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ほのぼのですね
人気者
「今年もきたかぁ〜このときが。」
「せやなぁ〜」
「ロボロは見たいんや?“ランキング”」
そろそろ張り出されるwrwrd軍、幹部人気ランキング。
毎年毎年まぁご丁寧に一般兵の方が張り出すんですよ。
「単純に気にならへん?一般兵がどう思ってるのか。」
「と言うかシャオロンは気にならへんのか?」
「ん〜まぁ順位は分かりきった事だしなぁ…」
そのランキングでは、何人の一般兵に聞いたのかは知らないが、俺の順位は分かっている。
どうせ“不人気”の定評があるのだから、最下位だろう。というかそうだ。
今までのランキングでも俺が“全て”最下位だった。全て。
「ロボロはええよなぁ〜、まぁまぁ上の方やん…」
「んふw当たり前やろw」
「チビのくせによ」
「一言いらんくないか?あんさん??」
「www」
「でも何でやろなぁ…シャオロンが最下位なのはおかしいんちゃうか?」
「変に気ぃ使わんで?傷つくわ」
「いや気ぃ使ってへんよ。本音。シャオロンおもろいやつなんになぁ。」
「…何急に…きも……」
「褒めてるんやから素直に喜ばんかい!!」
「wwwきもいのは事実やない?ww」
「なんやて?」
最下位と分かっていても、毎年見に行ってしまうのだ。
自分の順位が上がっていればと期待をしているのだろう。
どうせ最下位なのに。
わいわい…がやがや…
「……人多いな…」
ランキングが張り出されるのは一般兵の棟だ。
なので、まさか幹部本人たちが見に来ているなど夢にも思ってないだろう。
一般兵にバレるとちょっと面倒くさいことになるので、幹部たちはなんとか変装したりして見に行っている。
人が多いので、かき分けて行かないと見えないのがちょっと厄介だ。
「おいしょっと…」
人混みを抜けて、ランキングが見える位置まで行く。
****年 幹部(総統)人気ランキング〜!!
1位〜〜様 9位〜〜様
2位〜〜様 10位〜〜様
3位〜〜様 11位〜〜様
4位〜〜様 12位〜〜様
5位〜〜様 13位〜〜様
6位〜〜様 14位〜〜様
7位〜〜様 15位シャオロン様
8位〜〜様
主※他のランキングは皆さんが決めてください。
なんならシャオさん動かしてもいいですよ?
シャオさん最推しとしては不本意ですからね☆
ちなみにこのランキングはマンさんやひとらんさん、ペ神さん(?)や兄さんさん(?)、レパさんもこみです
「…またかぁ〜」
周りに聞こえないようため息をつく。
期待してなかったからいいのだ。
コツコツ(靴の音)
「お!あんさん見てきたんやな!」
ロボロがこちらを見るなり駆け寄ってくる
「まぁな。また最下位やで〜…ちょっとは順位上がらせてくれや…」
「せやなぁ?まぁやっぱ俺のほうが人気なんやなぁ??」
ロボロがニヤつきながら言う
「んなことねーし???一般兵のような愚民どもには俺の良さがわからへんだけやし??」
「wwwそれはあるwww」
「せやろ!」
「何話してるのかぜ!?」
「まぜてくれや〜」
そこにゾムと大先生が混ざってくる
「またシャオちゃん最下位やってんな〜」
「俺シャオロン結構好きやねんけど…」
「ゾム、嬉しいけどお前俺と遊べるからってだけやろ」
「www図星やな」
「そ、そそそんなことないぜ???」
「wwwシャオちゃん勘づいてるww」
「当たり前やろ」
ゾムは焦っていて、ロボロと大先生と俺は爆笑。
何気なく話せるこの時間は好きだ
すると、先程まで焦っていたゾムが何か閃いた顔をした。
「久しぶりやからトントンたちも誘ってゲームしよーぜ」
「ええなぁ!」
「俺ボコされへんかな…、?」
「大丈夫やろ〜??」
「じゃLI〇Eで呼びかけとくわぁ」
俺はたとえ一般兵からどう思われてようと、関係ない。
一般兵の“人気者”じゃなくたって、いい。
皆の人気者やから