龍綾 / シーズン3 エピ13後
自作の小説の続きです。
其方読んでから読むのをお勧めいたします…!
大丈夫な方はそのままお進み下さい。
『 お前に潰されるなら悪くない 』
そう言った俺の本心は、俺を脅かす存在になってほしいとそう微かな願いを込めて言った。
龍園は顔色を変えた。
あの日のこと、忘れてない。
忘れられる訳が無かった。
あの日痛ぶられた身体。消えなかった痛み。
龍園が俺を抱きしめたあの腕。
俺は、あんな事で痛みと屈辱を味わった。
どんな理由があれ俺は初めてを教えてもらった。
屈辱的だった。
綾小路「 龍園、懐かしい場所で、まだそんな顔をしているのか。 」
龍園「 ……はぁ?舐めてんのかてめぇ 」
龍園「 俺のあの一撃をもくらわねぇお前にはまだ勝てねぇわ。チッ。 」
綾小路「 そうか。だろうな。 」
龍園「 ……。 」
龍園は一向に眉を顰めて睨みつける。
…嗚呼、これが、
綾小路「 龍園、お前の顔を見ていると、欲が満たされる。 」
血相を変えたヤツは俺の胸ぐらを掴み乱暴に、また、口付けをした。
綾小路「 ッ…、 」
龍園「 っは、お前期待してただろ、 」
綾小路「 …。 」
龍園「 わかりやすいヤツ。ゴムねぇから。 」
俺は腕をどこに置けばいいか分からず、ぎゅっと自分の制服を掴んだ。
龍園は無言で俺の手を引いて首の後ろへと回させた。
あの時龍園が座っていたマットの上へキスをしながら誘導させて。
龍園「 はは、あの時は俺の上に乗ってたくせにな。今は逆。最高だぜ。 」
好きだと言われたあの日。
俺はよく分からなかった。
ただ、乱暴に、貪るように抱かれただけ。
俺は言われるがままは少し気に食わないので、ヤツがしたように舌を捩じ込んだ。
水音が響けば、自分の体温が上がっていくのがわかる。
龍園は嬉しそうに片眉をあげて口角を緩くあげた。
唇を離すと、
龍園「 キスだけでこんなになるんだな。そんなにハマったか。俺がよ。 」
知らぬ間に龍園の太腿に擦っていた愛欲は、起き上がってしまっていて。
無意識に腰が動けば、するりと腰を撫でる龍園。
綾小路「 ……。 」
綾小路「 うるさい。誰がこんな風にしたんだ。お前には責任をとる必要があ、 」
最後まで言う前にもう一度キスをされた。
その後制服のネクタイを乱暴に外して、シャツのボタンも外されて。
舌を緩く緩く絡められて力を抜かれてしまうと、首後ろに回した腕はぎゅっと強く龍園を抱いていた。
龍園「 るせぇ。お前俺が言った事覚えてるよな?好いてんだよ。利用価値としてじゃなく恋愛対象としてな。 」
龍園「 2回目、があるなら答えはイエスだろ。 」
龍園はそんなことを言いながら、乳頭を指の腹で撫でた。緩く緩く、丁寧に。
綾小路「 っ……ぁまだ、答えては…いない、…、 」
龍園「 頑固なヤツ。 」
起き上がった乳頭は龍園の指の腹で弄ばれて。
ガクガクとゆっくりと動く腰は、あの日乱暴に抱かれたのを思い出す。
俺は何かが切れた音がした。
綾小路「 龍園、はやく触れ、 」
龍園「 はは、さいっこーだよお前。 」
俺はマットの上に押し倒されて、ぎゅっと首を絞められた。息を吸う隙間がない。苦しい。
龍園「 ぁはは、いいねぇその顔。俺はお前のその顔が見たかった。あぁ”……好きだぜ綾小路、 」
首を絞めながら何度も何度も “ 好き ” と言えば口付けて。
龍園は首から手を離すと、俺のベルトに手を掛けた。
龍園「 俺がこんな事すんの、お前だけだから。 」
そう言うと起き上がった愛欲を布越しに甘噛みした。
綾小路「 ぁっ……、 」
