ツイステ未プレイ勢なのでオバブロ書けまてん( ᐛ )ということで突然ですがジャミルオバブロ解決後のアジーム家での出来事。
わいわいと宴も盛り上がっていた頃、かりむにじゃみるが話し掛けていた。それを聞いたかりむがこちらへやってくる。
「監督生、食べてる所悪いな、少し付き合ってくれないか?」
「?ああ、いいぞ。何処に行くんだ?」
「旦那様の所へ向かう。…カリムのお父上様と言ったら分かるか?」
「…何故私がそこへ?こう言ってはなんだが、どこぞの馬の骨とも知らない娘を会わせるなんてせきゅ、るてぃとしてどうなのか。」
「旦那様は俺を助け、尚且つ異世界人と言うのなら俺を殺す理由はないと判断なさっている。だが、出来れば刀を預けてくれないだろうか。」
「…まあじゃみるになら良いだろう。私の相棒を、頼むよ」
「_ああ、任せてくれ」
じゃみるは何故か嬉しそうな顔をしてニッと目を細めて笑った。私は刀をじゃみるに任せ、大きな扉の下を潜る
「お話とは、なんでしょう?」
「本題に入る前に、自己紹介をしようか。俺はアジーム家当主、カルム・アルアジームだ。お前は?」
「…階級を示せ。私は鬼殺隊写柱、冩屋 優雨で御座います。こちらの世界では、ゆう・うつしやと申した方がわかりやすいでしょうか」
「ほお、手の甲に文字が浮き上がるとは…面白いな。さて、互いの自己紹介も済ませた事だし、本題に入ろうか。」
「優雨よ、なにか欲しい物はあるだろうか?ジャミルを救ってくれた礼だ、何でも言うが良い」
「要りません」
「……ほう?それは何故だ?」
「私ではそれに値しないからです。私は鬼殺隊として当然の事をしたまで。礼を言われる理由が御座いません。それに、私1人では太刀打ち出来ませんでした。鬼を相手にするとは違い、一般市民を傷付ける訳には行かない私はむしろ足でまといでした。そんな私より、あずーる殿やそれこそかりむ殿に与えるべきでは無いでしょうか。不敬かも知れませんが、どうか御容赦を」
「ふむ…受け取らん理由はわかった。では、何故2人を助けた?2人を助ければ、アジーム家に恩が出来ると思ったのではないか?」
「父ちゃん!監督生はそんなんじゃ_!」
「お前は黙っていろ、カリム。俺が話しているのはお前ではない、優雨だ。」
「…っ!」
「?友人を助けるのに何か理由が御座いましょうか?」
「………」
「私は友人を助けたいが為に何の関係もないあずーる殿達に怪我を追わせ、危険に身を晒させてしまいました。ので、どうか私如きに礼を仰らないでくださいまし。」
「私は自己満足の為だけに2人を助けた。その結果、あずーる殿達を危険に合わせた。結果がどうであれ、私は柱として、鬼殺隊として最低な行動をとってしまった。」
「以上が理由です。長々と申し訳ない」
「…はは、ははははは!!気に入った、気に入ったぞ優雨!試してしまってすまないな!頭を上げてくれ!」
「……」
(監督生がポカンとしている…貴重だな)
「えっと…つまり監督生は凄いってことか!?」
(私が異世界人という事を知っているかりむのお父上殿が、アジーム家に恩が出来ると思ったかと聞いた時点でおかしいとは思っていた。…それにしても、親子揃って元気が良いのだな。)
「……優雨、俺の事はカルムと呼んでくれて構わないからな!それと、月に1回は顔を見せに来てくれないか?」
「…良いのですか?」
「ああ!勿論だ!」
「ありがとう御座います…?」
「急に呼び出してごめんな、友達の所へ戻っていいぞ」
「いえ、大丈夫です。では失礼し致します」
「優雨様、こちらへ」
「…お前に様と呼ばれると笑えてくるのだが」
「……うるさい」
「ああ、そうだった。カリム、ジャミル!」
「どうかしたのか、父ちゃん?」
「如何なさいました?」
「恋愛に関しては早い者勝ちだ。先に堕とした方が勝ち。そこには主人も従者も関係ない」
「ああ、勿論だ!」
「よ、良いのですか、旦那様?!」
「いいに決まっているだろう。そもそも、主人より優れてはいけないなんて思ってないしな、俺は優秀だからお前を選んだんだ。恋愛に関してもその考えが変わる事はない」
「父ちゃん………本音は?」
「ぶっちゃけどっちとくっつこうが傍に置けるからな、カリムとジャミルどちらでもいい。」
「それはねぇよ父ちゃん!」
「はははは!」
(……俺とカリムが話している時、優雨は何故か懐かしむ様な、少し悲しい様な目をしていた。あれは、あの目はカレッジに通うような女性がする目じゃない。一体彼女はどんな経験をしたのだろうか)
扉を潜り、皆のいる所へ戻る。…結局あれはなんだったんだ?
