テラーノベル
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どぅーも! テラノベ作るの初めてです
それより本編見たいよね メンゴ!
相澤は、煙草の煙と珈琲の苦味が染みついた職員室のデスクで、分厚い書類の束と格闘していた。
深夜二時。雄英高校の敷地内は、静寂そのものだった。
疲労でかすむ目をこすり、目薬を差そうとしたその時、背後から音もなく現れた長い影が、相澤の視界を遮った。
「まだ起きてんのか、消太」
低く、どこか楽しげな声。
振り返るまでもない。この時間に、こんな足音で入ってくる男は一人しかいない。
プレゼント・マイク――山田ひざしだ。
「……見れば分かるだろ。お前こそ、ラジオの仕事はどうした」
相澤は視線を書類に戻しながら、ぶっきらぼうに返した。
「さっき終わって帰ってきたとこさ! 職員室に明かりが見えたからさ、お疲れの相棒に差し入れと思ってね」
山田はそう言って、コンビニの袋から温かい缶珈琲を取り出し、相澤の机にコト、と置いた。
さらに、自分の分であろうエナジードリンクのプルタブを小気味よく響かせて開ける。
いつもの派手なレザージャケットは羽織っておらず、ラフな黒のパーカー姿だ。
髪もトレードマークのリーゼントではなく、後ろで一つに結んである。
相澤は無言で缶珈琲を手に取り、プルタブを開けた。
温かい缶の熱が、冷え切った指先にじわじわと染み渡る。
一口含むと、人工的な甘さが疲れた脳に心地よかった。
「……助かる」
「だろ? 感謝しろよなー!」
山田は相澤のデスクの端に腰掛け、長い足をぶらつかせた。
昼間の「プレゼント・マイク」としての騒がしさは潜め、いまの声はひどく穏やかで、耳に優しい。
学生時代からずっと聴いてきた、相澤にとっての一番の「お馴染み」の声だ。
「お前、明日の一限、座学だろ。早く寝ろ」
「へーへー。でもさ、消太がこうして根詰めてるのを見ると、置いてけないっていうかさ。ほら、俺たち一蓮托生だし?」
山田は悪戯っぽく笑いながら、相澤の顔を覗き込んできた。
目の下に濃い クマを作った相澤の顔を見て、山田の目が少しだけ真面目なものに変わる。
「……無理すんなよ。お前が倒れたら、A組のヒヨコどもが泣くぜ」
「倒れはしない。……これでも、ペース配分は考えている」
「嘘つけ。いっつも限界突破してんじゃねえか。ヒーローとしても、教師としてもさ」
山田はため息をつき、手を伸ばすと、相澤のボサボサの黒髪を少し手乱暴に、だけど愛おしそうに撫で回した。
いつもなら「触るな」と振り払うはずの相澤だったが、不思議と体が動かなかった。
山田の手のひらは驚くほど温かくて、その温もりが、張り詰めていた相澤の神経をゆっくりと緩めていく。
「……おい、山田」
「ん?」
「……うるさい」
言葉とは裏腹に、相澤は山田の手を拒まなかった。
それどころか、少しだけ目を細めて、その心地よさに身を委ねるように息を吐き出す。
山田はそんな相澤の様子に気づくと、ふっと優しく微笑んだ。
髪を撫でていた手が、そのまま相澤の頬へと滑り落ちる。
親指の腹で、相澤の目の下のクマをそっとなぞった。
「あと三十分だけ付き合ってやるよ。それが終わったら、強制就寝な」
「……二十分で終わらせる」
「お、言うねえ! じゃあ、俺が書類の整理手伝ってやる。そっちの束、貸しな」
山田はデスクから飛び降りると、隣の椅子を引き寄せて相澤の真横に座った。
二人の肩が、 わずかに触れ合う。
流れ込んできた山田の体温と、かすかに香るシトラスの香水が、深夜の冷たい職員室を静かに満たしていく。
相澤は、手元の書類を半分に分けて山田に手渡した。
「頼む」と短く告げた声は、先ほどよりもずっと柔らかかった。
深夜の雄英高校。
二人のヒーローは、静かな時間を分け合いながら、夜が明けるまでの短いひとときを共に過ごしていた。
深夜二時四十分。
宣言通り、二人は机の上に山積みにされていた書類をすべて片付け終えた。
