テラーノベル
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クリスマスイブ。
街はどこも浮かれていた。
イルミネーション、クリスマスソング、赤と緑の飾り。
カップルばっかり。
🦈「……人多」
こさめはマフラーに口元を埋めながら呟いた。
👑「だねぇ」
隣でみこちゃんが笑う。
なんでこんな日に二人でいるのかと言えば、普通にいつもの流れだった。
👑『クリスマス暇?』
🦈『まあ』
👑『じゃあ遊ぼ』
それだけ。
なのに、なんか妙に意識してしまう。
だってクリスマスだし。
周り見ても恋人ばっかだし。
しかもみこちゃん、今日やたらかっこいいし。
👑「こさめちゃん、寒い?」
🦈「……普通」
👑「手真っ赤」
そう言って、みこちゃんがこさめの手首を軽く掴む。
どきっとした。
👑「冷たっ」
🦈「だから言ったじゃん」
👑「言ってないし」
🦈「言ってるような顔したもん」
意味わかんない。
でもみこちゃんはそのまま、当たり前みたいにこさめの手を包み込んだ。
👑「ちょ、」
🦈「温めてるだけ」
👑「……」
心臓に悪い。
みこちゃんはこういうことを自然にやる。
距離が近い。
優しい。
だから困る。
もし脈なしだったら、この優しさ全部勘違いになる。
でも期待しないなんて無理だった。
👑「ねえこさめちゃん」
🦈「なに」
👑「ケーキ食べたい」
🦈「急だな」
👑「クリスマスだし」
🦈「……まあ、いいけど」
二人で入ったカフェも、やっぱりカップルだらけだった。
窓際の席に座ると、みこちゃんがメニューを見ながら言う。
👑「こさめちゃん、どれ食べる?」
🦈「んー……これ」
👑「じゃあ俺それ半分もらう」
🦈「なんで」
👑「一口交換ってクリスマスっぽくない?」
🦈「意味わかんない」
そう返しながらも、断れない。
結局、ケーキが来ると普通に交換してしまった。
👑「ん、美味しい」
🦈「……そっちも美味しい」
👑「じゃあもう一口いる?」
フォークを差し出される。
🦈「自分で食べれるし」
👑「はいはい」
でも引っ込めない。
こさめは数秒迷ってから、結局ぱくっと食べた。
みこちゃんが笑う。
👑「素直」
🦈「……うるさい」
顔が熱い。
たぶんクリスマスのせい。
帰り道。
空気は冷たくて、吐く息が白い。
イルミネーションの光が道路に滲んでいた。
👑「綺麗だね」
みこちゃんが立ち止まる。
🦈「……ん」
二人で並んで光を見上げる。
少しの沈黙。
でも嫌じゃない。
むしろ心地いい。
👑「ねえ、こさめちゃん」
🦈「なに」
👑「今日楽しかった?」
🦈「……楽しかった」
👑「よかった」
みこちゃんが嬉しそうに笑う。
その横顔を見て、胸がきゅっとした。
好きだな、って思う。
でも言えない。
この関係が壊れるのが怖い。
近いのに、あと一歩が遠い。
🦈「……みこちゃん」
👑「ん?」
🦈「来年も、一緒いる?」
気づいたら聞いていた。
みこちゃんは少し目を丸くして、それから柔らかく笑った。
👑「いたいな」
🦈「……」
👑「こさめちゃんが嫌じゃなければ」
その言葉に、安心したような、苦しくなったような気持ちになる。
こさめは俯きながら、小さく呟いた。
🦈「……嫌じゃない」
👑「うん、知ってる」
🦈「なんで」
👑「今日ずっと嬉しそうだったから」
🦈「……そんなことないし」
👑「ふふ」
みこちゃんは楽しそうに笑ったあと、ふと真面目な顔になる。
👑「こさめちゃん」
🦈「なに」
👑「寒いから、手繋ぐ?」
一瞬、思考が止まった。
🦈「……へ?」
👑「嫌?」
嫌なわけない。
でも、そんなの繋いだらもう完全にカップルみたいで。
心臓がうるさい。
🦈「……別に」
👑「それOKってことでいい?」
🦈「……好きにすれば」
次の瞬間、そっと手を握られる。
温かい。
指先が触れただけなのに、胸がいっぱいになる。
みこちゃんは前を向いたまま、小さく笑った。
👑「こさめちゃんの手、冷たい」
🦈「みこちゃんがあったかいだけ」
👑「そっか」
そのまま、どちらも手を離さなかった。
りクありがとうございましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
友達以上恋人未満になってました‥?
リク待ってます!
(もう残ってるリクが一つしか‥)
コメント
2件
天才すぎませんか!? もうずっと口角上がりっぱなしでした🥰 この絶妙な距離感、最高です!!! リクエスト答えてくださりありがとうございました😊
読ませていただきました……この「友達以上恋人未満」の距離感、本当に切なくて愛おしいですね。クリスマスイブという特別な日だからこそ、無意識に意識してしまう仕草や、手を繋ぐときの一言一言が心に響きました。特に最後の「手繋ぐ?」からの流れ、息が止まるようでした。こさめちゃんの「好きにすれば」という強がりと、みこちゃんの優しい笑顔がたまらないです。次がすごく気になります…! 続き、楽しみにしています🌷
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