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ヴォルタてぇてぇ日記 1日目 風楽奏斗
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今日は、大きな依頼も今日までに終わらせなきゃいけない仕事も無かったから久しぶりに1日カフェZeffiroにいることが出来る。
カフェの開店準備中、2人でテキパキとテーブル拭きや材料の仕込みを終わらせていく。
心なしか僕がいて雲雀も嬉しそうだ。
鼻歌まで歌っている。
僕がいなかったらほぼワンオペみたいなもんだもんな。
お昼時になるとカフェは少しずつ混んできた。
雲雀は忙しくキッチンとフロアを行き来している。
「奏斗~!手伝ってよ~!」
『~?頑張って~^^』
「もぉ~!」
《《 店員さーん!
「はーい!今行きまーす!」
さすがに人が増えてきたか。
この店のオーナーとして一肌脱いであげますか!
『雲雀!』
名前を呼ぶと雲雀は、パァァっと笑顔を向けてきた。
手伝ってくれるって分かったのかな。
まぁ、あんな笑顔を向けられたら絶対に手伝っちゃうでしょ。
料理は………うん。って感じだけど、接客は得意だから!
『雲雀はっ……』
「キッチン」
そう言うと片手で丸を作り、歯を見せて笑ってみせた。
さっきよりも強く明るく眩しい笑顔だった。
僕のこと理解しすぎ、最高の相棒だ。
「接客頑張れよ」
『おう!』
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『あ”ぁ~~!つかれたぁ~』
「お疲れぃっ」
「はい、コーヒー」
『ありがとー』
雲雀だって疲れてるはずなのに。
「奏斗~まだお昼終わっただけだよ?」
『え”っ』
『あ~、午後も頑張ってね~』
「2人でな^^」
『ふぇぇ(涙)』
夕方、夜もそれなりに忙しく大変だった。
雲雀は毎日一人で対応しているんだからホントにすごい。
さっき最後のお客さんが帰った。
お店を閉めた。
後は掃除と片付けだ。
お客さんの、飲みこぼしや食べこぼしを1つ1つ綺麗にしていく。
これが地味にめんどくさい。
2人で役割分担して早く終わらせられるようにした。
『雲雀~!2階終わったよ!』
「お疲れ!」
雲雀は階段の近くの場所を拭いていた。
『そこ最後?』
「うん!あと少し」
『良かった良かっ…』
気を抜いていたのが悪かったのか階段から足を滑らせてしまった。
しかも下から5段目っていう…
あ…これやばい
ドンッ
店内に鈍い音が響いた。
痛………くない? なんか体があったかいし。
うっすら目を開けると雲雀が僕の下敷きになっていた。
「奏斗大丈夫か?」
『あっ…ごめん!』
僕はすぐに雲雀の上から退こうとした。
「もう…少し乗ってていいよ」
優しく頭を撫でてくれた。
今日は1日動きっぱなしで疲れた。
少しだけ、少しだけ…
『ん”ん~』
顔を上げる。
雲雀と目が合う。
『………、どのくらい寝てた?』
「1時間ちょいくらいかな?」
うわぁ~!!最悪だ!睡魔に負けた!
『ごめん…』
「大丈夫!それに寝顔可愛かったし…ボソッ」
『え?』
「…何でもない!」
「帰ろうか…」
『う、うん』
なんだか濃い1日だっな…
コメント
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これはてぇてぇや