前回の続き。
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Sm side
何だか胸騒ぎがする、これはマモン…?
…違う。
マモンはもっと冷たくてドス黒い。
今感じているものは色んな感情が混ざりに混ざってぐちゃぐちゃだ。
起きろ俺、起きて助けに…。
Sm「……マモン、」
…流石に力は貸してくれない、
そんなに優しい悪魔ではない。
これは契約だ。
マモンが契約主だからマモンの有利に契約が結ばれている。
だったらその有利に組まれている契約を利用してやればいい。
Sm「……。」
まだ身体が本調子ではないがぐちゃぐちゃとした物へと近付こうと足を動かした。
Sh side
受け身しか出来ない、攻撃なんて打てない、分かってるよ、止めなきゃ行けないくらい、
やらかした。
Sh「ッあ゛…」
俺はきんときに蹴りを入れられ壁にぶち当たった、痛い。
ごめんな、メンバー。
ごめんな、きんとき。
お前が1番此処に執着があるのに、それを自分で壊させた、俺は罪人だ。
Sm side
此処だ、食堂。
…怖い。
…マモンが起きた、
大丈夫、悪魔が付いてる俺は強い。
俺に何かあったら困るのはコイツだ。
どうせ命知らずとか言われるとけど、
俺は罪人だ。処刑を待つだけの唯の罪人。
どんな罪人でも小さい頃は純粋だった、
少なからず人間の心は持ってるつもりだ。
俺は処刑台に登るように食堂のドアを開けた。
こりゃ、悲惨。
きんときはおかしくなってるし、きりやん、なかむ、ぶるーくはbubbleに取り込まれて気絶してる、シャークんはbubbleには取り込まれてないけど戦闘不能。
Kn「スマイルゥ〜!」
やけにテンション高ぇ化け物になっていた。
どうやらマモンが戦いたいらしい、いいけどきんときを傷付けずに助けられなかったら血はあげない、と伝えたらMa「んだー!!、わぁかっだよ!!」と投げやりな回答を受けた、それほど戦いたいんだな…。
マモン、今だけは体くれてやるよ。
心臓からどす黒い何かが全身へ回ってくる。
Sm「ゴフッ…」ポタポタ
体にはやっぱり魔法を使わなくても負担はかかる。
Sm「extinction」
これで3人はbubbleから解放できた。
Kn「…魔法が出ない…?」
闇属性でしか出来ないこと、それは消滅させること。
此処に出て来ている魔力、魔法、全て消滅させればいい話。
唯一、光属性と闇属性で同じことと言えば相手の何かを吸い上げること。
そして、闇属性は人が出した感情をある程度吸える。
きんとき、その感情を俺にくれ。
俺はきんときを床に押さえ付けた。
Sm「…手荒な真似してごめんな、きんとき。」
きんときの黒い感情を吸い上げれば体が重くなる、きっとこれはマモンが喜んでいるのだろう、こっちの身にもなって欲しい。
きんときはしばらく放心状態だろう、その間に俺は重い体を引き摺り部屋へ戻ろうとした。
Sm「……何。」
Sh「お前一人だけ抜け駆けとか許さねぇからな…」
俺の服にシワができるほどガッツイてきた。
彼は身体もボロボロでなんで動けてるのか分からないくらいだ。
コメント
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初コメ失礼します!読んでみてめっちゃ好きになりました!応援してます\c( ॑꒳ ॑ \c) (っ/ ॑꒳ ॑ )っ/