」
勇斗「はいはい…」
ドタンドタンッ‼
かなりやばい!!急がないと!!!
勇斗「もう泣き止んでるし…」
「ま、そういうとこも好きだけど」
数時間後
学年主任「卒業証書授与」
仁人「3年B組」
「ーー」
・・・この景色。
体育館のステージから見える
この景色は素晴らしいものだ。
学年全員の姿が見え、階段を登ってくる
一人一人と向き合える。
向き合えるからこそ、今までの記憶が
鮮明に甦るのだが。
しかも一人一人が、
親御さんや先生に向けての一言を言うので
悲しみが倍増する。
仁人「うう…」
生徒達「待って?仁人くん
めっちゃ泣いてる笑」
「うちらも泣きそーなんだけどー!!笑」
仁人「佐野 勇斗」
勇斗がこっちに向かってくる。
3年前のあの日、ここで出会えてよかったと
常日頃から思っていた。
まだまだ子供だと思っていたのに
もう卒業とは、子供の成長は末恐ろしい。
校長「卒業おめでとう」
勇斗「ありがとうございます」
一瞬チラッとこちらを見てすぐ下に
降りていった。
仁人「?」
保護者の方や生徒たちの方を向いて
話し出す。
勇斗「・・・俺には、両親が居ません」
「小さい頃からずっとある意味孤独でした」
「でも、そんな所を担任である
吉田仁人という俺の親代わりでもあり、
とても尊敬している人が手を差し伸べ、
助けてくれました」
「今でもずっとずっと俺の
一番のヒーローです!!」
「先生ー!!ありがとうございました!!」
勇斗は後ろを向いて深くお辞儀をした。
いつものあのわがままで、
子供っぽくて傲慢な王子様じゃない。
佐野勇斗としての答えだ。
校長「良かったね吉田くん」
微笑みながらそう言ってくれた。
仁人「はい…!」
誰も信用しないで一匹狼で生きてきた彼が
同級生に囲まれ、俺と暮らし、
無事卒業できるだなんて、きっと
あの時は思いもよらなかっただろう。
それほど3年という月日は長く、
たくさんの経験をできる機会なのだ。
この日を迎えれてよかった。
あの時、諦めなくてよかった。
一緒にいる選択を取って、良かった。
こんなにも明るい未来で
良かった。
卒業式後
仁人「あー…めっちゃ泣いたわ」
生徒達「笑」
「こっちまで泣きそうだったよー?」
「あ、そうだ仁人くん」
仁人「ん?」
生徒達「はいこれ」
仁人「色紙?」
生徒達「B組みんなで書いたの!」
「どーぞ!」
仁人「・・・みんなぁ」
生徒達「やばまた泣く?」
仁人「なぐょぉぉ!!!」
「こんなの嬉しいに決まってるじゃん!!」
生徒達「あはは笑」
「じゃーね!仁人くん!!」
「また同窓会とかやろーね!!」
仁人「うん!!ばいばい!!」
数分後
仁人「・・・あー…悲しい」
「悲しすぎる…」
校長「そうですね」
「人はいつか、
大人になっていくものですから」
「君も、そうやって
成長してきたんでしょう?」
仁人「校長先生…」
「そう、ですね」
「僕らは、大人ですからね…」
校長「あっ、そうそう」
「佐野くんが体育館で待ってるそうですよ」
「大事な話があるらしいから
早く行ってあげた方が良いんじゃないかな」
仁人「そうなんですか?」
「ありがとうございます!」
タッタッタッ
校長「君も、私からしてみれば
まだまだ子供です」
「大人になる、時ですね」
<体育館>
仁人「勇斗ー?」
体育館にいるらしいけどどこだろ?
ていうか話ってなんだ?
