あの舞台の上で輝く自分を見てみたかった。
オーディションは嫌だった。比べられるのも
自分を見られるのは正直最悪だった。
気持ち悪くて汚れた私を他の人間が見る程、私は仮面を被らないといけない。
特に好きじゃない自分の声を一音ずつなぞって行く。
嗚呼、寒気がする。
特に思ってもいない気持ちを伝えようと私は気味の悪い顔で微笑む。
審査に送るための動画を取っては見直し削除して。
もう虫唾が走る。
元々好きだったはずの演劇さえも嫌いになってしまう。
もういい加減にしてくれ。
私と言うものを悲劇的名詞、いや、大悲劇的名詞にしないでくれ。
きっと演じても発しても伝わることはない。この演技では。
それから私は伝える技法を変えたのです。
私が前に立たなくても文字であれば文字体が皆の前に立ってくれます。
美しくもない文体を読んてくれる者がいるであろうか。
この迷いの気持ちはどうなるのであろう。
気持ち悪く嫌になります。
嗚呼すべて気持ち悪うございます。
愛嬌笑いおも下手であるのです。
私はもう無理でありました。
僕 の 実話 を 元 に 書き ました 。
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