『四章 幸運の足枷、屋上の桃源郷』仮想空間での学校生活はもう2日が経とうとしていた
特に進展もなく、毎日くだらない話をしたりしていた
【2階 空き教室】
その日、俺たちは空き教室で倉庫に置いてあったカードゲームで遊んでいた
荒「よし!俺の勝ちー」
三「あらー、また最下位だ」
舞「やっぱり強いですね…!なんかコツとかあるんですか?」
荒「まぁ、生まれながらの天才なんでね」
雷「嘘つけ!頭使う系のゲームは苦手なくせに!」
星「確かに!直感系のが得意だよね!」
由鶴は連日体調が悪く、会議室で寝込んでいた
荒「今度は体育館でドッチボールでもやんね?」
雷「小学生かよ…、でもいいかもな」
星「じゃあ私外から道具持ってくるね!」
舞「私は天谷さんが心配なのでちょっと見てきますね…」
三「私はトイレ行ってくる」
そう言い残し、各々が行動し始めた
荒「俺たちもそろそろ体育館へ行くか」
そう言った時、ドンっという衝撃音がした
雷「え?」
教室の窓から下を覗くと
星「ごめーん!道具落としちゃって!」
荒「なんだ!怪我しないようにな!」
【体育館】
雷「あれ、まだ3人は?」
荒「きてないみたいだな」
そしてまたドンっと言う音がした
荒「また落としたのか」
数分後
星「いやーー!」
星空さんの悲鳴が聞こえた
【学校裏】
急いで駆けつけると
星「由鶴君が!」
そこには、血溜まりに浮かぶ由鶴の姿だった
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