テラーノベル
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お名前を借りているだけなのでご本人様とは関係ありません。
私の妄想の詰まった物になる為誰の地雷の配慮もしていない為少し読んでダメだと思った方はすぐに引き返してください。
誤字、脱字あった場合教えてくださるとありがたいです。
会話「〜」
心の中『〜』
無線《〜》
電話〈〜〉
では続きをどうぞ
ロビーには鳥野が居た。がみともに気づいた鳥野はがみともに近づいた。
「がみとも君どうしたん?」
「あっ鳥野さん、さっきの大型で足怪我しちゃって治してもらおうかと、、」
「怪我したんやね?おっけ!じゃあ治しちゃうね?」
「はい、お願いします。」
「了解。元気ないけどどうしたん?何があった?」
「…」
がみともは無言で首を振る。
「警察署で何があった?」
「何もないですよ…みんな優しい人ばっかりでした…」
「じゃあ何でそんな泣きそうな顔してるん?」
「!?」
そう言われたがみともは顔を上げてしまった。
「そ、そんな…事ないです…よ…」
ぽろぽろと涙が溢れてきてしまったがみともは目を擦り涙を止めようとしたのだが鳥野に止められてしまった。
「あーあー、目を擦ったら赤くなるよ?」
「うー、」
「唸らない、、《あー、兎が泣いている為、救急隊すぐに戻ってきてください》他の皆んなも来てくれるから、ほら来な?」
鳥野は無線に連絡し、がみともにそう声をかけると
がみともは
「鳥野さーん、、、」泣きながら抱きついた。
『んー何があったんだろうか?俺は手が離せないからましろ辺りに聞いてもらうかなー」
鳥野はがみともを受け止め座り込み考えていた。
そしたらさっきまで出てた救急隊の皆んなが帰ってきた。
「がみともちゃん!どうしたの!?」
「がみとも君どうしたんだ?」
「がみー!?どうしたの!?」
「がみとも君どうしたの?」
「いや、それが俺にもさっぱり。さっきの大型で怪我したから病院に来たみたいなんやけど、落ち込んでたみたいだから聞いたら泣き出しちゃって、多分、警察で何かあったみたい。だからましろ」
「鳥野さん、わかりました。ちょっと聞いてみます。」
そう言うとましろはどこかに電話をかけ始めた。
その間他の救急隊の皆んなはがみともの頭を撫でたり声をかけたりしていた。
少し経つとましろが戻ってきた。
「ましろどうだった?」
「いやー、なんか今日新人や体験の子が多かったみたいで初めの方にがみとも君ダウンしたじゃないですか?その時にらだおくんと風が大分心配してたみたいでそれに嫉妬した子達ががみとも君が2人に声をかけようとする度に邪魔してたみたいですよ」
「はぁー?何それ!?がみともちゃん悪くないじゃないですか!」
「またがみーはめんどくさい奴らに目をつけられたなぁー」
「まぁがみとも君は悪くないってわけね」
鳥野ががみともの頭を撫でながら言った。
「鳥野さんの言うとおりですね。まぁがみとも君が落ち着くまで病院に居させたらいいですよ。元々がみとも君はうちのなんで」
「そうですね!がみともちゃんは救急隊の末っ子なんで警察なんかにはあげないですよ!」
がみともは、交換留学で疲れたのか、泣き疲れたのか鳥野に抱きつきながら寝てしまっていた。
「まぁどっちにしろがみとも君は移動出来ないな笑
寝てるわ笑」
「あー疲れちゃったんですかね?」
「あと俺も動けん」
「え?何でですか?」
「がみとも君がしっかりと俺の服握ってる笑」
「マジですか笑
あー本当だ、しっかりと握ってますね笑」
「あらあら、鳥野君が落ち着くのかしらね?」
「じゃあ鳥野も取り敢えずここに居るしかないな!」
「そやね笑」
「じゃあももみも一緒にいるー!」
