テラーノベル
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新連載!
完璧の欠点
連載スタート!
らっだぁ「……これも世界の為なんだよ」
悪に染った貴方を救いたい
それは、だめなことなんですか……?
らっだぁ「……えーと、これがこうなるから……そうだね。」
パソコンの光だけがこの部屋の明かりになっている
そんな部屋にいるのは青色の瞳を持つ彼。
みどり「……らだおくん。大丈夫?」
ホットミルクを机に置く。
こんな事する子じゃなかったのにねぇ……いつの間にか成長したね
らっだぁ「ありがとう……そこ置いといて…」
ダンッ
机を叩く音がする
みどり「らだおくんッ!そうやっていつも飲んだり食べたりしないでしょ?!」
久しぶりに聞いたみどりの叫び声で眠気が覚める
らっだぁ「俺は大丈夫……w」
前より元気が無くなっているのがよく分かる。
だけれども強く言う覚悟が無く、らっだぁが飲んだり食べたりしたら部屋を出るようにしている。
きょー「……おお…らっだぁじゃないか。ちゃんとご飯食べろよ〜」
と、言うよりら運営全員が疲労によるストレスが溜まっている
みどり「……なんでこんな事になったの……」
らっだぁ「よし!皆が笑顔で暮らせる街にしよう!」
最初は当たり障りの無い目標で、この頃はまだ全員に光があった。
きょー「でも、どうするん?」
この時の考えが甘かった。
言わなかったら良かった
何度も思ったことか…
みどり「困ってる事を解決しよう!」
簡単で軽いノリだった。
だけど、ここは重要な会議。ここでのおふざけは許されない
決まったことは徹底的にやる。それが、俺達の足枷になっていった
最初は軽いお悩み。
だけど、お悩みを解決するに連れ、お悩みの内容も過剰なものになっていった。
無理だと言えば、提案者から罵られ、
肩身の狭い生活を送っていた
ある日、らっだぁがひきこもり始めた。
それに連れ、過剰な物は減っていった。
らっだぁ「……みどりくん、帰らないの……?」
思い出に浸っていたところ、らっだぁはホットミルクを飲み干していたようだった。
みどり「……うん、帰る」
らっだぁが何をしているのか分からないけど、
信じてるから…
きょー「……はぁ…」
らっだぁも無理なことするなと思いながら赤黒く染められた服を綺麗にシミを落とす。
らっだぁ「……お、終わった?」
最近目の下のクマがよく見えるようになった。
きょー「……目の下のクマ……どうしたんや」
らっだぁ「最近寝れなくてねぇ」
その軽いノリがイラつき、手を掴む
きょー「……寝ようか?」
らっだぁ「……きゃーきょーさんに襲われるー(棒」
何日も寝てないからだろうか、突然変な事を言われる
きょー「……襲ってもいいんで?」
らっだぁ「きょーさんなら……」
らっだぁ「……きょーさん、上手くいった?」
きょーさんの顔に手を当てて優しい声で囁く。
きょー「……勿論。“絶対に叶えることが出来ないことを求めてくる奴は少し脅したから”」
ニコッと清々しい笑顔で笑う
らっだぁ「……全てが綺麗事だけじゃ守れないものもあるから…仕方ないよね…」
少し悲しそうにする顔をきょーさんが掴み、こちらに向かす
きょー「らっだぁの気持ちは俺が分かってるから……ね?」
どす黒い目がこちらを見ている。
らっだぁ「俺達だけの秘密……ね♡」
きょー「……分かってる。」
コメント
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おっと…めっちゃ好みな感じの新連載きちゃ…