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『ねえAmia、この間セカイに行ったらね、まふゆと絵名が、凄かったの……』
『何が凄かったの?』
『見た?』
『いや見てないけど……何が凄かったの?』
『あれはすごい』
『だから何が!?』
『まふゆが、まふゆがさ、絵名に壁ドンを壁ドン』
『ど、どういうこと!?』
『分からないよ、隠れちゃったよそれで』
『壁ドンをしてたの?』
『そう、そう……。それだけじゃなくて絵名に顎クイっていうやつを……顎クイを顎クイ……』
『へぇ、凄いね』
『もう無理かも』
『K、死なないでね』
『二人が付き合うまでは取り敢えず生きるよ。……で、それをリンと一緒に見てたんだけどさ』
『うわ楽しそ〜』
『リンに行かないの? って聞かれちゃって、二人の仲を邪魔できないよって即答したから、怪訝な顔をされたよ』
『へえ。でもリンもからかいに行かなかったんだ』
『そう。私もリンに逆に行かないのって聞いたけど、見てるだけでいいってさ。ついそれに、潜在的まふえな厨じゃんって笑ったらさ』
『Kのイメージ壊れるよ』
『さらに怪訝な顔をされて。ちょっと距離を取られたよ。あとまふえなって何って聞かれたから、二人が仲良くする様子だよって教えてあげた』
『変なこと教えないでよ。みんながまふえなっていう単語使って、本人達をからかったら大変なことになるよ。Kが』
『口止めはしといたから大丈夫。本人も言いふらすつもりはなかったらしいよ』
『危険な香りを察してるじゃん!』
『それから奏はまふえな厨なの? って聞かれたから、勿論って言ったの、そしたらね! そしたら!』
『急に興奮しないで』
『まふえなしてたら教えてあげるよって言われたの』
『あ、よかったじゃん。リンならずっとセカイにいるし』
『そこがこれの凄いところじゃないの。早速教えてもらったの』
『へえ、よかったじゃん』
『それが凄いんだよ本当に凄いんだよどうしよう』
『ふーん、何が凄いの?』
『絵名が、まふゆに膝枕してたみたい』
『え』
『絵名が、まふゆに膝枕!』
『すご』
『一回じゃないんだって、三回はしてるって。四回目がそろそろあるんじゃないって言ってた。見に行こう』
『人に膝枕の回数を数えれてて、見に行くものなの笑うよね』
『まふゆは絵名の手を握って寝てるらしいよ』
『なんだそれヤバいじゃん』
『ヤバいんだよね。叫ばないか心配だったよ。そこにまふゆと絵名がいるのに』
『絶体絶命だね』
『でも本人達の幸福な空間を邪魔しないように声はちゃんと抑えられたよ。凄いよね凄いと思う』
『それ、もし誇るつもりだったなら、誇らないでよ。誇れないことだから』
『いや瑞希、どうしようね。二人がそんな、寝てる仲だ、なんて』
『考えてみたらよくわからない関係だね』
『雪×えななんのファンアートとかないのかな』
『奏さん?』
『でもそうだよね、こっそり二人で寝てる関係よくわからないよね』
『リンに見られてるけどね』
『ちなみにミクとかリンとか、セカイにいるみんなは一応知ってるみたい』
『ボク達だけか、知らないのは』
『ちょっとだけ悲しいね』
『結構悲しいでしょ』
『めちゃくちゃ辛い……その場面に出会えてないことが、めちゃくちゃ辛い』
『ほんと奏ってば。二人のこと好きだよね〜』
『大好き、付き合って』
『付き合ってるのかなぁ』
『教えてよ、教えてくれよ、ありがとう。宵崎奏』
『教えてもらう且つ付き合わせる高等テクニックやめてよ』
『まふえな俳句界で世界にいった俳句です』
『まふえなって世界にも広がってるのかぁ』
『まふえな界の最初の俳句として代々語り継がれていくんだ』
『ボクは歴史的瞬間に立ち会っていたのかな』
『はぁ、ほんとに好きだよまふえな』
『ボクのことは〜?』
『これからもまふえな界隈の副リーダーとして頑張ってね』
『……はーい』