テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「れっ・・・ん・・・っ、もう・・・っ!!」
『もう・・・っ、ちょっと・・・だけ』
「こ、これいじょ・・・っ、・・・んぁ・・・あっっ、だ、ダメになりそ・・・っ!!!」
『・・・いいよ、俺がいるから・・・っ』
・・・風呂、入ったはずだよな、確か
今まさに、蓮が背後から攻めてきて、だんだん頭がぼうっとしてきてる
オレは土下座するみたいな格好で、シーツに顔を埋めたまま腰だけを突き上げて、蓮の動きを受け止めてる
もう自分がどんな状態になっているのか、わかんない
「あぁ・・・っ、ん、うぁ・・・はぁっ・・・んっ、あっ・・・」
『気持ちいいの・・・・・・ガマンしなくて、いいから・・・』
蓮の指が口に入ってきて、声を出させたり、吸わせたり
身体全体が、蓮の手の中に囚われてるみたい
ただただ、蓮の止まらない愛撫に身を任せるだけになっててて
でもそれが気持ちよくて
オレ、もしかしてMだったのかな・・・?
『こんな姿、俺だけしか見れないよね・・・?』
「・・・れ、蓮しか・・・っ、い・・・ないじゃんっ・・・つ!!』」
『・・・・・・すっげぇ、嬉しい』
オレの返事に満足してんのか、背後から嬉しそうに首に顔を埋めてきて、甘噛みしてくる
同時に腰の動きも激しくなってる
口に指を入れたまま、もう片方の手がオレのモノを扱き始めた
「あっ、あああ・・・っ!!んやぁ・・・・・・っ」
『俺しかいないから・・・っ、もっと・・・、おかしくなっても、いいから・・・っ!!』
「やっ・・・ああっつ!!れ、れ・・・ん・・・れ、んっ!!!」
『あ・・・っ、う・・・っぁ・・・!!、・・・だいすっ・・・け・・・・・・』
蓮の動きが止まってから、背中にずしりと落ちてくるように身体が重なってきて、膝立ち状態だったオレも力が抜けて、二人してベッドに沈んだ
汗とお互いの吐き出したもので、シーツも身体もベタベタする
『・・・・・・気持ち、よかった・・・』
耳元で静かに蓮が囁いた
思わず身体が小さくピクッと反応してしまう
「お前・・・風呂に入る前にもヤって、入った後もヤってるって、どういうことだよ・・・」
シーツに埋めていた顔を、少しだけ横にして文句を言った
おかしいだろ、汗流すために風呂に入って、また汗まみれになるって
覆い被さっていた蓮が、うつ伏せ状態だったオレの体を仰向けにしてキスをする
唇を離したら蓮が苦笑いして、労わるように頭を撫でてきた
『大介のうなじが美味しそうでさ、・・・つい』
「ばっ・・・・・・!!!」
『でも、大介も気持ちよさそうだったよ』
「いや、だって・・・、あ、あんなことされたら・・・」
思い出したら、また顔から火が出そう
自分で言いたくないけど、かなり乱れてたと思う
ホントにおかしくなってるかも
「・・・もうホントに、これ以上できない」
『はいはい』
クスクス笑いながら、蓮が抱きしめてきた
蓮の胸から、心臓がドクドクと波打ってる音が聞こえる
それをなんとなく、心地良く感じてしまう
でも、こんなにも心地良すぎたら・・・
たぶん、オレ、蓮に依存してしまいそう
「蓮・・・、ちょっと離せよ」
『やだよ』
「へ?」
『離れないから』
あれ?
どういうこと??
蓮もおかしくなってる???
顔を見上げたら、さっきまでクスクス笑ってた蓮の顔が、真剣な表情になっていた
「ど、どうしたんだよ、・・・蓮?」
『・・・大介、俺に隠し事しないでよ』
「えっ・・・?」
なんのこと??
オレ、蓮に何か隠してることって・・・・・・
まさか・・・・・・
『本当のこと、言ってよ』
「・・・・・・なんで・・・」
全部わかってる、って言うような目でオレを見つめてくる
蓮との距離が近くなるほど、オレは離れられなくなる
それが蓮の邪魔になるかもしれない、重荷にしたくなくて
ふっかにも指摘された、2ヶ月後のこと
目を背けたままだった気持ちに、蓮が気づいてるとは思ってなくて
寂しい
そばにいて
置いていかないで
その日が近づいてくるにつれて、生まれてくるネガティブな感情を隠し続けてきて
こんなんじゃ気持ち良く送り出せないって、自分に言い聞かせてたけど
こぼれ落ちる涙が、自分の心に染みてくるように、痛み出して止まらない
「・・・れ・・・・・・んっ・・・」
『ずっと、そばにいる』
「・・・・・・え・・・?」
『物理的な距離はできるけど、俺の気持ちはここに置いていくから』
蓮が俺の胸に手を置いて、言葉を続ける
『絶対に戻ってくるから、待ってて』
「・・・・・・」
『ここが、俺の帰る場所だから』
蓮の言葉に、涙がますます止まらなくなった
気持ちよく送り出すために、どんな言葉を贈ろうかって、たくさん考えていたけど
オレの寂しい気持ちに気づいてくれて、蓮が残していく気持ちだけで、もう十分だった
きっと見送る時には、蓮が残したものに勝てる言葉は、もう言えない
2,954
1,906
2,668