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清涼×綾もいいんです(唐突すぎる)



槭(楓)の花言葉は〝大切な思い出〟


やっと花言葉と繋げることができました…((((




_______________________________________






黒兎side









槭がいつも口にするのは、「私忘れないでねっ!」と。



誰にも言わないってムキになってた過去も、僕には言ってくれた。




もう一人、お兄さんがいるみたい。


槭は親と一緒に巻き添え食らって殺されたけど槭だけは亡霊として残ったみたい。


お兄さんはずっと仕事で忙しいみたいで、妹の遊の世話はつきっきりで槭がやってたみたい。


遊は我儘がすごくて、目を離したらすぐどっか行っちゃう子らしい。…本当にお母さんみたいだったな、槭。


槭は中学の時に急ないじめにあったらしい。



「遊の世話と学校両立してらんないから」って理由の不登校って聞いてたけど、いじめも一つのきっかけだと思う。



『まだそんな年で保護者ぶってる』『頭いいくせに悪いぶってる』


「ぶってるぶってるうるさい」そう話している時に何回も呟いた。


槭は気が強い方だと思う、その世話の疲労といじめを両立して生きていくんなんて、もう…


その時からきっといつこの世から消えてもいいって思ってたんだろうなぁ。




――僕と出会って、槭は変われたのかな。





きっと僕は、槭の唯一甘えられる存在。


槭のストレスはきっと、僕と出会って無くなっていったはず。


…それはきっと、僕も一緒。





椎夏「……あ、え、っと…先生…」



ドギマギしながら話しかける椎夏。




黒兎「…………うん、ごめん椎夏、僕もう大丈夫」



黒兎「僕まで死んで槭の思い出が汚れたら駄目じゃん?」


椎夏「……駄目です…ね」


黒兎「だったら生きないと…」



フィール「言の葉だけの決意は固まった?」


黒兎「……」


フィール「一生ボクを恨んでどうぞ。ボクはキミみたいな子は好きじゃないし」



フィール「…じゃあ最後にいっこ。」





フィール「――槭ちゃんはただの醜いアヒルの子




















清涼side








清涼「…お?」



最近来なかった綾くんがまた来るようになってきた。


やっぱり結局居場所はここみたいだね。




綾「……何か頂戴」


清涼「無料で渡してあげてること幸せに思ってね?」


綾「…他の誰かには絶対安物でやらないのに。なんで?」


清涼「………さぁ。」



そう変な態度で帽子をくるくるしながら綾くんに渡す。


…別にこれと言った理由はないんだけど。



気になる、だけであって信頼のひとかたまりもない。



別にどうだっていいし、この子がどうなろうと僕には無関係。




でもこの子やけに危なっかしいし、僕が見た所少しだけ興味があるんだ。


――僕にちょっとばかり付き合ってね、綾くん。








綾「………洋崎さん、これ全然透けてないけど。」


そう子供みたいな目でラムネをじっと見つめる。



清涼「あのね、僕には清涼っていう名前があるの。言ってるでしょ?……それね…まぁまだ始まったばかりだしねぇ。」


綾「名前呼びはしたくないんです。僕もそう言ってるんですけどね。」


清涼「え〜。」


綾「……」


清涼「気になる子でもいるの?」


綾「……別に、僕が気になるのは砲躁さんの愛ですから」


砲躁…あぁ、キャラメルくんね。


清涼「…ん〜じゃあ、手伝ってよ。」


綾「………」


清涼「少し手伝ったら情報あげてやってもいいよ?」



綾「……変な真似したら直ぐ辞めますからね。」


清涼「へぇ〜、案外ちょろいんだ?」


綾「いえ、貴方なんて1mmも信頼してませんから。」


清涼「そっか、僕も。」



表は、信頼してる友達みたいに見える関係。


その裏は、自分の知りたいことのために協力するただの顔見知り程度関係だった。



…まぁ、僕もそれに越したいい関係なんて求めないけど。



偽りの友達も、偽りの関係も、どうだっていい。















――僕が満足すれば。











_______________________________________





清涼×綾、自己中のふたり。


似て非なるふたりは、追い求める〝其れ〟が分かればそれで捨てる。


笑顔も思いやりも、全部偽り―――。







””から〝〟に変えたんですよ気づきましたか(((は?


まぁ気分で戻すかも(((



(@^^)/~~~

ラムネ瓶が透けるまで【完結】

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