zm視点
他の幹部から嫌われていることは知っていた。
だって聞こえていたから
俺は耳も良い。
ただ、1番悲しかったのは目のこと
触れないで欲しかった
俺が大嫌いな自分の目。
人から避けられるのはいっつもこの目のせいで
力が強くて避けられていたこともあったさ。
でも最初に避けられる理由はこの
ペリドットのような色の目だった
両親は普通の焦げ茶色なのに
俺だけ黄緑だった。
この目を気味悪がられて避けられる。
いつもの事
いつからだろう
この目を無くしたいと思い始めたのは。
部屋に広がる異音。
カチカチカチッ
別にナイフでも良かったがカッターの方が切れ味が悪いだろう。
サシュッというよく耳を澄まさないと聞こえないほど小さな音。
ぽたぽたと床に落ちる水音もする
次の日。
zm「…」
部屋から出れない、
不便だな。
そんなことを考えていると、tnが朝食だと呼びに来た
tn「もう7時やぞ、はよ出てきぃ」
そう言いながら部屋を開けた
その先にはとてもおぞましい光景。
tn「ッッッ!?」ヒュッ
思わず息を呑むほどだ。
部屋の床には大量の血痕とどす黒い赤色の液体が付着したカッター。それに加え茶色の髪の毛。
そして
両目から血を流したzmの姿があった。
他にも腕の裾に血がベッタリと付着しておりとても見てはいられない。
zm「tnッ?…なぁ!見てやこれ!もう気持ち悪い俺の目無くなったで?だから…だから、」
「皆と同じく接して?」
そんな無邪気さが入った声。
俺の青ざめた顔はzmに見えない
ただ、自分の行いを悔やむ事しか俺には出来なかった。
END
みんなとおなじ。
コメント
2件
俺は何を書きたかったのだろうか……