テラーノベル
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私と彼はそれから仲良くなった。
でも仲良くなるにつれ、寿命のことが言いづらくなった。
「あのさ」
彼はいつも通りに笑顔で振り向いてくれた
「どうしたの?」
「私、明後日から1週間学校来れない」
「え?」
病院の検査があるから行けない。と言いたかったけど今の私は言えそうになかった
土曜日。彼はメールで
「なぁなぁなんで1週間来ないの?」
……
「病院に入院する」
「え?」
それ以上メールが来ても私は返信しなかった。
今年1年しか生きられないなら入院なんてしてないで桜もっと見たかった。無理な願いだけど
第2話 桜を見れたら
入院初日
彼からメールが3件来てた
「病院ってなんかあったの?」
「俺に言えないこと?」
「 どこの病院 」
少し、嬉しかった心配してくれて。でももう言うのがいいのかもしれない
「桜坂病院」
そう返信したらすぐ返事が来て
「すぐ行く」
部屋番号も知らないのにどうやって来るんだろ笑と2日ぶりぐらいに笑った気がした
ガラガラ
「想愛!」
「理央くん」
「どうして病院なんか来てんの、?」
…
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