2話
まぁ色々あり…俺は推していたはずの冬弥くんと付き合うことになった。
その時の話でもしよう。
🥞「(プライベートで会うとかこれ本当に大丈夫…?ハメられたりしてないよな、?今からでも帰るか、?いやいや、もし来てたら…)」
🥞「(あれ、あの服…前冬弥くんがインスタに載せてた服…髪の色も似てる…あれもしかして…)」
🥞「…と、冬弥くん、?」
☕「ん?彰人くん?!来てくれたのか!」
🥞「ま、まぁ、約束してたし、あんまり人混み行けないけど…」
☕「じゃあ…喫茶店は入れるか?」
🥞「今昼の時間だし…人多いから多分無理かも、ごめんなさい…」
☕「謝らないでくれ。じゃあそうだな…えっと、…俺が払うから少し高いレストランに行ってもいいか?そこなら個室があるから…」
🥞「お、お金払ってもらうのは…だ、ダメだよ。俺が貢ぐ…」
☕「ここは俺に払わせてくれ。誘っている身だしな。」
🥞「じゃ、じゃあお願いします…」
☕「よし、じゃあ行こう。」
推しと並んだりCDを買っていないのに喋っているのは有り得るはずのない現実で頭がこんがらがりそうだ。
☕「ここは俺の行きつけなんだ。個室もあって雰囲気も良いし…気に入ってくれると嬉しい。」
🥞「へぇ…綺麗な場所。さすが冬弥くんが好きになる理由も納得する。俺もここだったら落ち着けるかも。」
☕「ふふ、良かった。それで…返事を聞いてもいいか?」
🥞「…うん。」
🥞「その…もちろん付き合えるもんなら付き合いたし冬弥くんのこと大好きだし、付き合いたい気持ちは山々だけど…その、」
🥞「…俺、性格ひねくれてるし、飽き性だし、メンヘラだし、すぐ嫉妬するし、人混みダメだし障害者だし、片付け出来ないし…すぐ体調崩すし…いい所なんて何も無い、…」
🥞「鬱…とか、酷いと薬使うし、腕も汚い、。こんな俺は…冬弥くんと似合わない。輝いてる隣に俺なんかがいるのは…見合わない…」
☕「…本心を聞かせて欲しい。彰人くんは自分のダメなところを引き出して自分を影にしている。最初に言ってくれただろう?付き合いたいって。それが本心なら、付き合ってみてもいいんじゃないか?」
☕「もちろん無理にとは言わないし強制もしない。ただ、自分には見合わないからとか…そんなの関係ない。障害だからとか関係ない。そのままの彰人くんが好きなんだ。」
🥞「…俺、めんどくさいよ、?今日はたまたまオシャレ少ししたけど…いつもは毛玉の着いた服ばっかりだし髪も整えないし、寝てばっかりだし、昼夜逆転するし、」
☕「彰人くん。言わせていただくが俺はどんな彰人くんでも受け止める。彰人くんが悪いことしても人を殺しても俺は彰人くんを受け止める。」
🥞「人を…殺しても、、?」
☕「例えの話だ。だが、俺はその覚悟で君を愛している。君が俺の曲を聞いて泣いてくれた時初めて嬉しいと思った。」
☕「YouTubeで初めて動画と投稿してグッドボタンを貰ってもコメントを貰ってもフォロワーが増えても嬉しかったけど…心は揺らがなかった。」
☕「けど君が、俺のライブに来て…初めて泣いてくれたんだ。必死にペンライトを振ってくれてあんな下手な歌に涙を流して聞いてくれたことが嬉しかったんだ。その日から毎回ライブに来てくれて…チェキや握手会を通して君と話す度にこの気持ちは好きに変わったんだ。」
☕「運命だと思った。俺は君に恋をしたと自分で自分を知ったんだ。」
☕「彰人くんが嫌ならその気持ちを尊重する。もう一度聞いてもいいか?」
☕「俺とお付き合いしてくれませんか?」
🥞「…お、お願いします、!」
☕「!」
☕「本当か!?す、凄く嬉しい、夢みたいだ、…」
🥞「俺も…推しと付き合うとか…夢だよな、」
☕「これからは推しじゃなくて恋人として頼む。」