「よっしゃ、任務完了ーー!」
山田は大きく背伸びをして、わざとらしく大きな声をあげた。
もちろん、静まり返った校舎に響かないよう、個性(ボイス)は完全にオフにした、彼なりの最小限のボリュームだ。
「……静かにしろ。響く」
相澤はペンを片付け、椅子の背もたれに深く体を預けた。
眼鏡を外し、目頭を強く押さえる。限界まで酷使した目は、もうほとんどピントが合っていなかった。
「はいはい、お疲れさん。ほら、約束通り撤収するぞ。消太、歩けるか?」
「歩ける。子供扱いするな」
口ではそう言いながらも、相澤の腰は重い。
張り詰めていた緊張が切れた途端、泥のような疲労が一気に押し寄せて、指一本動かすのも億劫になっていた。
そんな相澤の様子を見透かしたように、山田はふっと笑うと、相澤の前に回り込んで腰を落とした。
目の前に広がるのは、頼もしい、見慣れた背中。
「ほら、乗れよ」
「……断る。置いていくぞ」
「置いていける体力残ってないだろーが。いいから乗れって。誰も見てねえよ、こんな時間」
山田は振り返り、悪戯っぽくウインクをした。
相澤はしばらくその背中を睨みつけていたが、やがて小さくため息をつくと、諦めたように山田の背中に体重を預けた。
首に腕を回すと、山田が「おっと」と声を漏らしながら、手際よく相澤の腿を支えて立ち上がる。
「うわ、お前また痩せたか? ちゃんと飯食ってんの?」
「食ってる。ゼリーを」
「固形物を食え、固形物を! 今度俺がなんか作ってやっからな」
ぶつぶつと文句を言う山田の背中は、相澤が思っているよりもずっと温かかった。
歩くたびに、心地よい一定の振動が体に伝わってくる。
いつもなら絶対に許さないようなこんな状況も、深い夜の闇と、この男が相手だという事実が、相澤の警戒心を完全に溶かしていた。
職員室を出て、薄暗い廊下を静かに進む。
山田の大きな足音が、夜の静寂にパタパタと優しく響いていた。
「……ひざし」
相澤は、山田の肩口に額を埋めたまま、掠れた声で呟いた。
名前で呼ばれた山田は、一瞬だけ歩みを止め、それから愛おしさを隠せないような声で「ん?」と応じた。
「……重くないか」
「全然。お前、もっと肉つけろよ。俺の相棒なんだからさ、もっと労わらせてよ」
山田の声はどこまでも優しく、廊下の闇に染み込んでいく。
その声を聞いているうちに、相澤の意識は急速に遠のいていった。
山田の首筋に触れる相澤の息が、次第に規則正しい寝息へと変わっていく。
「……ったく。寝るの早すぎだろ、消太」
山田は背中の愛しい重みを感じながら、さらに速度を落としてゆっくりと歩いた。
相澤の寝顔を見るのは、学生時代から数えてもそれほど多くない。
それだけ、自分に全てを預けてくれているのだと思うと、胸の奥がじんわりと熱くなった。
「おやすみ、消太。明日もまた、頑張ろうな」
誰にも聞こえない声でそう囁くと、山田は相澤を抱き直すように少しだけ腕に力を込め、仮眠室へと続く夜の廊下を歩き続けた。
一旦おわりー コメント下さいィ! なんかアイディアあれば光栄です! 俺は ヒロアカ 呪術廻戦 鬼滅 これ中心でやりたいです! 俺は腐女子[過激可 なんならめっちょ好き]でもヨワラーでもどの口もいけるし大好きです⭐︎ 好きなカプ言ってくれたり 具体的な内容も嬉しい![例え] 五悠 じわじわ展開 [例え] 五夏 執着攻め ヨワラーとかだったら [例え] 義勇 過呼吸 など!俺どれでもまじ大好きでーす 単純に感想も言ってくれたらーなんて
コメント
4件

仲間うれぴー 早速作っちゃう!
美月ゆめかだよ〜🌸 第1話読了したよっ! 深夜の職員室、相澤先生がデスクで書類と格闘してるシーンからもうエモすぎて…😭 山田が差し入れ持って現れる流れ、二人の距離感が自然でドキドキした! 特に「髪を撫でてそのまま頬へ」のところ、もう胸きゅん不可避じゃない? 最後におんぶして寝ちゃう相澤先生もサイコー! 続きめっちゃ気になるよ!👍✨