大我『』
○○「」
友達()
大我side
相思相愛とは、
「相思」は相手を慕い合うこと。
「相愛」は互いに愛し合うこと。
つまり、”相思相愛”とは、
互いに慕い合い、愛し合っている状態のこと。
〜3年前〜
「大我〜?」
『んー?』
「どっかお出かけしない!?」
『おー!いいね!』
『どこか行きたいとこある?』
「ん〜大我が連れてってくれるとこならどこでも!」
『ほんと?笑』
「うん笑」
「じゃあ楽しみにしてるね!」
『うん!任せて笑』
なんて他愛もない会話をしたり、
『○○、!』
「どうしたのー?」
『じゃん!』
『プレゼント!』
「え、嘘!なんで、?」
『喜ぶ顔が見たくて、とか言っちゃう?笑』
「いつもそんなこと言わないくせに〜笑」
『バレた、笑』
『まぁ、普通に○○欲しいかな〜って思って!』
「えぇ、嬉しい、!」
「大我、大好き〜!!」
『ありがと笑 俺も大好きだよ笑』
なんて言って、お互いの愛を確かめたりもして。
俺たちはみんなから羨ましがられるほど、
上手くいっていた。
相思相愛、という言葉は俺たちのためにあるものだと
思えるくらい。
それが今や、同じ家で暮らしていても、
会話なんて必要最低限のことしか話していない。
(なぁ〜大我、なんかあった?)
『え、?』
(なんか元気なくね?)
『そ、そうかな笑』
(彼女となんかあったのか〜?笑)
『あ、うん、まぁ…』
(うお、まじか、)
(え、何があった、?!)
『いや、ん〜まぁなんか、』
『なんだろな、少し冷めてきたっていうか、』
(、え、まじか、)
『でも、別れたいってわけじゃなくて、』
(…最近話してるか?)
『いや、話せてないんだよ、』
『あ、ごめん、時間だから俺もうそろそろ帰るわ笑』
(いつでも相談乗るからな、!)
『ありがとな笑』
(おう!)
(いつでも連絡しろよー?)
『サンキュー笑👋』
(じゃあな〜👋)
俺たちの間には疑う余地もなく、愛は無い。
俺の事情で少し冷たくしてしまった時もあったし、
記念日なのに、俺は仕事仲間と飲みに行ったり、
こうなったのは完全に俺が悪いわけで、、
そして俺は、
コンコン🚪
『○○、?ちょっといいかな、』
「、うん」
「どうかした、?」
身支度を終わらせた俺を目の前にし、
完全に驚いてる○○がいて。
『俺この家出てく、ね』
「き、急だね、笑」
『こんな俺と一緒に暮らしてたって○○が辛いだけ
だと思って、笑』
「い、いや、」
『んで、正直俺、!色々考えたんだけどさ…笑』
「、それで、?」
『だからさ、○○、』
「大我、もういいよ、私たちはもう終わりだよ…」
『うん、、』
『さよ、なら…』
「、、ん」
そんな会話をして俺は家を出た。
俺は別れようと言えなかった。
我ながら少し見損なったよ、笑
“最低でクズな男になった気分はどうだい?”
自分に問う。
別に責めるわけでは無いけど、
最後の最後で中途半端なこんな自分に、
色んな感情が混ざる。
さよなら、の四文字で終われば、
ごめんな、そう言えばいつでも全てをやり直せると
思っていたから。
想いあって上手くいくような歳ではなくなったけど、
想い合うからこそ、
俺はわざと○○の部屋に忘れ物をした。
自分からこの関係を終わらせたのに、
やっぱ、忘れられないんだ。
俺は忘れ物を取りに行き、○○に会っても、
『俺結構忘れ物してたわ、笑』
「ほんと、昔からそうだよね、笑」
『ごめん、笑じゃあ帰る、ね』
「うん、」
なんてことしか会話が出来なくて、
でも、なのに俺は、
“相思相愛じゃない”
“疑う余地も無く愛は無い”
そこまで言い切る覚悟はできてない。
こうなることも自分で決めたけど、
俺はこんなやつなんだってことは
俺が痛いくらい分かってるけど、
やっぱり辛い…
俺はもっと最後まで○○を想うこと、
○○のために最後まで尽くすことが
出来たんじゃないのか、?
もしかしたら、まだ俺たちは、
相思相愛なんじゃないのか?
「大我ー!」
「コレ見てみて!」
「もうさ、可愛くない?!笑」
『うん、そうだね笑』
『○○みたいで可愛いね笑』
「な、なんか照れる、//」
『ほんっとに可愛いよ笑』
「ちょっと、!笑」
○○は今、元気かな、笑
未だにあの頃のことは忘れられないままで。
てか、忘れたくなくて。
『今後一切いない』
俺には、○○しかいなかったんだよな…
『○○は、もう俺のもんじゃない…』
なんて強がったって、なにも変わらない、。
今でも恋しくって堪らないんだ。
こんな俺でごめん、
傷つけすぎたよな。
俺たちはもうおしまいなんだよね、
どうか、もっと、俺といるよりもずっと、
幸せになってね。
ありがとう、さよなら。
ばいばい。
大好きだったよ。○○。
〜End〜
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