勇斗「あっ仁人」
「こっちこっち!」
勇斗はステージの上にいた。
仁人「どうしたの?話って」
勇斗「いや、忘れたのかよ!」
「あの日の答えだって」
仁人「・・・あ!?そうか、今日か」
勇斗「それに、今日は俺の誕生日
でもあるから正式になるんだけど」
「返事は?」
仁人「・・・」
もちろん。あの日から俺の気持ちは
変わっていない。
仁人「よろしくねこれからも」
勇斗「・・・ああ」
仁人「あー!なんか恥ずかし!」
「これのために体育館呼んだの?」
「家でも良くない?」
勇斗「まー…ムードってもんがあるしさ」
「それに、もう一個あるから」
階段を降り、俺の前まで近づいてくる。
制服が白なので気にしていなかったが
勇斗は制服ではなく白のタキシードを
着ていた。
仁人「あれ、なんでタキシードなんか」
勇斗「仁人」
「俺と、いや、俺なんかで良ければ、」
「結婚してください」
仁人「・・・へ?」
・・・結婚?
・・・結婚。
・・・うぇ!?!?!?!?!?!?!?
仁人「は!?え、あえ、え??!」
「結婚!?!?ついさっきまで
付き合うとかの話してたじゃん!!?!」
勇斗「いやー、なんか結婚したくてさ」
仁人「はぁー!?!?」
「いやいやそんな簡単な感じで」
勇斗「手ー出して?」
仁人「え、ひ、左?」
勇斗「そ」
抑えきれない色んな気持ちを頑張って
心の中に押し込みつつ左手を差し出した。
生徒達「病める時も健やかなる時も、
互いを愛し合うことを誓いますか?」
仁人「え!?みんな!??!?」
勇斗「誓います」
仁人「え!?!?ちょ勇斗!!!」
勇斗「さーさ仁人も仁人も」
「言っちゃって言っちゃって」
仁人「だから、そんなに簡単には!!」
勇斗「じゃあこれは?」
仁人「・・・?」
左手にいつの間にか白い花で出来た指輪が
着けられていた。
勇斗「これ、B組の家庭科部の子と
作ったんだよ」
「仁人のためだけに」
仁人「うう…お前、俺がその言葉に
弱いって知ってて…」
生徒達「仁人くーん!!」
「吉田せんせー!!!」
勇斗「仁人」
勇斗はまた、幸せそうに笑いかける。
仁人「ん…う…ああー!!!!」
「分かったよ分かった!!」
「言うよ言います!!!誓います!!」
「俺は、病める時も健やかなる時も!!」
「佐野勇斗を愛すことを誓います!!!」
・・・。
ああ…もう、言っちゃったよ…
勇斗「仁人」
仁人「何!?まだなんかあ」
チュッ
勇斗「ありがとう。一緒にいてくれて」
「これからも、一緒にいてください」
仁人「あ、ああ…いい、よ?」
生徒達「Foooooooooooooo!!!!!!」
「いえーい!!!!!!」
「良かったね2人とも!!!!!」
パッーン!!!!
パンパーン!!!!
仁人「うわぁ!!」
なんでみんなクラッカー持ってんの!?
大きい!!大きい!!音が!!!
勇斗「みんな協力ありがとー!!!!!」
「俺が仁人幸せにするからなー!!!」
生徒達「Foooooooooooooo!!!!!!」
仁人「あは、はははは笑笑」
「なんだこれ!!笑笑笑」
きっと、幸せの形なんて誰にも分からない。
定義できない。
恋の方程式は君にも、誰にも、
俺にも解けない難問だ。
その解を見つけられるまで、
俺はこいつと一緒にいようと思う。
出来ればずっと、永遠に。
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
ここまでご覧いただき
ありがとうございました!
コメント
14件

最終回!!! とてもハッピーな終わり方だった!!!!! 比喩とかじゃなくて普通に泣いたんですけれども… これからも幸せにな!!
最終回お疲れ様でした😭 最後まで本当に最高でした…… 終わってしまったのが寂しすぎます😭 勇斗くんと仁人くんはもちろん、生徒たちも最高すぎますわ😂 続編も楽しみにしてます(笑) 素敵なお話をありがとうございました😭✨