龍園「 良い声だ。 」
楽しげにそう言うと布越しに亀頭を甘噛みして、長い舌で転がすように舐めて。
綾小路「 りゅ…えん……っ……、 」
俺は初めての感覚に表情を歪めて、ヤツの頭を掴んだ。くしゃっと乱れる髪の隙間から覗くヤツの目は獲物を捉える獣の目で。
本気だと思わせる龍園の瞳は、心音を何故か早くさせた。
龍園「 なんだ?惚れたか?俺に。 」
くくっと喉を鳴らしつつ、愛欲の側面を布越しに舐め。布がヤツの涎でぐちゃぐちゃになれば唇で挟んでずらし、そのまま奥まで咥え込んだ。
綾小路「 っ”ぁ、 」
龍園「 ……♡ 」
経験が少ないからか、もう限界に近い。果てそうになれば龍園の頭を乱暴に掴んで両膝を畳むように絞めていけば龍園の喉奥へ射精して。
龍園「 可愛いな。お前。 」
息を荒くした俺はくたっと力が抜けて。
綾小路「 殺さないのか、 」
龍園「 殺すさ。 」
龍園は俺の足の間に身体を入れれば竿先を当てがい、自身のチャックに手を掛け降ろして。蕾に中指の腹を当て、ポケットから出てきた小袋を開けて割れ目に垂らして。
綾小路「 …なんだ、それは、 」
龍園「 ぁあ?この前も使っただろ。携帯型のローション。 」
綾小路「 ……。 」
龍園「 んな事今どうでも良い。早く挿れてぇんだよ。 」
滑りの良くなった蕾の中へ中指が侵入してくれば、消えないあの感覚が再び襲う。
龍園「 …お前此処弄ってんの。柔けぇけど。 」
綾小路「 ……。 」
俺は表情を変えずに見つめた。
龍園「 あーあ、なんだよてめぇ。 」
後ろに回した腕をぐいっとより引き寄せられれば、乱暴な口付けを落として。
自分の中に入ってきた中指は前立腺をピンポイントに刺激して。
綾小路「 ……ぁ”あっ! 」
龍園「 此処か 」
ニタリと笑えば人差し指も増えて。2本の指で広げられるように解され。
自分の耳に届く淫猥な音が脳を侵してしまう。
綾小路「 ぁっ……ぁ”“、 」
瞳を強く閉じれば中を弄る龍園の腕をきつく握って。
龍園「 …わーってる。 」
余裕なさげに睨む様にすれば完全に起き上がった龍園の愛欲を、ぐぐっと奥へ挿入され。
龍園「 っはきもちーー、、、お前ん中最高、 」
綾小路「 っぁ”あっ、、、, 」
中で畝るのが自分でもわかる。ヤツの愛欲を捕まえて離さない自分がなんだか恥ずかしくなる。
俺は回していた腕を自分の顔へ移動させて顔を覆った。
龍園「 おい、顔隠すなよ、 」
綾小路「 ……。 」
ガシッと掴まれ顔を覆った腕を払い除けようとするが力をいっぱいに込めて抵抗して。
腕に力を込めるので体の作り的に中もしっかり絞まって。
龍園「 おい、あんま絞めんなよ…、 」
俺は少しじとっとした目をして龍園が掴む腕を振り解いて。
綾小路「 こんな!!顔を!晒せるか!!! 」
赤面していると自分でも分かるくらいに熱い顔を晒す様にヤツの両腕を掴んで頭突きをかましてやって。
龍園「 い”ッた 」
俺はくそっと言わんばかりに胸ぐらを掴んで寄せて口付けをして。顔を見せない様に唇を離さず、首後ろへ腕を回しながら舌を捩じ込んで。
龍園「 っ!?!? 」
にっと口角を上げて笑う龍園は、愛欲を大きくさせて。大きくされたお陰で中の良い所に当たってしまい唇を離して嬌声を漏らし。
綾小路「 っあ、大きくする、な…、 」
龍園「 誰の所為だよ、クッソ、限界。 」
奥の方で止まっていた愛欲が、中の側面を擦って感覚が鋭くなってきて。擦れる度下腹部がきゅんと跳ねるのが分かる。
綾小路「 ぁっ…” ♡ りゅ、えん、っ…” っ、 」
