リクエストありがとうございます……!
そして、遅れてごめんなさい!
あまり上手く行かなかったけれど、温かい目で見ていただけると幸いです。
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【作品内容など】
・佐野君視点
・BLなし(のつもり)
・夢なし
・オリキャラなし
・ご本人様とは一切関係ありません
・キャラ崩壊、口調迷子
・僕の妄想が混ざってますな
・上中下の3部構成とさせていただきます^^;
……短編とは?
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たまには1人で出かけるのも悪くない――かもしれない。
俺はショッピングモールに来ていた。また桃山さんからお土産をもらったので、そのお返しを買いに来たのだ。
ちなみに今日は豆はついてきていない。秋雨とどこかへ出かけるらしい。
「――あ、佐野君」
しゃがんで商品棚を見ていると、後ろから聞いたことのある声で呼ばれた。
「倉橋」
「こんなところで会うなんて珍しいね。何を買いに来たの?」
倉橋もしゃがんで、俺と目線を合わせる。
「桃山さんから旅行のお土産をもらったから、そのお返し」
「またもらったんだ。流石だねー」
流石……という言葉が何に対してなのかはよく分からない。
「倉橋は?」
「……僕はたまたま暇だったから来ただけ」
会話が途切れてしまい、少し気まずくなる。あまり俺は、倉橋と1対1で話したことがない。
別の場所に移動しようと思い、立ち上がる。倉橋も続いて立ち上がった。
そこでまた、聞き慣れた声で呼ばれた。
「――あれ?佐野君に、倉橋君?」
語り部に選ばれた時点で、嫌な予感がするとは薄々思っていた。だが、コイツが来るのは想定外だった。来るなら晴明だと思っていた。
「恵比寿先生!? って何ですかその荷物……」
アイツは倉橋が絶句するほどの荷物を持って現れた。
「久しぶりの買い物だからね。最近(どこかの三馬鹿のせいで)仕事が凄く増えてるんだよね」
「「……」」
流石にこれは同情してしまった。が、あまりコイツとは関わりたくない。コイツの相手は倉橋に任せて――
「……そういえば、佐野君と恵比寿先生って兄弟なんだよね?」
俺より先に倉橋が口を開いた。
「そうだよ」
アイツが返事をする。そうだ、この前の授業参観でバラされてしまったのだった。
「でも、あんまり2人だけでいることってないよね」
「……」
そりゃ、コイツとは関わりたくないからな。
「たまには兄弟水入らずでゆっくりしたら?」
突拍子もない発言に、
「え」
思わず驚いた俺に対し、アイツは
「……たまにはいいかもしれないね」
何もよくねーよ……
「てことで、僕はこれで」
そう言い残すと、倉橋は早歩きで行ってしまった。
暇だったから、なんて言ってのにも関わらず、だ。
「おい、倉――」
追いかけようとしたのだが、
「まあまあ、今日ぐらいは――」
アイツに呼び止められる。さらに肩を掴まれた。
それが始まりだった。
その拍子にバランスを崩した俺は後ろに倒れてしまったのだ。
そして、アイツも巻き沿いを食らう。
「……っ」
「お前……」
今日のコイツは晴明に憑依されているのかもしれない。本気でそう思った。
……いや、本当は、晴明みたいな奴なのだ、コイツは。
「……大丈夫か?」
「……ごめんね、みーくん」
「いいから早く立て。ほら」
手を差し出すと、アイツは一瞬躊躇し――笑みを浮かべる。
そして俺の手を取り、立った。
「何笑ってんだよ」
「……別に?」
小さな頃には何度も掴んでいた、コイツの――“兄”の手。
兄の手に触れたのは、何年ぶりだろう。
「……ほら、さっさと行くぞ。荷物、俺も持つ」
何だか懐かしくて、結局、兄弟水入らずの時間を過ごすことに。
恥ずかしくてそっぽを向いてしまったが、この後の時間に見た兄の笑顔は、いつもと違って心からのものであったように思う。
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感想:短編ってなんだっけ?
まあ3部構成にしたのは、リクエストくださった方が「今後こんな雰囲気
で」って訂正を入れられるようにするためっていう意図もある。
それから描きたい要素が出てきた。
遅くなった上にこんな感じになって、マジですみません(_ _;)
もしかして僕って、ほのぼの系が弱点?って気づいた今日このごろ。
倉って淡々としてるけど、やっぱり恵比寿先生のことを、恵比寿先生の気
持ちを大切にして行動してると思うんですよね。……いや、僕がそうで
あってほしいと思っているだけ?
ってことで今回、その要素入っとるよ
てかさ、佐野君、幼少期に倉との面識あったりするんかな?倉が金髪な
のも、佐野君にバレないようにするため?
――って友達が言ってた。
ちなみにこれの話に関するコメントが来たら、ちょっと物語に組み込むか
もしれないし、組み込まないかもしれない。
題名のセンスとスランプから脱却する力を僕に頂戴……
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コメント
3件
その考察最高ですね…