そんな会話をしながらがみともが起きるのを待ってたら
ドタドタと誰かが入ってきた。
「「がみとも(さん)!!」
まるん視点
がみともを病院まで送り届けたまるんは警察署に戻った。
そしていまだに囲まれてる2人を見て
『まだやってのか、何か理由つけて離れればいいのに。律儀だなー』
「まるーん!おかえりー!あれ?がみともはどうしたんだ?」
「ん?がみちゃんちょっとだけ病院に居るってさ」
「そんなんだな!まぁ大分落ち込んでたもんな!」
「あんなけ分かりやすく話しかけるのを邪魔されればねーがみちゃん結構2人に懐いてるみたいだし」
「2人ってらだおとぺいんか?」
「うん。」
「そうか?がみともが懐いてるっていうより2人の方ががみともの事を心配で心配で仕方ないって感じだぞ?」
「そうなの?」
「うん!大型事件中も気にしてたみたいだぞ?」
「そうなのかーなら尚更理由付けてあそこから抜け出さないといけないよな。」
「そうだなー病院行く前のがみともは耳が垂れ下がって落ち込んでるみたいに見えたぞ」
「確かになーそれは俺も思った、まぁ2人が気づいて聞いてきたら場所いうかそれまでは教えてあげない」
「そうだな!がみともを放置してたバツだ!」
「笑笑」
そんな事を話して笑っていると
ある程度周りに居た子達の対応が終わったのか周りをキョロキョロしてる2人、そんな2人はひのらんを見つけると急いで近寄り何か質問をしている。
そしてひのらんはこちらを指差し何か言った瞬間
2人が近づいてきた。
「まるん!がみともは何で病院にいるんだ!?」
「さっきの大型で怪我したみたいで病院に連れてってほしいって言われたので連れて行きましたよ?』
「え!?怪我?そんな事を言ってなかったけど…」
「いや、がみちゃん言おうとしてましたよ?けど2人が新人や体験の子に声かけられてたから声掛けれず俺にお願いしてきたんですよ。」
「え?声掛けようとしてくれてたのか?」
「はい、何回かチャレンジしてましたけどその度に周りに居た子達に邪魔されてましたね」
「そんな、全然気が付かなかった」
「てか、そんな事よりも早く行かなくていいんですか?がみちゃん相当の落ち込んでましたよ?」
「落ち込んでた?…らだお!早く病院行くぞ!まるんありがとな」
「いいえー」
2人は病院に向かって行った。
「な!オルカが言った通りだろ?2人の方ががみともの事を心配仕方がないって!」
「確かに、そうだったなーがみちゃんの元気な退勤の声が聞こえるまで起きてるかー」
「だな!」
青井視点
『あーがみともと話したいのになぁーてか他にも居るのに何で俺らばっかりに話しかけるんだ?』
青井は周りをキョロキョロしながら話しかけてきてる新人や体験の子の対応をしていた。
『あれ?がみともが居ない?事件終わる度に一緒に行動してたひのらんとかまるんとかと話してたはずなんだけど』
「ぺいん、」
「らだお何?」
「いや、がみともさんが見当たらないんだけど」
「え!?」
そう言い伊藤辺りを見渡した。
「あれ?本当だ、毎回まるんと話してなかったか?」
「そうなんだよねぇ、でもstateには居るから警察ではあるみたいだけど、ちょっとGPS見てみるわ」
「頼む!」
「は!?」
「なに?どうしたの?』
「がみともさん、病院に居るんだけど、、、」
「は!?何で!?怪我とか言ってなかったよな?」
「だよねぇーひのらんに聞きに行こ!」
そして2人は周りにいる人達に謝りながらひのらんを探し、見つけた為、がみともの事を聞いてみた。
「がみとも君の事はまるんさんの方が知ってますよ?」
そうまるんの方を指差し言った。
「わかった!ありがとう!」
ひのらんに言われた通りまるんに事情を聞きに行った。
