テラーノベル
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正直なことを言えば、もう生きたくなんてなかった。
早いとここの人生を終わらせたかった。
ずっと辛かった。
怖かった。
寂しかった。
切なかった。
苦しかった。
嫌だった、
もう、逃げ出したかった…、
泣きたくなるほど1人で抱え込んだ。
自分の体を傷つけるほど苦しかった。
理由もなくこうなるのが怖かった。
誰かは
「きっと何か理由があるんでしょう。話してみなさい。気持ちが楽になるから。」
なんて無責任な言葉を投げかけた。
話したくても話せなかった。
本当に理由なんてなかった。
その時は本当に何も考えられなかった。
自分に必死だった。
今はただ1人にして欲しかった。
誰かを避けるようになった。
誰かから逃げるようになった。
それが自分の心から逃げているとようやくわかった時。
それ自体が怖くて、
醜くて、
哀れで、
もっと自分が嫌になった。
誰かに言えずに抱え込んだ。
そして体を傷つけようとした。
それでも痛いのは嫌だった。
自分には自分を罰することもできないと悟った時。
今まで以上に自分に情けなさを感じた。
でも実際に体を傷つけずとも、
刃物を足に当てたり、
足の上をすぅっとなぞるだけで、
不思議と快感に落ちいった。
ずっと感じていた恐怖からほんの少しだけ、
解放されたような気がした。
喉が詰まるような感覚になった。
何も口に含んでもいないし、
飲み込んでもいない。
何も言葉が出てこなかった。
地味に辛くて、
悲しい。
でもそれは、
きっと自分が何も発したくなくなったからだろう。
そう考えると、少し嬉しかった。
自分がこうなった理由がわかった。
小学校の頃のトラウマと同じ風景だった。
私は本当に怖かった。
過呼吸になったことだってあった。
またあの時と同じになるのが怖かった。
誰も信じたくなかった。
やっぱり女は苦手だった。
行きた心地がしなかった。
布団の中で咽び泣いた。
毎夜誰にも見られぬように、
聞かれぬように、
必死で弱い自分を隠した。
こんな弱い自分を
誰にも見られたくなかったから。
体に影響が出始めた。
食事が喉を通らなかった。
全く起きられなくなった。
学校に通えなくなった。
それでも食べ物を飲み込んだ。
それはなんの拷問にも変え難い苦痛だった。
きっと親に迷惑をかけていた。
馬鹿な自分でも、
それだけはわかった。
布団の中以外でも涙が出てくるようになった。
場所なんて関係なかった。
ただただ辛かった。
怖かった。
またみんなが離れていってしまいそうで怖かった。
こんな自分がもっと嫌いになった。
「泣きたい時は泣いていい。」
我慢できずに、
誰もいないリビングで号泣した。
ただ嬉しかった。
自分を否定しないでいてくれたその言葉が。
ずっと、泣くのを我慢してきたから、
ずっと泣くのが怖かったから。
それでもずっと涙が出てきたから、
止めようと必死だった。
でももう止めなくても、好きに泣いていい。
そう思えただけで、心が救われた。
ずっと怖くて言えなかったことを打ち明けた。
ずっと辛くて言えなかったこと。
ずっと恐怖で言えなかったこと。
やっと心の決心がついた。
泣きながら話した。
その時だけはなぜか喉のつっかえが取れて、
何一つ取りこぼさぬように話した。
親は
「やっと話してくれたね」
と言わんばかりの表情をした。
私は泣いた。
心が抑えきれなくなった。
私は狂ったように泣いた。
私が落ち着くまで、
両親はそばにいてくれた。
その後、ゆっくりと話を聞いてくれた。
嬉しかった、
ただただ人に話を聞いてもらえて嬉しかった。
ずっと1人で抱え込んでいたことを言えて嬉しかった。
この人たちが親で良かったと思えた。
少しずつ学校に行くようになった。
正直最初のうちは息が止まってしまいそうで怖かった。
何かがあったら保健室に逃げ込んだ。
1日に二、三時間しか学校にいられない日々が続いた。
保健室の先生は呆れながらでも対応をしてくれた。
これはダメなことなんだって、
そう気がついた。
半日くらい行けるようになった。
心の見える部分の傷は、ある程度治ってきた。
少し辛くても、なるべく毎日行けるように頑張った。
私はなんとしてでも回復しなくちゃいけなかった。
一日通えるようになった。
浅い部分の傷は、もうほとんど治りきっていた。
でも自分でも意識できないほど深い傷跡は、
もう一生治ることがないのだろう。
実際に小学校の古傷から起きた事。
古傷にもう一度傷をつけてしまった。
きっと呪いのように一生取れない呪縛。
怖くて仕方のない呪縛。
それでもきっと、そういうことが繰り返されるのは、
自分のせいなんだろう。
心が傷つきやすくなった。
今も泣きながらこれを書いた。
体から溢れ出るこの涙は、
多分この先、一生枯れることはないだろう。
きっと、なんともないことでも苦しみ続けるのだろう。
正直こんな姉で弟に申し訳ない。
両親にも申し訳ない。
こんな子に育ってしまってごめん。
この場を借りて謝罪したい。
弟には、自分を反面教師にして、
すくすくと育っていってほしい。
こんな頼りなくても、姉として、自分として、
できる最大限のことをしてあげるから。
みなさんも、できればでいいのでうちを頼ってください。
辛い時はみんなが笑顔になれるような小説を、
頑張って届けますから。
我が家のおまじないです、
みなさんにいい事ありますように、
見知らぬ誰かから、あなた方へ。
この言葉を届けさせていただきます。
ただ単に衝動書きした中身のない自己満足です
長い話に付き合っていただきありがとうございました。
ばいちゃ〜
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