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侑が主人公です。
治がガチめに出てきません。(治推しすみません)
最後には頑張って出させようと思います。
⚠注意
治侑(?)のはず!
微BLありかも?(最初らへんは全然ない予定です)
18禁はありません!!(下手すぎて書けない!)
主、初心者🔰なので下手っぴ!!!!
↑ここ1番大事です!!
全て大丈夫な人はどうぞ〜
第1話 始まりの夢
あぁ、またこの夢や。
そこは水面と青空がどこまでも広がっている空間。
そんな空間に侑はひとり立っていた。
いつもこの夢を見るときはここにいる。
そして、あの声が聞こえてきた。
「侑」
誰かが自分の名を呼んでる。
優しくてどこか懐かしいような声。
侑はその声がする方へと振り向く。
人が立っている。
けど、光の反射か何かで顔はよく見えないためそれが誰かなのかわからない。
けど、これだけは不思議とわかる。
この人はきっと自分にとって大切でかけがえのない人なんだと。
…それなのに、
なのに……思い出せない。
この人が一体誰で何者なのか。
大切な存在のはずなのに、忘れてはいけないはずなのに……
「お前は、一体……」
誰なんや?
𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ……
どこからか聞こえてくるアラーム音に気づき、侑は目を覚ました。
「ふぁ~……眠っ……」
侑は、眠そうながらも学校に行く準備を進めた。
(そういえば、またあの夢を見ていたような…)
侑は準備しながら今日見た夢のことを思い出す。
時折、同じ夢を見ることがある。
自分自身ではどんな夢だったかはそれほど覚えていないものの誰かが居たことはわかる。
いつもその人が自分の名前を呼んでる夢。
そんな不思議な夢。
けど、侑にとってその夢は暖かくてずっとそこにいたいと感じる幸せな夢なのだ。
自分でもなぜそう感じるのかはわからない。
けど、多分夢の中にいるあの人。
あの人がその原因だと思う。
侑にはそう思う理由があった。
昔からではないが、侑には何かが欠けていると感じる時があった。
あまり上手くは言えないが喜んだりするときや分かち合いたいとき、誰かがいないと思ってしまう。
実際に誰かが死んだり、いなくなってもない。
けど、自分にとってとても大切な存在が居て、その存在がどこかにいってしまったような感覚。
その感覚は今でも消えない。
昔はそんな感覚はなかったのに、なぜだろう。
この事を考えると何でこんなにも寂しいと思ってしまうのだろう。
𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌
「ほな、いってきまーす」
「おん、気ぃつけてなー」
「はーい」
侑はおかんに声をかけ、学校へ向かった。
学校は家からバスで行くほどの距離でもないため、いつも歩いて行ってる。
特に誰かと行っている訳でもないが、今日見た夢のせいか少し心細く思ってしまう。
数十分後、侑は学校に着き、自分の教室へと向かう。
教室に入るとクラスメイトでもあり、部活のチームメイトでもある、銀島結がいた。
「銀、おはよー」
「お、侑おはよー」
侑は銀に声をかけ、銀も侑に返事をした。
その後、銀といつも通りの会話を始めて先生が来るのを待った。
教室にも大分人が集まってきて、賑やかな雰囲気となっていった。
一通り集まってきたところで先生も教室に着き、朝のホームルームがはじまった。
通常通りの授業、いつも通りの日常。
そんな1日が今日もまたスタートする。