テラーノベル
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⚠️【微仁瑠衣、自殺表現】
怖い……
痛い………
謝るから…良い子になるから…もう……殴らないで…
痛いのは…もう嫌だよ……
ーーーーーーーー
仁「瑠衣!!」
事務所?寝てた??なら、今のは夢か?
なんて、隣で血相変えて俺の名前を呼んでいる仁とは反対に
冷静に今起こったことを分析する。
昔の…夢だなんて……最悪…
瑠「悪い…仁、大丈夫だから」
仁「…………そんな、顔でよく言うな」
瑠「え?」
鏡で見ると自分でも分かるくらい顔は白く
汗をかいていた。
仁「熱か?」
瑠「いや…体調は大丈夫……」
仁「なら、熱中症かもな……クーラーつけてないだろ」
瑠「そういや…忘れてたな」
仁「はぁ……なら、お前は寝てろ」
仁はそういうとクーラーをつけてどこかに行った。
寝ろと言われても…寝れない……
最近、ずっとあんな夢を見ている気がする
泣きたい……でも…仁やおっさんがいつ帰ってくるかもわからない…
泣いている姿を見せたくない……
だから、必死に我慢する
なにも考えないように…ソファに寝転がりぼっーと天井を見る。
あまり…寝れてないからか、目が閉じかける。
鉛のように重たい目蓋に負けて…目を閉じてしまった。
ーーーーーーーー
見覚えのある屋敷…目の前には少年が1人いた。
椅子の上に立ち、天井に釣り下がるロープに首をかけている。
椅子から落ちれば縄に吊られ死んでしまう。
そんなこと…分かっている
死にたかったんだ…あの時……俺は
だから…死のうとした。
でも……たしか…失敗に終わったんだよな…
怖くて…立ち止まって……死ねなかった。
結果論としては死ななくて良かったと思っている…でも……
このときは…とにかく……消えたいってずっと思ってた。
消えることだけを目標に生きていて。
楽しいなんて…思わなかったな……
いつまでも、続く地獄に……疲れたんだ。
だから、俺は椅子の上で立ち止まっている少年の背後に回り
そっと、背中を押した。
ギッ……ッ…ギ…
天井に吊られていた縄に少年の体重が乗っかって
ギシギシと音を立てていた。
「ほら、これでもう……大丈夫。」
良かったね、死ねて
ーーーーーーーー
嫌な夢から目が覚める
額には冷たい感触があった。
触ると冷えピタだった。
部屋はさっきよりはるかに涼しく快適だった。
俺の上には薄いタオルがかけられていた。
隣には資料を呼んでいる仁
少し奥に人の気配がするから…きっと…おっさんも帰ってきたのだろう。
瑠「仁……」
仁「起きたか…なにか食うか?」
瑠「ううん…いいや……食用無い」
仁「……そうか」
仁なりの優しさが心に染みる
瑠「なぁ…仁……」
仁「なんだ?」
瑠「俺……生きてても良かったのかな…?」
仁「…………なんだ、急に」
瑠「……俺…2人の役に立ててないって思えて。足引っ張ってるんじゃないかって……俺さ、小さい頃…自殺しようとしてたんだ…」
仁「…………」
瑠「でも……うまく出来なくて………」
仁「そうか……1つ言うが、瑠衣は瑠衣だ俺やおっさんになろうとしなくて良い。お前は…お前らしく笑って馬鹿やってれば良いんだ。」
瑠「……はは…なんだ、それw」
仁「……お前が、踏み止まってくれて良かった。」
瑠「…………そっか……そっか…」
仁の暖かさに包まれると安心する。
瑠「なぁ…仁……お願い言っても良いか?」
仁「なんだ……?」
瑠「一緒に寝てくれないか?」
仁「ガキか」
瑠「うるせぇ…」
仁の方に手を伸ばす。
仁はその手を見てため息をしながらも
俺を抱き締めてくれた。
優しくも無いし…だからと言って荒くも無い…丁度良いくらいの力で頭を撫でてくれた。
仁の腕の中でなら……良い夢が…見られる……気が…す……る…
ーーーーーーーー
仁視点…
一緒に寝てくれと頼まれて数分後…瑠衣は俺の腕のなかで静かな寝息を立てていた。
疲れているのか…まだ、顔色が悪い
おっさんが洗い物を終えてこっちにくる
俺と瑠衣の状態を見ておっさんは驚いたがすぐに笑った
杖「なにがあったんだw?」
仁「べつに…」
おっさんはどこからか持ってきた掛け布団を俺と瑠衣にかけた。
杖「仁も休んだらどうだ?久しぶりに依頼も無いし、ゆっくりすれば良い」
仁「……そうだな、なら寝る」
杖「そうか、分かった」
そういうとおっさんは椅子に座り本を開いた。
そんな、おっさんとは対照的に俺は瑠衣を強く抱き締めながら…夢の中に落ちていった。
仁「おやすみ…瑠衣…良い夢を…」
コメント
10件
死なないでーーーー!! 瑠衣様ーーーー 次回も楽しみに待っています
シルバーウィークなのに風邪をひいてしまう馬鹿です。
みぅ🤍🥀です。 第32話、読みました…。 仁くんの「お前はお前らしく笑って馬鹿やってれば良いんだ」っていう言葉、すごく響きました。過去の自分を押し♡♡♡てきた瑠衣くんが、自分のままでいいって認めてもらえる瞬間、心がじんわり温かくなりました。 最後に腕の中で眠る瑠衣くんと「良い夢を」って囁く仁くんの優しさが切なくて…良い関係だなって。重たいテーマだけど、ちゃんと光が見える話で、涙が出そうでした。作者さんの言葉、大切に届けます。
葉っぱ
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#クラウンクレイン
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