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蘭の悲鳴にも近い声が聞こえた
「榊 泰季!」
「あ〜知ってるの~!!」
「知ってるも何も…すいません呼び捨てしてすみません」
「いやいや、それは全然」
「ねえ照、この子にもうバレてるよね〜」
「いや、そこまで来てバレてないのはあり得ないでしょ!」
「って言うか、疑い深い泰季に戻った!さっきはどうしたんだ⁉︎」
「おい!泰季!何でここいるんだ!」
「おお、大雅!お前いたんだ~!!」
「だから何の用だだと聞いてるんだ!」
え……あの……
ふ〜……やめなさい‼︎
みんながこちらに振り返る
「だって〜」
あっ!また出た原田さんの子どもみたいなとこ
ちゃんと説明して下さい‼︎
「んー説明って何を……」
何をって…!
心さんお願いします
「えっと…こいつは榊 泰季で…わたしの同級生です。」
「で…照と同じグループのメンバー」
「あと、こいつも小さい頃から霊師の仕事もしてる」
小さい時から仕事としてやってたんですか⁉︎
凄いですね!
「ここは絶対来るなって言っただろ!」
「さっさと帰れ!」
「な〜んで〜?」
「前から言ってるだろ!」
榊さんはニコラに入ってるんですよね?
「まあ……」
じゃあ、来てもいいんじゃないんですか?
「でもこいつ、昔から優しい霊に当たる率が多すぎるんだ!」
え…?
優しい霊って3回あったら死んじゃうってやつじゃ……なかったっけ……?
「こいつはおかしいんだ!」
わたしも蘭も、一回しか会ったことないのに……
わたしと蘭が初めて優しい霊にあったのは、保育園に行ってた時だった……
私たちはまだ見習いで、普通の霊にあったらすぐに負ける……それくらいの時だった
もうすぐ、お母さんたちが迎えに来てくれるくらいの時間にその霊は現れた
「ねっねっ!何か願い事ない?」
?
「何でも叶えてあげるよ♪」
う〜ん?アイドルになりたい‼︎
「アイドルか!いいね〜」
「じゃあ、この紙に書いてね!」
そう言って、霊は短冊のような紙を渡した……
その時、蘭は早く大人になりたいと言った……他の人に願い事は見えないからわからないけど…
そのあと、蘭と離れ離れになってから、何で蘭と一緒にいれますようにって言わなかったんだろっていっぱいいっぱい公開した。
だから、中学で会った時には本当に嬉しかった。
わたしにとって、優しい霊はそんな、よくわからない存在だった。
他の人にとってはどんな風になんだろう?