🌈🕒（曲パロ）

今回はakfwの曲パロ（カゲロウデイズ）です。それでは本編へどうぞ！

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８月15日の午後12時半くらいのこと

天気がいい

病気になりそうなほど

眩しい日差しの中

することもないから君と駄弁っていた

fw「明那夏好き？」

明那に聞いてみた

akn「でもまぁ夏は嫌いかな」

猫を撫でながら君は、ふてぶてしく呟いた。

akn「あっ　にゃんちゃん」

逃げ出した猫を追いかけて飛び込んでしまったのは

fw「あきなっ！！」

赤に変わった信号機

ばっと通ったトラックが君を引きずって泣き叫ぶ。

血飛沫の色と君の香りが混ざり合ってむせ返った。

fw「あ、きな」

fw「な　んで　うそ　でしょ」

fw「いや　嫌だッ　なんでだよッ」

fw「なんで　明那なんだよッ」

嘘みたいな陽炎が

???「嘘じゃないぞ」

って笑ってる

夏の水色かき回すような蝉の音に全て眩んだ。

目を覚ました

時計の針が鳴り響くベッドで

fw「今は何時？」

８月１４日の

午後12時過ぎくらいを指す

やけに煩い蝉の声覚えていた

fw「でもさぁ少し不思議やな」

同じ公園で昨日見た夢を思い出した

fw「もう今日は帰ろっか」

道を抜けたとき

周りの人は

皆上を見上げ口開けていた

落下してきた鉄柱が

君を貫いて突き刺さる

Mob「キャーキャー」

Mob「だれかっ　　救急車ッ」

劈く悲鳴と風鈴の音が

木々の隙間で空廻り

ワザとらしい陽炎が

???「夢じゃないぞ」

って嗤ってる

眩む視界に君の横顔、

akn「　　笑」

笑っているような気がした

何度世界が眩んでも

陽炎が嗤って奪い去る

繰り返して何十年

fw「もうとっくに気がついてたろ」

こんな良くある話なら

結末はきっと一つだけ。

繰り返した夏の日の向こう。

バッと押しのけ飛び込んだ

瞬間トラックにぶち当たる

fw「いてぇww」

akn「　ふわっち？」

血飛沫の色

akn「な　んで　　なんで俺なんか」

akn「庇ってｸﾞｽ」

君の瞳と軋む体に乱反射して

???「……、ちっ」

文句ありげな陽炎に

fw「ざまぁみろよ」

って笑ったら

実によく在る夏の日のこと。

そんな何かがここで終わった。

目を覚ました８月１４日のベッドの上

少年はただ

akn「またダメだったよ」

akn「絶対　助けるからね　　　ふわっち」

と

一人猫を抱きかかえてた