そして、がみともが怪我をした事、自分達に話しかけようとしてくれた事、落ち込んでた事を聞きいた。
慌てた2人はまるんにお礼を言いすぐに病院に向かった。
病院に着き、中に入った。
「「がみとも(さん)!!」」
2人が中に入って1番最初に目に入った光景は
がみともが鳥野に抱きついている事だった。
「2人ともどうしたんですか?」
「がみともさんの怪我そんなに酷かったの?」
「怪我は足の挫傷だけでしたよ?」
「え?じゃあ何で鳥ぎんに抱きついてるの?」
がみとも視点
2人がバタバタと入ってきた為寝落ちしていたがみともが起きてしまった。それに気づいた鳥野ががみともに声をかける。
「がみとも君?おはよう。」
「…鳥野さん?、、、おはようございます?あれ?俺寝ちゃってました?鳥野さん動けなかったですよね?ごめんなさい。」
「ん?俺は全然大丈夫だよ」
話しているがみともはふと入り口の方を見ると青井と伊藤がいる事に気づいた。その瞬間ムスッとして首をプイッと逸らし、抱きついていた鳥野話しかける。
「鳥野さん、あのね、あのね。」
「ん?どうしたん?」
「今日、ダウン1回だけだったんです!しかもその後も強盗とかの犯人も何回も捕まえたし、大型ではダウンもさせたんですよ!」
「うんうん、がみとも君すごいやん!」
「がみともちゃん沢山、捕まえれたの!?すごいね!」
「ふふっ、ザキさんよりも捕まえましたよ笑」
「なんだとー!?いーや!俺の方が沢山捕まえたね!」
「それは絶対にないです笑」
「がみともぉー?それはどういう事だ?」
「ふふっ、そして花ちゃんとかミンドリーさんにも褒められました!」
「無視するなよ!」
そんな事を話しているがみとも達を見て困惑している青井と伊藤、見かねたましろが2人に話しかける。
「あのな、まるんから聞いた話なんだが、がみとも君は2人に構ってもらえなくて寂しかったみたいだぞ?」
「「え?」」
寂しかったと聞いた2人は困ってた顔がニヤニヤした表情に変わった。
そしてがみともに近づいた。
「がみともさぁーん」
「がみともー」
「「寂しくなっちゃったの?」」
がみともは鳥野の服をキュッと握り
「うるさい」と照れたように言った。
それに気分を良くした2人は
「鳥ぎんを話して俺らに抱きつきなよ」
「そうだ!そうだ!」
とがみともを鳥野から離そうした。
揶揄われると思っているがみともはより一層鳥野に抱き付く手を強めた。
「やだやだ!2人とも絶対楽しんでるもん!」
「いやいやそんな事ないよ?なぁ?ぺいん?」
「そうだぞ!がみとも!がみともが寂しいって言ってるから構ってあげようとしてるんだぞ!」
「ほら!楽しんでるじゃん!」
わーわー言い合いをしている3人とそれに巻き込まれている鳥野、周りは微笑ましく見ていた。
結局最後まで鳥野から離れる事のなかったがみともは
何かを思い出したかのように離れた。
「あっ!そろそろ警察退勤しないと!荷物とかも返さないと!青井さん!伊藤君!警察署まで連れてって!」
「えー?がみとも退勤すんの?」
「うん!もう大型とかも無いしそろそろ終わろっかなーって!救急隊のみんなにも話したい事沢山あるし!」
「俺達には話す事ないの?」
「え?うん!無い!」
「そんないい笑顔で言わなくても、、、」
「早く行くよ!じゃあ皆さん!また後で来ますね!」
「「「また後で!」」」
「えー?本当に退勤しちゃうのー?」
また3人はわーわー言いながら病院を後にした。
がみともはまだグチグチ言っている2人に
「兎は構ってもらえないと死んじゃうんだから気をつけてよね!」と言った。
それを言われた2人は笑いながらがみともの頭を撫で警察署に戻った。
end
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