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信じて欲しかっただけ──

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信じて欲しかっただけ──

5 - 信じて欲しかっただけ──

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2024年11月02日

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太宰「織田作ー!」

織田「珍しく上機嫌だな」

太宰「そうかな?」

織田「嗚呼、何時も叫びながら来ないだろ」

太宰「慥かに」

「そうだ!聞いてほしい事が沢山あるんだ!」

織田「太宰の話は面白いからな」

「どれだけ聞いても飽きない」

太宰「本当?」

織田「勿論だ」

太宰「まずは───────」

「───────────────────────────────────────────────────────────────」

太宰「一寸喋り過ぎたかな?」

織田「そんなことない」

「楽しかった」

太宰「なら、もう少し此処に居ようかな」

敦「太宰さーん!」

太宰「敦くん?」

敦「やっと見つけた」

「お墓参りですか?」

太宰「これが墓参りをしている様に見えるのかい?」

敦「?」

「見えますけど」

太宰「そうかい?」

敦「えぇ」

敦が手を合わせる

太宰「誰の墓か判っているのかい?」

敦「判らないです」

「でも、太宰さんがお墓参りに来るって事は大切な人だったんですよね」

太宰「大切な人…慥かにね」

敦「好きな人だったとか?」

太宰「其れなら心中してるよ 」

敦「慥かに…!」

太宰「納得しないでくれ給え」

敦「ごめんなさい!」

「帰りましょう」

太宰「そうだね」

「織田作…又会えるといいな」ボソッ

敦「なにか云いました?」

太宰「別に?」

「なにも云ってないよ」

敦「そうですか?」

太宰「ほら、早くしないと置いて行くよ?」

敦「えっ」

「一寸待って下さいよー」

「太宰さーん!」














太宰「あぁ〜」

「疲れた〜」

中也「今日は随分と疲れてンじゃねぇか」

太宰「何だい中也」

「遊びに来たのなら帰ってくれ給え」

「私は君と違って毎日任務で忙しいんだ」

中也「あぁ?」

「俺が任務してねぇみてぇな言い方やめろよ!」

太宰「ほんっと犬みたい」

中也「俺は犬じゃねぇ」

「抑々、手前は_______________‪💢」

太宰「あー」

「煩い、煩い」

中也「なんだと!」

太宰「早く出て行ってくれる?」

中也「俺は未だお前に言いたい事g」

太宰「出てって」

中也「ちょっ!」

「おま、押すな!」

バタンッ

太宰「はぁ」

「やっと静かになった」


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