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桜side
結局この日皐月が目を覚ますことはなかった。
看護師「ごめんね…、そろそろ面会時間終了なの…、また明日来てあげて?」
桜「……はい。」
帰り道俺はこのまま皐月が目を覚まさなかったら、と思うと胸が締め付けられる様に痛む…。
何でここまで皐月の事になると苦しくなるんだ…。
1人立ち止まって考え込んでると…。
梅宮「お?さくらぁ!どうしたんだ〜?そんなとこで立ち止まって!」
うげ、今1番会いたくない奴…。
桜「…ちょっと考え事だよ。」
梅宮「なんだなんだ?お兄ちゃんに相談してみろ!」
ぐいっと肩を抱かれて……、ちっ、近い!!
桜「ち!ちっけぇよ!!離れろ!!」
梅宮「まぁまぁ!照れんなって!」
桜「照れてねぇ!!」
梅宮「それで何考え込んでたんだ?」
絶対こいつに話したら面倒事になる…、何か、何かないか!?
桜「べっ、別に……、何でもねぇよ!」
梅宮「えー、つれないなぁ。」
俺は梅宮の腕を振り払って帰路を進む…、が。
桜「なんで着いてくんだッ!」
梅宮「だってオレもこっち行くからさ〜、話しながら帰ろうぜ!」
お前と今会いたくないんだってば!!
梅宮「あ、そういえば最近皐月見ねぇんだよなぁ、桜何か知ってるか?」
桜「……いや、知らねぇ。」
梅宮「………。」
桜「……ぅ。」
梅宮「桜、俺とたくさん話そうなぁ!」
最悪だ!!
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