「あ、監督生!お前どこいってたんだ、心配したんだからな?」
「?かりむとじゃみると一緒に行っただけだから危険なぞないぞ」
「いやだから心配なんだって」
「?」
「あー、わかってないっぽいね、監督生ちゃん」
「ああ、こりゃ俺達も頑張らないとな」
「人の子、僕を置いてどこへ行っていた?」
「どこって………かりむのお父上殿…ええと、かるむ殿の所へ行っていた」
「……ほう?僕より先に親への紹介を済ませたとはな…僕も早くしなければならないな」
「何の話だ?」
「今度僕の家へ招待しよう」
「良いのか?」
「勿論だ、歓迎するぞ」
「監督生ちゃん言っちゃダメ!!言ったらお嫁さんになっちゃうよ!!!」
「?何故そうなる?遊びに行くだけだぞ?」
「分かってないな、これは」
さっきから一体なんなのだ、よく分からない。…おい待てかりむ。その表情はなんだ?いつものお前らしくないぞなんで真顔なんだなんか怖いぞ
「…けいと、その手に持っているものはなんだ?」
「ん?アイスの事?」
「あいす?聞いたことのない食べ物だな、それは甘いのか?」
「甘いよ〜、カリムくん達の国のは特に甘いよ。砂糖とか沢山使うからね」
「そうなのか、ではすまないがさっきじゃみるからかれぇを貰ったんだ、それと交換しないか?」
「え?良いけど、カレー苦手なの?」
「いや、かれぇとやらは辛いと聞いてな、私は辛い物より甘い物が好きだから交換して欲しいんだ」
「子分さっきカレー食べたいって言っむぐぐ!」
「ちょっと黙っててくれ」
(…もしかして、覚えててくれてる?)
「ああ、覚えているぞ?」
「えっもしかして声に出てた?」
「いや、何となくそう言ったのかと思っただけだ。友人の好みは覚えているに決まっている。大切な人に苦手な物をあまり食べさせたくない」
「た、大切……あー、もう!簡単にそういう事言っちゃダメでしょ〜!!勘違いしちゃうから!」
「勘違い?何を言ってる、大切な人は大切な人だろう。何を勘違いする必要がある」
「ケイト、諦めろ。これが監督生の素だ。」
「トレイくん…羨ましいのは分かったから肩を強く握らないで。痛いから、ちょっ力まないで痛い!!肩ミシミシ言ってるから!!!」
とれいとけいとは相変わらず仲が良さそうだな、いい事だ。このあいすとやら、確かに甘い。こういうハイカラな物はあまり食べた事がないから新鮮だ。…炭治郎や善逸達にも食べさせてやりたいな。あの子達には何もしてやれなかった分まで、沢山食べさせてやりたい。あの子達に救われた礼を、少しでも返したい
「…い、監督生!大丈夫か?具合でも悪いのか?」
「かりむ…いや、なんでもない。少し元の世界の事を思い出していただけだ。」
「……そうか。元の世界事を思い出してたんだな」
「ああ。具合が悪い訳じゃないから大丈夫だ」
あの子達は元気にしてるだろうか。同僚達は今も笑って過ごせて居るだろうか。天国にいる母様や父様は私の帰りを待っていてくれているだろうか。元々身寄りのなかった子達にお金は渡されただろうか。私の給料だけでは足りないかもしれない。
「…そこまで元の世界が大切か」
「すまん、またボーっとしてて聞いて居なかった。何か言ったか?」
「なんでもないぜ!じゃんじゃん食ってくれ!」
「そうか、でも私はもう満腹だ、ありがとう」
「え?」
「なんだ?」
「いや、監督生まだ全然食べてないじゃないか!遠慮なんてしなくて良いんだぞ?」
「いや遠慮はしていない。本当に満腹なんだ、これ以上食べれん」
