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アイドルの君
























俺は東雲彰人。


鬱病と戦っているオタクだ。


まぁ鬱病と言ってもただ気持ちの浮き沈みが酷いだけだが。

一応悩んでることの一つではある。


まぁその鬱が一番ひどいときに俺の事を救ってくれたのがアイドルの「青柳冬弥」だった。


たまたまスマホで歌って踊るシーンの切り抜きを見て心が救われた。


彼は地下アイドルというもので地下アイドルの中では人気な方。


CDとかも出してて結構人気。



男のファンは少ないみたいで安心する。

一応同担拒否という部類。


CD5枚につき1枚チェキが取れたり1分おしゃべり出来たりと特典がある。


それをモチベに鬱病と戦って絶賛治療中だったりする。


気分が沈む時は冬弥くんの歌を聴いて踊ってる姿を見て元気と勇気をくれる。


それが俺の生きがいだった。
































母「今日冬弥くんのライブでしょ~?送ってくけど車乗る?」


🥞「いいのか?じゃあ頼む。」


母「今日はチェキ?」


🥞「チェキ1枚と2分おしゃべり。」


母「いいねぇ~。楽しんできなね。」


🥞「うん。」






母もそんな俺を応援してくれている。

今日はSS席が取れたからすごく楽しみだ。































歌い終わり…



🥞「(はぁ~良かった…今日も美しい…)」


☕「今回はみんなにお知らせがある。」


🥞「(ん?なんだ?新曲のCDとか?)」


☕「俺は1週間後に…アイドルを辞める。」


🥞「は…?」


☕「悲しませてしまって申し訳ないが…俺は少し進みたい道がある。これから少しだが芸能界にも出ると思うし歌うのを辞めない訳じゃないがこうやってライブを開くのは最後だと思う。」


🥞「(…嘘だろ、…)」


☕「YouTubeの方で月1程度に動画もあげるつもりだしそちらも応援して欲しい。」


🥞「(…理解が追いつかない、)」


☕「混乱させていると思うが…これからチェキとお喋り会だな。最後かもしれないから…どんな事も聞こうと思う。お名前呼びも今日はOKにする。楽しみにしている。」


☕「じゃあまたいつか会いましょう!青柳冬弥でした!!」



🥞「(信じれない…冬弥くん…?)」






















スタッフ「最後の方どうぞー」


🥞「あ、はい…俺最後か、」


☕「…悲しませてしまっているようだな。」


☕「彰人くん。」


🥞「…え、なんで名前知って…」


☕「前のお名前把握会で来てくれただろう?いつもどんなライブも来てくれるし最後の曲は泣いて聞いてくれるから嬉しくて覚えているんだ。」


🥞「に、認知…?俺、冬弥くんに認知されてるっ…」


🥞「へ、ほんと、夢じゃない…」


☕「ふふ、夢じゃないぞ。俺は彰人くんの応援で頑張れた。ペンライトを必死に振ってくれてあんなに嬉しそうに見てくれるような人は君しかいない。」


スタッフ「あの、…チェキよろしいですか?」


🥞「あ、はい。このポーズで…。」


☕「このポーズか?ふふ、わかった。」


スタッフ「行きまーす。3.2.1」


パシャ…


🥞「わ、いい感じ。冬弥くんイケメン…」


☕「ふふ、彰人くんはかわいい。」


🥞「へ、」


☕「ふふ、さっきの続き聞かせてくれ。」


🥞「えっと…」


🥞「お、俺っ…実は鬱病でっ…冬弥くんの歌聞いて救われてっ…泣」


☕「全部知ってるぞ。Twitter見てた。「あき」というアカウントだろう?」


🥞「なんで知ってっ…」


☕「たまたまおすすめで俺の事が書いてあるツイートが流れて来てからたまに見ていた。鬱の時俺の曲を聴いて元気を出してくれているのだろう?」


🥞「そうだよっ、…俺は冬弥くんが居ないとダメなんだよっ…泣」


スタッフ「お時間でーす」


☕「すみません。あと少し話させてください。」


スタッフ「ですが…」


☕「これが最後なんです。最後くらい話させてください。後、少し場を外していただきたい。」


スタッフ「…分かりました。待合室の方でお待ちしております。何かあれば呼んでください。」


☕「はい。」

















☕「ふふ、順番は最後だし時間関係なく話そう。」


🥞「い、いいんですか?そんな、…」


☕「俺は彰人くんが大好きだからな。」


🥞「っ…!//」


☕「良かったらLINEを交換したい。」


🥞「え、そんな、冬弥くん捕まっちゃう…」


☕「もう俺はアイドルじゃない。だから…ダメか?」


🥞「ダメじゃないっ…」


☕「じゃあ交換しよう。」




ピロンっ…


🥞「で、出来ました…」


☕「ふふ、家に帰ったら連絡する。ゆっくり話そう。」


🥞「へ、こんな事他の人にも…?」


☕「いや、彰人くんだけだ。」


☕「彰人くんだからこれからは…ライブ会場ではなく街で会いたい。」


🥞「へっ…」


☕「返事は後でいい。俺とお付き合いしてくれませんか。」


🥞「ま、ぇ、冬弥くんっ…?え、なんで、付き合う、?へ、」


☕「すまない。パニックにさせてしまったな。ゆっくりでいいから返事を聞かせて欲しい。どんな返事でも迷惑でなければ俺は諦めない。」


🥞「わ、わかった。ゆっくり家で考える。冬弥くんは俺でいいの、?ド、ドッキリ、?」


☕「ドッキリでもなんでもない。俺の願望だ。俺は彰人くんがいい。彰人くんじゃなきゃ嫌だ。」


🥞「…し、信じる。俺は、冬弥くんの事が宇宙一大好きでファンで、俺の心臓的な存在の冬弥くんの言葉を俺は信じる。」


☕「ほんとうか!ありがとう。返事を待っている。俺はそろそろスタッフさんと打ち合わせだからお見送りはできないがまた話せると嬉しい。また会おう。」


🥞「うんっ!またね!冬弥くん!」






あぁ、これは夢だ。


神様、いい夢をありがとう。




















帰宅後



ピロンっ…



冬弥「もう家には着いたか?」




いいや。夢じゃない。


これは現実だ。



















END




連載かも💭💭💭

コメントくれないとモチベが下がって続きでないかも😸

もちろんいいねもしてね^^



おつたに!

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コメント

4

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続き楽しみです!こういうの好きです…共感できるから好きです!

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