付き合って無いし付き合わない🇬🇧と🇫🇷(男女)です。倫理観が低いかもしれない。
気分転換にサクッと書いたので色々雑です。
お互い内々のゴタゴタなんて忘れ去る様な緩やかな午後、イギリスを無理矢理連れ立ってお茶をしていると、ふと彼が口を開いた。
「フランス、私はあなたに恋をしているのかもしれません。」
「は? 」
勢いに任せて彼を引っ叩かなかった私は偉いと思う。
彼は急に一体何を言っているのだろう?意味がわからない。
というか彼、自分自身の感情なのに疑問形なのは、、、あぁ、もしかして自分自身の感情を正確に理解していないのか。それなら合点がいく。
ならば私がまずする事は、彼に何故恋だと思うのか聞くことだろう。
「えぇと、、、イギリスはどうして私に恋をしていると思うの?」
「えぇ、実はその、、」
「私はあなたのその美しい瞳がえぐり抜いてしまいたいぐらい、どうしようもなく欲しいと思ってしまうのです。」
「あなたのそのピンクトルマリンの様な鮮やかで煌びやかな美しい瞳が私の心をかき乱してしまう。私は最近になってこの感情を知覚したもので、もしかしてこれが恋、、、?状態なんですよ。」
、、、この回答は少し予想外。
けれど、彼のこの感情には私も覚えがある。まぁ生憎、恋なんてものではないのだけど。
「、、、イギリス、それは恋じゃないわ。」
「では、何なのでしょう?」
「それはね、羨ましいって気持ちよ。自分には無いものを欲しいと思ってしまう感情。」
「なるほど、、、何故分かったんですか?」
「そりゃあ、私もあなたの瞳が欲しいからよ。何度くり抜いてやろうと思ったか! 、、、まぁ、流石に冗談だけど。」
本当は、何度かくり抜いてしまおうと思ったことがあるのは言わないでおく。
「あなたの冗談は分かりにくいんですよ、、、」
「ごめ んなさい。でもあなたの瞳が欲しいと思うのは本当なの。あなたのそのブラックオパールみたいな引き込まれる瞳が羨ましくて仕方が無くて、、、」
本当に、、、欲しくて堪らない。
「、、、つまり私達は相思相愛って事ですか?」
「あんた話聞いてた?どうしてそうなるのよ、、、」
「だって、お互い瞳が欲しくて堪らないのでしょう?それはつまるお互い同じ感情を向け合う相思相愛ということなのではと、、、」
彼は馬鹿なんだろうか。偶に変な事を言い出す面白い男だとは思っていたけれど。まさかここまでだとは、、、というか、
「私あんたと、イギリスと相思相愛とか嫌なんだけど。」
「酷い、私の何処がいけないんです?」
「瞳欲しいな♡=恋って発想とか。後単純にゾワゾワする。」
「なら仕方無い、付き合うのは諦めましょう。」
「あら、諦めが早い。」
本当に、怖いぐらいに早い。
「付き合うのは諦めますから、フランス。あなたの瞳をください。出来れば両目とも!」
「え、嫌だけど。」
軽い設定
🇫🇷さん…マゼンタ色の綺麗なお目々のお姉さん。🇬🇧さんの綺麗な瞳は好き。他はあんまり興味ない。
🇬🇧さん…紺色に紫やら黄色やらが混じった素敵なお目々のお兄さん。🇫🇷さんの瞳が欲しい。他も嫌いじゃない。
🇬🇧さんと🇫🇷さん…近所の友達ぐらいの距離感。
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