「ずっと見ていた訳じゃないが、見てる限りお前果物やアイスしか食べていなかったろう。それだと栄養にも偏りが出来るし、何より量が足りないだろう。足りないと言ってくれ。あれだけの量で満腹とか嘘だと言ってくれ。」
「嘘じゃないが……」
「ちょ、トレイくんしっかりして!!!!」
「ジャミルが倒れたーーーー!!!!」
「マレウスの奴が固まってるんだゾ!!?」
とれいとじゃみるが倒れてしまった、何故だ?熱中症か?なら早く日陰に休ませて冷たい物を持って来なくては。ああ、そこの君、なにか冷たい飲み物と手拭いを持ってきてほしのだが…なんでかって?お前も見ていただろう、とれいとじゃみるが熱中症で倒れてしまったからだ。……何?違う?熱中症ではないのか?ならばなんだ?……良いから貴方食べていてください?友人が倒れているんだぞ、放っておけん!……………私が沢山食べれば治る?意味がわからん、何故私が食べねばならんのだ。…健康診断をする?いや、私は健康だぞ?え、ちょ、おい、何処に連れて行く気だ!?何故泣いている!?どうしたんだお前達!!??……何故か今健康診断を受けている。本当に何故だ
「は……………」
「先生が倒れた!!!」
「眼鏡が割れてるからあんまり近ずかないで!気絶と同時に眼鏡が割れるとか一体何があっ……た………」
「本当に何があったんだ!?」
「だ、誰か救急車呼んで!」
「きゅーーーーきゅーーーしゃーーーーーー!!!!」
「誰がそんな原始的に呼べっつったよ!?」
阿鼻叫喚だな。一体何があったのだろうか。もしかして毒か?藤の花の毒を体内に取り込んでいるからそれが引っかかってしまったのだろうか
「医者が倒れるとかどんな数値が出たんだよ…」
「…読み上げてくれ」
「あ、はい!ええっと…身長155cm体重が40kgで毒が体内の3分の2はあると書いてあ40kg!?ほとんど筋肉じゃない!!毒が3分の2はある!?致死量超えてるじゃない!嘘でしょう!?しかも毒が複数検出されてる…10種類以上って………嘘でしょう……………こんな…こんな子供が………」
「人が倒れた!この人でなし!!」
「言ってる場合か!?」
「毒…は?毒?地雷なんだが」
「じゃみる顔が怖いぞ。それと地雷ってなんだ」
「…監督生ちゃん、女の子に歳を聞くのは失礼かと思うんだけど、今何歳?」
「?20だが、それがどうした」
「俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は長男だ俺は」
「まだキャッキャウフフしてるお年頃の女性が……??しかもこの世界に来る前だから…………アッモウムリ」
「なんだ監督生歳上だったのか!あっはっはっはっはっ………ははっ」
「やめろ地雷だ」
「だから地雷ってなんなんだ。けいとは声大丈夫か人間じゃない鳴き声聞こえたぞ。かりむも戻ってこい」
「僕はもうダメだ」
「おいマレウスが倒れたんだゾ!?」
「だから体調管理はしっかりしとけと」
「嘘でしょあの子この状況見てまだ気付いてない???」
「なんの事だ?と言うか皆は大丈夫なのだろうか、もし手伝いが必要ならなんでもするぞ」
「沢山食べてよく寝て体から毒を抜いてください!!!!!」
「いやそれは手伝いでは無いだろう」
あとがき的なもの
冩屋 優雨:今回何故かカルムに気に入られこれまた何故か人がバッタバッタと倒れていく。どうしたんだ皆。因みに優雨は結構胸ある。体重のほとんどが筋肉。元の世界に居る仲間達が心配。この後沢山家具と宝石が届いて来て大慌てした。そんな高価な物要らない今すぐ返品してくれ!!!
