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暴れ馬共を落ち着かせたあと、しばらくアルハイゼン…くん?と話しているとナヒーダがお茶やお菓子を持って部屋に入って来た
ナヒーダ)あら、仲良く……って、あなた達どうしたの?
菜月)叱ったら拗ねた
ナヒーダ)あらぁ…大丈夫かしら…
菜月)大丈夫だよ?ちょっと撫でたら直ぐに上機嫌になるし
ナヒーダ)そう?
ナヒーダは持ってきたお茶とお菓子を机の上に置いて私の膝によじよじとよじ登って来た
菜月)それで?アルハイゼンとお話する為だけに私は呼び出されたの?
ナヒーダ)嫌だったかしら?
菜月)嫌じゃないけども…
ナヒーダ)それは良かったわ〜
菜月)えっと…アルハイゼン君とは一応……というか一通り話したよ?まぁ、話せないとこれは話せないけど…
ナヒーダ)話せないとこ?
菜月)これは君達7神も知らないこと〜、私が知ってる事は君たちが知らない事でいっぱいよ?カーンルイアとか…色々ね
薄笑いを浮かべると部屋の中にいた全員が距離をいきなり取り武器を手に取った
菜月)カーンルイアは天理に逆らい…災厄が怒ってしまった……私はカーンルイアと天理の間に入るために作られた神…天理を抑え込もうと思えば簡単に出来る上位神…カーンルイアが死亡後、テイワットに送り込まれた遺跡守衛は制御不能になり脅威になった……さてと…初代7神は一体何をやっていたのだろうね?
そう言うと魈が怒りを露わにして槍を構えてきた
菜月)別に7神をバカにしてる訳じゃない……弱いと罵っているわけじゃない…まぁ、そこは私の責任だ
菜月)ちょっと前にも言ったけどカーンルイアの災厄は私が停められた事だ…と、言うか私しか停められなかった…
アルハイゼン)お前しか停められなかった…?
菜月)あぁ、私は唯一「中立」の立場だ
菜月)7神はそれぞれが持っている国が最優先…そして、テイワットの危機なら国の危機だ…私は、そんなのを全て省いて「中立」だ
ナヒーダ)そうね…確かにあなたは中立の立場ね……
菜月)そう…カーンルイアの事件は私が停められた…そうね……停められたらふたつの勢力に大きな損傷があったね
万葉)損傷…?
菜月)えぇ、損傷……と、言うよりは「犠牲」「代償」という言葉の方が正しいね
ティナリ)犠牲……代償…なんと言うか…まるで神に支払う見たいな…
菜月)ティナリ、その通りだよ
ティナリ)神に支払う…僕達が…君に?
菜月)そう、神に支払うのは「君達の死」だよ、私を動かすのに代償はいらない…でも、その後だつまり……「私を動かした後」だ
万葉)拙者らは…まるで「金」として見られているのだな…
菜月)そうね……私からしたら…君達はお金だ、「後払い」だ
菜月)別に私が動いたあとに人が死んだ数が足りない…とか言って殺す必要も無い、私が貰うのは「仲裁しようとした時に死んでしまった人たち」の魂
空)お前……は…
菜月)さぁ?でも戦争とか物騒なことが起きなければ私はただの無害な可愛い女の子だから
にぱぁと笑うと身構えていた全員は体の力を抜き私の周りに再度集まった
菜月)ま、私のことはいいのよ♪そんな怖がらないでおくれ笑
アルハイゼン)冗談なのか本気なのか分からないな…
菜月)そりゃ心を読まれないように振る舞ってるし嘘を吐く暇がないし…ね、中立だからさ
万葉)中立だから嘘をつかない……いや、つけないのか?
菜月)そう、思っちゃった事はすぐ口に出しちゃう人だから、まぁでも…大切な事はシーだけどね♥
んへっと笑うとアルハイゼンは心做しか面白そうな顔をして私を暫く預かりたいとみんなに言い寄っていた
(だいぶ渋っていたがあまりの熱意で折れてしまった)
菜月)私ペットじゃないんだけど…クゥン……
耳をぺしょっとさせて腑に落ちない様な顔をするとアルハイゼンにほぼ強制的に家に連行されてしまった