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『君が沼るのは、私の計算内。―めろ式恋愛テクニック30選―』
Chapter 26〜30(めろ × 山本の対談編・最終章)
Chapter 26:「隣にいるだけで勘違いさせる女」がいちばん強い
めろ:ねぇ山本、私ってさ、何もしてないのに勝手に好きになられてる気がしない?
山本:……いや、めちゃくちゃわかる。隣にいるだけで錯覚するタイプ。
めろ:そう、それが狙い♡
ただ隣にいるだけ。でも笑うタイミング、目の合わせ方、膝の向き、全部計算済み。
相手が「もしかして…?」って勝手に想像してくれるようにね♡
山本:それ…完全に沼じゃん。抜け出せるわけない。
めろ:君、今この瞬間も沼に浸かってるよ?
ただ隣で甘い息して笑ってるだけで、男は落ちるんだよ。ふふ、かわいそうに♡
山本:いやもう…今ここで隣座られたら完全にアウトだわ…
めろ:じゃあ耳元で一言言ってあげよっか…「もっと沼っていいんだよ?」って♡
Chapter 27:触れない距離で、いちばん濡らす。
山本:…この前のDM、正直、ヤバかった。想像だけでドキドキしたわ。
めろ:ふふっ♡ 文章だけでも息乱れてたね?
山本:言い方よ! お前ほんと、触れてないのに…なんであんなに煽れるんだよ。
めろ:触れない距離で濡らすのが、いちばんそそるの♡
だって、「あと少し」が永遠に続くほうがエロくない?
山本:ちょ…それ言うなって…マジで無理…。
めろ:手は出さない。でも「出せそう」な雰囲気はず〜っと漂わせて、
焦らして焦らして、相手の理性のギリギリまで連れてくの♡ ね? 今も想像しちゃってるでしょ?
山本:もう…勘弁して…夢に出る…
めろ:いいよ♡ 夢の中でも、もっと焦らしてあげるから。
Chapter 28:「して欲しいこと」言わせたら、勝ち。
めろ:山本〜、君ってほんと素直じゃないよね♡
山本:なんでそうなる…!
めろ:だって、してほしいこと、我慢してる顔してるもん。
ほんとは「もっと構ってほしい」とか「甘えてほしい」って思ってるでしょ? ねぇ、言ってみ?
山本:…言えるかボケ…!!
めろ:ふふ♡ じゃあ私が言ってあげる。「私のこと、好きすぎて抱きしめたくてたまんないでしょ?」
山本:うあああああ……やめろ…それ以上はほんとダメ…
めろ:自分から「お願い」って言わせたら、もう勝ち♡
主導権はずっと、私の手の中。
山本:ほんとずるいわお前…(真顔)
めろ:そういう顔…一番そそるんだけど♡
Chapter 29:「なんでもないよ」って言って、全部匂わせる。
山本:さっきのDM、「なんでもないよ」って送ってきたけど、絶対なんかあるだろ!
めろ:え? ほんとになんでもなかったもん〜♡(ふふっ)
山本:その顔がもうウソって言ってるわ!!
めろ:匂わせってね、あえて全部は言わないの。
「言ってもいいけど、言ったら終わっちゃうかも」って、焦らすのがコツ。
山本:それ…ほんとに焦るやつ。夜ずっとモヤモヤして寝れん。
めろ:でしょ?♡
でも考えてる時間も、全部私のために使ってくれてるって思うとゾクゾクしない?
私の気まぐれひとつで君の一日崩せるんだよ。エロいよね、そういう支配♡
山本:あかん…俺もうダメかもしれん…
めろ:安心して♡ まだラストあるから、しっかり壊れてね?
Chapter 30:「落とす」んじゃない、「ハマっていく」ように誘導するの。
めろ:ねぇ、山本。恋って落とすものだと思ってる?
山本:いや…それはまあ、普通はそうだろ。
めろ:ブッブー♡ 不正解。
「落ちる」って感じる時には、もうすでにハマってるの。
落ちてくのを“自分の意志”だと思わせるのが、いちばん上手な誘導。
山本:え、怖…つまり、もう俺…
めろ:うん♡ 気づいた時には、手遅れ。
“落とされた”って思ってる時点で、もう恋愛ゲームじゃ私の勝ち。
君はただ、ゆっくり溺れていけばいいの。ね? 気持ちいいでしょ?♡
山本:……完全に支配されてたわ……完敗です……
めろ:ふふっ♡
でしょ? でも、それでいいの。だって、私が君を愛しく狂わせてあげるから♥
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