「約束破ってしまって皆怒っているだろうか」
グリム:前々から子分はあんまり食わねー奴だな、そんなヒョロっこくて大丈夫なのか?すぐ死にそうで心配なんだゾ。って思っていたが優雨がそんな事ない、普通だと何度聞いてもそう答えるのでそういうもんなのかって納得した。帰ったら何故か宝石が沢山あって泡吹いた。
「子分帰っちゃ嫌なんだゾ…寂しいんだゾ…」
カリム・アルアジーム:父ちゃんに向かって自分の意見をちゃんとぶつけられるの凄いな!ってなって優雨の事がさらに好きになった。診断結果を聞いて真顔になった。女性が酷い目に会うの地雷ですやめてください。この後沢山泣いたし沢山貢いだ。
「ジャミルには負けないぞ!」
ジャミル・バイパー:旦那様に面と向かってあそこまで言うとは…やっぱりお前は面白いな。ずっと見ていた訳じゃないがとか言っていたがずっと見ていた。遠慮しているんだろうかと思ったけど満腹???嘘だろその量で???この後無事ぶっ倒れる。診断結果を聞いてまた倒れる。
「俺がカリムに負ける訳ないだろ?」
トレイ・クローバー:ケイトと話していたらいつの間にか優雨が居なくなっていてめちゃくちゃ心配した。他の従者の人からカリム達と出掛けた事を伝えられ更に心配した。診断結果を聞いて気を失いそうになった。優雨は身長が低い為、妹と重ねてしまってSAN値ゴリゴリに削られた。長男だから耐えれたけど次男だったら耐えられなかった(耐えられてるとは言っていない)
「元の世界になんて返すわけないのにな」
ケイト・ダイヤモンド:トレイと話していたらいつの間にか優雨が居なくなってて(ry。カリムに(善意で)渡された甘いアイスをどうしようかと迷っていた所、優雨に助けてもらった。自分の苦手な物覚えててくれてるうれぴっぴ。診断結果を聞いておおよそ人間とは思えない声を発した。
「ここまで好きにさせておいて返す訳ないでしょ」
マレウス・ドラコニア:あんまり喋ってなかったかも。ごめんよ。カリムに先をこされて拗ね太郎。体重40kgで毒が10種類以上も検出されたと聞いた時は耳を疑った。人の子よ、食育だ。沢山食べろ。正しリリアの作った物は食べなくていいこれ以上体に毒を取り込むな。
「僕から逃げられるなどと思わない事だな」
カルム・アルアジーム名:前は適当に決めました。俺に向かって自分の意見をちゃんと言ってる姿を見て気に入った。月1回、いや2回でも3回でも遊びにおいで。後から届いた診断結果を見て倒れかけた。この後オンボロ寮宛に沢山家具や宝石が届く。
「家の子の嫁に来てくれ!ジャミルでもいいぞ!」
ディア・クロウリー:後から届いた診断結果を見て紅茶吹き出した。この事を優雨に聞こうとオンボロ寮へ行ったらピカピカの超高級家具ばかりでひっくり返った。なんですかこれは。オンボロ寮のセキュリティが2倍増しになった
「生徒の願いを聞いてあげるのが学園長としての義務ですから」
つい食べてくれと叫んでしまった従者性別は一応男。違う熱中症じゃない、お前のせいや。手伝わなくていいから沢山食べてくれ、お願いだから。この後医者に頼み込み本人からOKが出された後診断結果を見て吐血した。嘘だろこんな女性が…ゴフッ…………それを見た他の従者は何事!?と慌てた。
「たんとお食べ……ここに給料5ヶ月分のお金あるから……」
ぶっ倒れた医者達診察して眼鏡が割れて使い物にならなくなったし倒れた。診察結果を見たナース(看護師)も倒れた。この人でなし!!!!今必死で藤の花の毒や他の毒に効く解毒薬を作ってる。
「藤の解毒薬作ったら終わりだと思ったじゃろ?ところがどっこいまだまだあるんじゃ(白目)」
コメント
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めっちゃ面白いです😂ꉂ(ˊᗜˋ*)続き出してくれてありがとうございます!!
最高wwwwwwwwwwwwww