し(今日は委員会出れますか?)
ぺ(出るよ~!この間はごめん!)
し(全然大丈夫です!じゃあまた放課後で!)
ぺ(おう!)
今日こそ出る!!
~放課後~
ぺ「各々で掃除始めていってくださーい!」
そう言うと、皆が一斉に動き始める。
し「ぺいんとさん!」
ぺ「なに?」
し「実は生徒会長が手伝いに来てくれていて…
一応自己紹介をした方がいいかもしれないです……!」
うわぁ…めんどくせぇ……
そう思いながら渋々生徒会長の方へ向かう。
ぺ「あの…前回欠席していたぺいんとなんですけど……」
ク「あっ熱収まったんだ!よかったね!」
ぺ「クロノアさん!?生徒会長だったんですか?!」
ク「うん!そうだよ笑」
俺はしにがみくんの方を振り返った。
しにがみくんはニヤニヤしながらこっちを見ていた。
ぺ「知ってたの……?」
し「はい笑」
ぺ「はぁぁっ!笑なんで教えてくれなかったんだよ!笑」
し「どんな反応するかな~?って思ってw」
そう言いながら爆笑するしにがみくん。
ク「とりあえず掃除しよっか!」
とクロノアさんが言うと、しにがみくんは笑いが収まったのか静かに掃除をし始めた。
さすがクロノアさん。
しかもクロノアさんもこれまた顔がいい……!それに頼りがいがあり、めっちゃモテる。
ほんとイケメンはいいよなぁ!羨ましいぜ…!
そんなことを考えていると、不意にしにがみくんが話しかけてきた。
し「クロノアさんってほんとにかっこいいですよねぇ」
ぺ「それな…!最初はびっくりしたけど生徒会長ってわかったとき納得したもん笑」
し「ね!しかも頼りになるし優しいし…」
しにがみくんの視点がクロノアさんへと移動する
ぺ「でもあの人謎だらけだけどな……笑」
し「確かにそうですね笑」
俺はクロノアさんを見るしにがみくんの眼差しが特別な感じがして
その横顔を見ながら嫉妬した。
そして、モヤモヤしたまま委員会が終わった。
ぺ「全て掃除が終わったので次の委員会はいつもの所に集まってください!
ではこれで委員会を終わります」
皆が次々と倉庫を出ていく。その時
し「クロノアさん!ちょっといいですか?」
しにがみくんがクロノアさんの元へと駆け寄った。
ク「どうしたの?」
し「この事についてなんですけど……」
しにがみくんがクロノアさんに近づいたその時
ク「うんうん」
そう言いながらしにがみくんの肩へと腕を回した。
ぺ「!」
俺は目を丸くした。
そして、倉庫の外側の壁にばれないように背中を押し付けた。
ク「ここをこーしたらいんじゃない?」
し「あ~なるほど!じゃあ───」
二人の様子を影で伺う。
ク「まぁしにがみくんらしいけどね笑」
し「それ褒めてるんですか?笑」
可愛い笑顔でお喋りをするしにがみくん。
でもその笑顔は俺ではなくクロノアさんに向けられている。
ク「俺は褒めてるつもりなんだけどな笑」
し「ほんとに~?笑」
ク「アハハッほんとしにがみくんって可愛いよね」
し「えっ///」
一瞬にしてしにがみくんの顔が赤くなる。
それに追い討ちをかけるようにクロノアさんが顔を近づけ、前髪をいじり始めた。
ク「前髪長すぎじゃない?せっかく可愛い顔が台無しだよ?」
し「なッなに言ってるんですか///」
俺でも触ったことがない前髪を触っているクロノアさんに嫉妬心が燃え上がる。
ぺ「クロノアさん…マジか……」
その時、俺とクロノアさんの目が合った。
ぺ「やべっ💦」
クロノアさんはこっちを見て不適な笑みを浮かべた。
ぺ「どうしよう…見てたのばれたよな……?」
クロノアさんも俺と同じ感情をしにがみくんに抱いている。
そう確信しながら俺はその場から逃げ出した。
視点 kr
ク「自信持ちなって!可愛いんだから」
し「いやいや可愛くないですよ!!///」
そう言いながら顔を背けた。
これからこの子をどうやって落とそうか。
考えただけで楽しみだ。
そんなことを考えていると、こっちを見ている視点に気がついた。
俺のことを睨み付けている視点。
ク「ははッ」
ぺ「!」
し「どうしたんですか?急に笑いだして……」
ク「いや、なんでもない笑」
まさか俺にライバルがいるとはな笑
しかもぺいんとか……笑
ク「今日はこれぐらいにして……何かあったらまた相談乗るよ!」
し「いんですか?」
ク「あぁ!」
し「ありがとうございます!ではまた!」
手を振って別れた。
次が楽しみだな…笑
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