龍園「 はっ…お前、声出せるじゃん、……かわいいぜ、 」
ぱちゅんっと淫猥な音が鳴り響けば腰を振るスピードを上げてピンポイントに突いてくる龍園。
綾小路「 っは、…んっ、” んっ、” … ! 」
抱き締める力は強くなり龍園の首元で吐息を漏らす。
龍園「 かわいいなお前、ッ…もっとぐちゃぐちゃにしてやりてぇ、 」
そう言うと結腸の手前までごりごりと擦る様に挿入してきて。亀頭がちょうど返しの様に引っ掛かって奥の方で抜けなくなり、小刻みに動かれて仕舞えば目の際に涙が溜まる。
綾小路「 っぁ” ッ、ぁっ”、そ、こには入らな、いからりゅ、え、っ、 」
龍園「 入れんだよ♡、お前なら入るし、てか入れる。 」
俺の腰を支えた龍園は思いっきり打ちつける様に結腸を貫いて。ぐぽ…ぐぽ…、なんて音が聞こえて。
綾小路「 〜〜〜”“” ッ♡!?!?!? 」
龍園「 ほら、いけただろ?って…飛んじまったか。 」
ふわふわと飛んでしまった意識の中で龍園の体温だけが明確にわかった。ずり落ちてしまった腕は龍園に拾う様に掬い上げられて、自分の肩に置き優しく唇を重ねられて意識が戻る。
龍園「 おかえり。とか甘い事は言わねぇぞ。 」
戻った瞬間結腸の奥の壁を亀頭で擦られて。密着した身体で擦れる自身の愛欲も再び起き上がりやつのベルトに触れて。
綾小路「 んっ” 、ぁぁ”あッッ…” ♡ “ 抜、け、抜、いてく、れ…っ” ッ ! 」
龍園「 だめだ。ッ…、俺ももう、出るからっ、 」
綾小路「 壊れる、からッ…ぁ” んっ…!! 」
中で達してしま一層締まる。龍園は荒い息を吐きつつ一つに溶け合う様に蕾と愛欲をぴたっと引っ付けて最奥へ射精して。
龍園「 っ……,, 」
綾小路「 っぁ……ッん………,,, 」
ぎゅうっと抱き締めたまま互いに果てた。ヤツの肩辺りに顔を置きつつ息を整える様にして。
龍園は俺の髪に口付けを落とせば口を開いて。
龍園「 なぁ…、お前やっぱり俺のもんになれよ。悪ぃ話じゃねぇ。別にクラス同士協力しようって言ってんじゃねぇし。お前、ケツ弄られられんの好きだろ。こんなに善がってんのに嫌いなわけねぇよな。 」
綾小路「 ……俺は恋愛がわからない。そもそもお前に対して感じてるものが何か分からない。ただ、一つ言えるのは、お前とこうしている時は欲が満たされる。 」
龍園「 その感情だけで良い。お前が表で何してくれたって良い。だがこんな風な姿を観れるのは俺だけが良い。 」
綾小路「 ……。 」
考えた。
俺は軽井沢と付き合うことを考えている。いいやおそらく確定で付き合うだろう。それは、恋愛がわからない俺に、そんな感情を学べる教材だと思っているからだ。
でも、
でも、
たぶん
龍園に対するこれは、
綾小路「 龍園、欲が満たされることが愛や恋だと言うのなら、多分お前に焦がれている。 」
龍園「 ! 」
抜かないまま何故か大きくしている龍園。
綾小路「 ちょッ…なんで大きくするんだお前、 」
龍園「 好いたヤツにそんなこと言われたら男なら誰だってこうなるだろ。 」
ゆさゆさと腰を動かされて。結腸は抜けたものの中の浅いところに丁度当たって。
綾小路「 ばっ…、お前は盛った猿なのか!!っあ、 」
龍園「 はっ、なんだっていいさ、お前をこうして手の中に納められるならな!……愛してんぞあやのこーじ、♡ 」
ゆっくりと口付けを落とされて。
視線を絡める様に瞳を合わせれば、言ったこともないし考えたこともなかった好きと言う言葉を小さな声で告げた。
fin .
コメント
2件
ありがとう…ありがとう…(⌒▽⌒)