🥞「あ、…たしかに。よろしくね、ダーリン。」
☕「だ、だ、ダーリン、?」
🥞「嫌だった、?」
☕「違う!彰人くんからダーリンと言われる日が来ると思わなくて…破壊力が…」
🥞「…な、何言ってるかわかんないけど嫌じゃないならいいや。えっと、これからはどうしたらいい?」
☕「これから?」
🥞「その、一緒に住むとかするの?」
☕「あぁ、その事は俺から言おうと思ってたのだが、良かったら一緒に住みたい。」
🥞「…一緒に住む…」
☕「いや、全然嫌ならいいんだ。」
🥞「嫌じゃないけど…その、片付け出来ねぇよ?今は大丈夫だけど鬱の時酷いと思う、…言う事聞けないと思う…し、」
☕「全部サポートする。約束する。」
🥞「…まぁ、…そこまで言うなら…大丈夫かな、。あの、無理しなくていいからな、?」
☕「無理をしたって君の近くに居たい。無理くらいさせてくれ。」
🥞「…じゃあ、よ、よろしく…お願いします、」
☕「あぁ!こちらこそよろしくお願いします!」
なんて事があり、親に説明したところ親もびっくりした状態で最初は信じてくれなかったけど家に呼んで一緒に会って話をしたらよろしくお願いしますと、直ぐにOKが出た。
その後薬とか鬱の俺の症状とか色々冬弥くんに説明していたらしい。服とか必要なものをカバンに詰めて恋人と家を出た。
冬弥家到着
☕「どうぞ。上がってくれ。」
🥞「お邪魔します、!」
☕「家はマンションだが人との関わりはあまり無いし防音だから声も大きすぎなければ聞こえないと思う。」
🥞「防音…すごい。」
☕「ふふ、まぁ音楽をやっているしな。お隣さんに歌で邪魔をする訳には行かないからな。」
🥞「確かに、そういえばアイドル辞めてなにかしたいことがあるのか?」
☕「…実は君とお付き合いをするためにアイドルを辞めた…。」
🥞「…は?」
☕「す、すまない…アイドルを続けていてももし一緒にいる事がバレたり、万が一付き合っていることがバレたらと思って…。」
🥞「…もし付き合わない選択してたら…」
☕「いいや、そんなに重く考えなくていい。一応今年中には辞める契約だったしな。」
🥞「契約…?」
☕「あぁ、父さんが…。歌う俺を見て父さんが3年だけならアイドルとして表に出ていいと言われたんだ。だから契約といった形で3年間アイドルをしてきたがまぁ結局は辞める予定でもあったしこれから俺は進む道があるからな。」
🥞「契約か、…進む道…」
☕「あぁ、俺はこれからモデルとして頑張っていく。」
🥞「ま、マジで、!モデル?!」
☕「あぁ。まぁ芸能界にモデルとして出てこれからは頑張りたいと思う。」
🥞「へ、本当か?!俺、絶対応援する!どんな事でも応援する!」
☕「ふふ、ありがとう。実は雑誌の表紙にも載るんだ。前撮影に行ってきた。」
🥞「へぇ!すごい…」
☕「ありがとう。彰人くんにそんなこと言われると照れるな、笑」
🥞「ふっ、冬弥くん顔赤い 笑」
安定した日常は送れるのでしょうか?
END
コメント本当に励みになる🥹
頑張れる理由になれるよ😸
最近書くには書くんだけど全然いいのが書けなくて止まってる😔
投稿頻度落ちちゃったけどこれからも頑張るからコメントといいねよろしくね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
おつたに!
コメント
1件
めっちゃ良きです!!最高です!! 彰人一番に考えててパロは変わっても冬弥の中身は変わってなくてめっちゃ良いです!!笑 たにさんの作品だいたいはネガティブっぽい?感じが多いけど(拒食症とか不登校とか…?) 今回のアイドルパロは結構明るめのイメージで、好きです!どっちも好きですけどね!笑 このコメントも励みになってるのかな…?なってくれてたら嬉しいな〜笑