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俺の家から、__俺の兄弟から悪党が出たということは、幼い俺にとっては酷だった。

しかも、その悪党になった兄弟と、俺の顔が似ているなんて…なんでだよって思った。


※まだ幼い頃のガラヲと、その周りを描いた過去編です。


ガラヲ:とうさま?…ゴレズにいがあくとうになったって、ほんとうなの?

父:ああ本当だ。迷惑をかけるな、お前には特に…

ガラヲ:めいわく?おれはぜんぜんめいわくじゃないよ?それに、とうさまはわるくないでしょ?

父:すまんなッッ…

ガラヲ:!?なかないで、とうさま!とうさまがないたら、おりぇもないちゃう…うぅ、

父:!!お前は泣くな…ガラヲ、父様から一つお願いだ。

ガラヲ:おねがい?…ぐすっ、

父:ああ、お願いだ。お前には強い子に育ってほしい…何にも負けないような、強い心を持つんだ、ガラヲ。

ガラヲ:つよい…おれ、つよいこだよ!ゴレズにいにもかてるくらい、つよくなってみせるよ!!ヾ(。>﹏<。)ノ゙

父:…いいんだ、ゴレズのことはもう気にするな…アイツのことは、兄さんと呼んではいけないぞ。

ガラヲ:…だめ?ゴレズにいは、もうたにんなの?

父:そうだ、アイツは他人だ。名前もあまり口にするなよ、なるべく。

ガラヲ:ん…わかた。あくとうはあくとう、おれはおれ!


それから何年も経って…成長すればする程、俺はゴレズにどんどん似ていった。

当然、俺を非難する奴ばかりで、「こうなるのも当たり前だ」と言う自分と、「責められても困る・嫌だ」と言う自分がいつも喧嘩をしていた。

自分が自分ではなくなるようで、俺を非難する奴全てが嫌で嫌で仕方なかった。だから、俺をいつも非難する弟も、俺の気持ちなんて分かっていない。…そう思っていた。


ダリア:ねーねーゴレ君!♪ねえってばー

ガラヲ:……お前、どんだけ俺が嫌いなんだか知らねえけど…その呼び方やめろよな!!💢

ダリア:…あーあー…なんで気づかないの、ゴレ君…

ガラヲ:あ?

ダリア:よく考えてよ!今、父様も母様も、ゴレ君のこと悪く言えない。でも否定ばかりしてたら、他の家との間にヒビが入っちゃうんだよ?

ヒビが入って僕らの家まで崩れたら、ゴレ君の行き場が無くなる。だから僕が頑張ってるんだよ?…兄想いなんだけどなあ、僕だって。

ガラヲ:…嘘つけ!お前は俺をディスるのが楽しくてやってるだけなんだろ!?

ダリア:ひどいなあ…お客さんの言うことにはすぐ反応して、更に一言毒を吐く。…僕の言葉で会話が終わるように別の話題を取り上げて。

ガラヲ:!?

ダリア:辛いんだろうけどさ、分かってほしいよ…俺だって、”兄さん”の悪口なんか言いたくねえんだよッッ…!

ガラヲ:…は…ダリ、ア?あ、あのな、

ダリア:…別に兄さんに嫌われたっていいけど、これは覚えといてほしかったんだー…はぁ、余計なこと言っちゃったあ…忘れたいならさっさと忘れてよね、 !!

ガラヲ:(ギュッ…)ダリア、俺、全然ッッ、気づいてなくて…ダメだな、兄弟の思ってることも分かんねえなんて…でもお願いだから、今だけは、

ダリア:…はいはい、別にいいよこのくらい……( ゚д゚)ハッ! わ、分かってるだろうけどさ、急に態度変えたりすんなよ?

ガラヲ:?

ダリア:ッッ…嘘みたいに仲良くなったりしたら、今度は僕もターゲットにされんの!そんなの嫌だから、今まで通りでいてよね、いきなり変わったりしたら殺すよ?

ガラヲ:…分かってる、

ダリア:あとさ、家で泣くなんて絶対やめてよねみっともない…魔王様の所にでも行って来なよ、どうせ全部お見通しなんだからさ。

ガラヲ:おう…行って来るよ。

ダリア:フンッ…じゃーね”ゴレ君”。(スタスタ)

ガラヲ:……ダリア…ッッ…ダメな兄貴だなあ、俺…


奈緒:……ダリア君ゴメンッッ!(_ _;)

ガラヲ:…むしろアイツは、俺のこと考えてくれてたんだ。今でもちゃんと、態度変えないでいるけどな…w

ダリア:…へえ、w大人になったじゃん、兄さん。

ガラヲ:うお!?いつから後ろに居たんだ!!

ダリア:さっさと悪党送ってさ、兄さんがちゃんと話してるのか確認したかったんだ。最初っから聞いてたよw

ガラヲ:お前…(#^ω^)💢

ダリア:でもさあ、いくらなんでも奈緒ちゃんに嫌われるのは嫌だなあと思ってたんだー((

奈緒:私!?

ダリア:兄さんがちゃんと話してくれたなら良かった…僕はもう元に戻っていいよね、兄さん?

ガラヲ:…勝手にしろよ。

奈緒:…そういうとこよ、ガラヲ^^

ガラヲ:主には関係ねえ…

奈緒:大アリよ、長話したくせに((

ガラヲ:ひどくね!?

奈緒:1900文字いってるのよ?^^

ダリア:ちょっといいー?…メタすぎ!!(-_-;)

奈緒:知らないわよー、ていうかダリア君とガラヲの会話で902文字なんだからね?

ダリア:うっ…ぼ、僕は知らないもん!(ピュ−ッ💨)

奈緒:もう!2000文字いっちゃったじゃないのよΣ(´∀`;) ガラヲ、追いかけるわよ!!

ガラヲ:ええ…?へいへい、

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