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五条に応接室のような部屋に案内されソファーに座る叶。

真希は肩に乗せていた葛葉を叶に投げた。

叶は投げられた葛葉をキャッチし、ソファーに寝かせた。

葛葉は叶の膝の上に頭を乗せて仰向けでソファーに寝ている。


「それじゃあ、何から説明してもらおうかな。」


机を挟んでもう一つのソファーに座る五条。

真希やパンダなどの他の生徒は五条の後ろや横に立った。


「えーと……どこから説明しましょうか…。」


叶は呪術師などが存在しない自分たちの世界のことと、こちらの世界のことを知っていることを話した。

葛葉と叶の所属するにじさんじには異世界人もいることから何かしらの理由でこちらの世界に来てしまったと話した。

そんなありもしないような話を聞いて真希や伏黒は疑いの目を向けた。


「はぁ?そんなありえない話信じられるわけないでしょ。」


釘崎は疑いを声に出した。


「なにそれ!すっげぇ!」

「しゃけ!」


虎杖、パンダ、狗巻は目を輝かせていた。


「うーん。信じられないけど、今は信じるしかないかな。」


そう言いながら五条は葛葉の顔を覗いた。


「君達の名前、聞いてもいい?」


五条は二人を指差した。


「僕は叶、人間です。こっちは葛葉で吸血鬼です。」


叶が吸血鬼という言葉を発した瞬間に五条を含めた男子生徒が反応した。


「吸血鬼!?本当に実在するんだ!すご!」


最初に声を出したのは虎杖だ。

キャッキャと騒ぐ男子に真希と釘崎は呆れていた。


「うわー!やっぱりねー。葛葉くんの呪力は、呪力とは違う力みたいだし!」


生徒達が感じた力は呪力ではなく、葛葉が持っている魔力だったのだろう。

葛葉は吸血鬼であり姿を変えることが出来る。

その魔力がこちらの世界の呪力と似ているらしい。

一方、葛葉に対して叶からは呪力のかけらも感じ取れない。

五条はそれも不思議に思ったが、彼らが異世界人なら理解できる。


「うんうん。葛葉くんと叶くんが敵じゃないことは信じるけど、二人とも帰る方法分かるの?」


五条の言葉に叶が答えようとしたとき、叶のスマホから着信音がなった。


プルルルル、プルルルル、プルルルル


叶がポケットから恐る恐るスマホを取り出す。

発信元はでびでび・でびるだった。

叶はスピーカーにして電話に出た。


「もしもし、でびちゃん?」


叶はスマホに向かって話した。

すると聞いたことある声が返ってきた。


「あ!うさんくさいやつぅ?生きてるぅ?」




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