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今日もまた貴方に会いたいと思ってしまう。もう会うことなんて叶わないのに。
「別れよう。別に好きな人ができた」
そう言いながら君はどこが悲しげな笑顔で言った。何がダメだった?僕なんかしちゃった?嫌だよ。別れたくないよ…
そんな僕の思いは届くわけがなく、君は僕に背中を向けて去っていった。
その日からだ。ご飯の味がしなくなったのも。生きた心地がしなくなったのも。全部全部君のせいだよ。君が僕から離れていったから。僕を置いていったから。
今日も僕は君を探す。なにか理由があって離れていったんじゃないかと思って。…いやそう思いたくて。でも、どこを探しても。君はどこにもいない。
あぁ。貴方に会いたい。あって抱きしめて欲しい。1人にしないでよぉ…
君と別れて数ヶ月が経った頃、君が帰らぬ人となったのを君の親から聞いたよ。癌だったんだね。僕を悲しませないために別れたの?置いていったの?僕の為に1人で死ぬことを選んだの?…バカみたい。
君となら死んでも良かったのに。そばにいてくれるだけでも良かったのに。
…君とならどこまででも落ちてゆけたのに。
「馬鹿…」
もうすぐ君のところに行くよ。絶対に1人にはしないから。してやんないから…笑