コメント
7件
ンンンンン、可愛い()
この2人のペア好きなのでありがたいです!
全て妄想と捏造
ご本人様となんの関係もありません
無駄に長い+中身ほとんどない
チルする特殊と対応課が書きたかっただけ
魂貫通気味かも
腐ではない(生産場は腐)
プリ小説に載せてるのとまるまる同じ
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ある日の警察本署。
よく見る顔の数人が出勤してるものの、比較的平和な時間帯のせいか、皆外で思い思いに羽を伸ばしている。
そんな中、広々とした本署内に鼻歌を響かせる1人の人間。
「…ふーんふふっふーん♪〜」
派手なアロハシャツに身を包んだ、特殊刑事課のNo.1こと壺浦匠。
おおよそ警察には見えない風貌に、破天荒な性格。しかし、バット一本で敵を殲滅する確かな実力で、敵味方問わず名が知られている。
軽いサンダルの足音を響かせながら、無駄に上手い鼻歌をBGMに本署内を歩き回っている。
「ふーんふふっ…うおっ、」
長い廊下を曲がった先で、ピタリと足を止めた。視線の先にはソファに座って俯く人物。
「…こんなとこで何してんすか、アオセン」
まさに今探していた__つぼ浦がアオセンと親しみ(?)を込めて呼んでいる__青井らだおである。いつも顔を隠している鬼のヘルメットは、脇に置かれている。癖のない青髪が白い肌に影を落としていて、クマのある不健康な肌を目立たせていた。
「寝てんのかー?おーい、…ちくちょう」
ひらひらと手を振ったり、顔を覗き込んだりしてみたが、依然その顔は下を向いたままぴくりともしない。死んでいるのかと不安になるが、微かな息遣いと背中が上下している事でなんとか生存は確認されている。
口癖の悪態を吐きながら、周りを見回す。何度か視線を巡らした後、静かにその場を後にする。
数十秒後、つぼ浦はどこから持ってきたのか毛布を手に戻ってくる。しばらく何かを悩んだ様子の後、青井の肩にそっと掛けた。
よし、と小さく息を吐き、そっとその場を去ろうとした時。
振り向いた体を引き止めるように、強く腕が掴まれた。
「つぼ浦、」
聞きなれた、揚々のない掠れた声で名前を呼ばれる。
タイミングの悪い。心の中で悪態を吐きながら、振り向く。
「…起きてんなら言ってくださいよ」
「ふぁあ…今起きたんだよ…なぁに?随分可愛いことしてくれるじゃん」
予想した通り、腕を掴んだ犯人は、先程まで寝ていた青井らだおだった。青い垂れ目をニヤリと細め、黒手袋をはめた手でがっちりとつぼ浦の手首を掴んでいる。
「離してくださいアオセン」
軽く顔を顰めて、掴まれた右腕を振ったがぴくりともしない。痛くはないが、離す気のない粘着さを感じる。
たまに子供みてぇになるよなこの人、と呆れていると、まさに子供のような駄々捏ね声が返ってきた。
「やーだね、つぼ浦は俺と一緒に寝るの」
「はぁ?」
意味不明な言葉に思わず素の声が出る。何言ってんだ、とさらに顔を顰めたが、唇を尖らせたまま腕を引き寄せて座らせようとする青井に本気を感じた。
「何言ってんすか、俺はアオセンと違って忙しいんすよ」
「な〜にいってんだ〜、この時間なら暇でしょ?」
いつかの元先輩を思わせる言葉を言いながら、ニヤリと嫌な顔で笑う。つぼ浦は魂から察した、こういう時の青井はめんどくさいのだ。たしかに暇なのは暇なので、ここは諦めて従うことにした。
「あーーもう分かりましたよ!!座ればいいんでしょ座れば…ちくしょうやられたぜ」
ガシガシと頭を掻いて、青井の左側に腰を下ろす。合皮だろうか、すこし凹んだソファがつぼ浦の背中を包み込む。
その様子を見て満足したのか、青井はつぼ浦の肩に頭を預けて目を瞑る。
「…すぅ…」
数秒後、微かな寝息。
「(…秒じゃねぇか、ちゃんと寝てんのかこの人…)」
呆れか心配か、複雑なため息をひとつ。穏やかな寝顔とは裏腹に、目の下には濃い隈。
ランク5にして“黄金世代”の1人、青井らだお。地上のはるか上空で、人外じみたヘリ捌きとIGLの両立で犯人を捕まえる。
味方の命を背負うポジション、
対応課としてのストレス、後輩の成長にプレッシャーを抱えてきたのであろう。元々自己肯定感の低い彼だ、後輩が育ってくれば自らは前線から尻背くことも想像に容易い。
しばらくその寝顔を見つめた後、吸い込まれるように癖のない青髪に触れる。
「んっ…」
くすぐったそうに青井が身を捩るが、起きる気配はない。
右肩からは重みと共に体温がじわりと伝わる。犯罪通知もなく、世界にまるで2人だけの様で。
「(…なんか、ねみぃ……)」
微かな音だけの空間、隣の温かみも相待って眠気が襲ってきた。くぁ、と大きな欠伸をして、つぼ浦はゆっくりと目を閉じた。
〜〜〜〜〜
「つぼつぼー?どこにいるんだー?」
軽い足音を鳴らしながら誰かを探す人物。
肩幅のある体格に妙に似合っている、水色のエプロンに猫耳カチューシャ。つぼ浦と同じ特殊刑事課のNo.0、ましゃかりトラボルタこと赤ちゃんキャップである。
キャップは先ほどから姿の見えない、部下2人を探していた。つぼ浦が無線に入っていないのはいつものことだが、青井までとは珍しい。そんなことを思いながら歩いていると、サングラスの隙間から探し人達がソファにすわっているのが見えた。
「なんだ2人とも、ここに居た、のか…」
声をかけようと近づいて、言葉が尻すぼみになった。
視線の先には、お互いにもたれかかるようにして、眠りこける2人の姿があった。
どちらもとっくに成人している年齢とは思えない、子供のような無垢な寝顔と家族のような距離感。青井とは一つしか年が違わないのに、その庇護欲を掻き立てる姿に無意識に頬が緩む。
「2人とも100点だ。」
キャップは青井の肩からズレ落ちていた毛布を拾い、2人の膝にかかるようにかけ直す。そしてスマホを取り出し、そっとカメラを向ける。
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赤ちゃんキャップ
特殊刑事課と対応課が仮眠中。
起こした奴は私からロケランのプレゼントだ
【寄り添って眠る2人の写真】
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オルカ
匠が寝てるの珍しいな!らだおはしっかり寝てくれ!
成瀬
らだおが植木以外で寝てるマ?
マンゴー
つぼ浦そこ変わレ!!
ドリー
いい顔で寝てるね、2人ともおやすみ
皇帝
らだおとつぼ浦なんか距離近くないか?
ネル
なんだかんだ仲良いね〜
ナツメ
らだおくん可愛すぎか…??
ハンク
らだおきゅ〜ん♡寝顔かわいいね♡
ヴァン
寝ている姿も素敵ですね、ますます欲しくなります
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試しにやって見ました的なあれです。
どれだけ伸びるかな。
感想とか気軽にもらえたら嬉しいです。