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「 ね , イザナ 」
「 綺麗だね 」
夕焼けが海に反射し
辺りはオレンジ色に染まっている
「 前観た映画に似てんな 」
「 確かに , ! 」
一瞬驚いた顔をしたと思ったら
ふと笑い始めた
「 何だよ 」
「 イザナとの思い出また出来たね 」
「 あぁ そうだな 」
「 イザナは 」
「 私が居なくなったらどうする? 」
「 お前は居なくなんねぇだろ 」
「 わかんないよ 」
「 人はいつか死ぬんだから 」
「 じゃあ そん時考える 」
「 イザナらしいね 」
「 私はイザナの事置いて
けぼり にしないから 」
そんな話をしていたのに
「 … 置いてくなよ 」
彼女は交通事故で亡くなった
まだ俺の中には思い出が沢山あるのに
心にぽっかり穴が空いたみたいで
「 お前の代わりなんて居ないのにな 」
_ 𝐅𝐢𝐧 .
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エンディング / back number