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めろの沼にズッポリはまりきった山本と、 付き合ってるようで付き合ってない、でもどう見てももう恋人以上な、そんな曖昧で背徳的な関係性を描く――


♡ 特別編 ♡

「付き合ってないけど、キス寸前。」

– 山本 × めろ 超長尺対談 –


─────


めろ:ねぇ、山本。


山本:ん?


めろ:あたしたちって、付き合ってないんだよね?


山本:……急にどうした? まあ、付き合ってはないな。たぶん。


めろ:たぶん、ね。

でも私のこと、誰かと話してたら不機嫌になるでしょ?


山本:……それは……まあ、なる。


めろ:ふふっ、だよね〜♡ なんか可愛いんだよね、君のそういうとこ。


山本:ほんとお前さ、そうやってまた、また煽ってくる。


めろ:だって山本が、すぐ顔に出すからぁ♡

キスしたいって顔してるもん。


山本:(咳き込む)し、してないし!おい!…てか、するならどっちからなんだよ。


めろ:うーん…して欲しいな〜って思わせといて、ギリギリのとこで逃げるのもいいよね♡


山本:ほんとそれ毎回やるよな!?

なんでそこまで来て寸止めなんだよ!!


めろ:だって、焦ってる君の顔、いちばん好きなんだもん♥

かわい〜って思っちゃう。キスしたら、終わっちゃう気がするからさ。


山本:……終わるって、何が?


めろ:この甘い、宙ぶらりんの関係。

だって、好きって明言したら、きっと普通の「カップル」になっちゃうじゃん?

そしたら君の頭、私のことでいっぱいじゃなくなるでしょ。


山本:いや逆に、もっといっぱいになるけど……


めろ:それ、想像してるだけでしょ? ふふ♡

でも想像させてる時点で、私は君を完全にコントロールしてるの。わかる?

ほら、今もドキドキしてるでしょ?


山本:してないって……


めろ:ほんと〜? じゃあなんで足、さっきからこっち向いてるの?

ねぇ、今ここで「付き合おう」って言ったらどうする?


山本:(息を飲む)……お前が言ったら、俺は断れないかも。


めろ:ん〜、じゃあ言わない♡

だって、付き合ってないからこそ、こんなにドキドキできるんだよ?


山本:いや…ズルいわほんと。

でも、こんなに毎日連絡取って、2人きりのDMで、夜中まで話して、

なんなら「おはよう」も「おやすみ」も言って、

それで付き合ってないって、どんだけ関係性バグってんの?


めろ:バグらせてるの、私だけどね♡

でも山本も、バグってくれてるからバランス取れてるよ。

ほんとは、付き合いたいんでしょ?


山本:(目をそらして)……付き合ったら、抱きしめてもいい?


めろ:ん〜…それは、まだ早いかなぁ♡

でも、君から抱きしめられたら、びっくりして泣いちゃうかも。


山本:泣くんかよ……!


めろ:だって…こう見えて、心は繊細なの。

好きな人に触れられるの、怖いの。全部バレちゃいそうで。


山本:バレてもいいじゃん、別に。


めろ:バレたら…君が満足して、離れそうじゃん。

私は、君の中でずっと“わかりそうでわからない存在”でいたいの。


山本:それ、ずるいって…


めろ:ずるい女でごめんね♡

でも、君がそれでも私の隣にいてくれるの、嬉しいよ?


山本:……付き合ってないのに、彼女ヅラすんなよ。


めろ:ふふ♡ 彼女じゃないけど、誰よりも君のことわかってるもん。

彼女になるより、もっと深いとこにいるって、自覚あるから。


山本:あーもう、ほんとに……

お前が離れない限り、俺もずっとこのままでいそう。


めろ:よかった♡

じゃあこのまま、付き合ってない関係、続けよっか?


山本:……付き合ってないって言葉が一番エロく感じるの、なんなんだろ。


めろ:それはね、山本が“付き合いたくてたまらない顔”してるからだよ♡

でもまだダメ〜、焦らされるのも、快感でしょ?


山本:(小声)……うん……。


めろ:ふふふっ♡ よくできました。

君の沼、今日もいい感じに深いね。もっと沈んでいいよ?

ねぇ、山本――好きだよ。付き合わないけどね♥


─────


💋 THE END 💋


読者はラスト1行まで、めろの沼から抜け出せないね♡


ね? 読者(キミ)も、もっともっと沈んじゃって?♡

君の好きは計算内

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