ごきげんよう、じゃんぬですわ〜!
リクエストが行き詰まったからと、頭空っぽなギャグコピペに逃げたわたくしを、どなたか殴ってくださいまし()
コピペと言いつつ、かなり改変されています。
かなり思想が強い部分がございますが、政治的意図はありません。
風刺的表現がございますが、物語としてご了承くださいませ。
不愉快に思う方がいらっしゃったら、ごめんあそばせっ!先に謝っておきますわ。
☀️:大日本帝国
卍:ナチス・ドイツ
🇺🇸:アメリカ
☭:ソビエト社会主義共和国連邦
クスッとしてくだされば嬉しいですわ。
卍☀️「「宿敵がぁ、宿敵が怖いぃ!」」ガタガタ
☭🇺🇸「「誤解だから!誤解だから!」」
👑「待ってwww何が起きてんのこれwww」
──ここは、日独伊のシェアハウス。
化身としての役目を終えた元枢軸組が、穏やかな余生を送っていた─そんなある時。
やけに騒がしいリビングの物音で目覚めたイタリア王国は、階下に降りてくるなり、異様な光景に噴き出した。
卍☀️「「ソビエト/米帝に犯されるぅ!」」ブルブル
☭🇺🇸「「やめろ!」」
👑「だぁっはっはっ!!!おか、www犯されるってwwヒーッwwwムリwww」
堅物✕2であるはずのナチスと日帝が、身を寄せ合って涙を浮かべていた。
その目の前で、厚切りジェ◯ソンのように腕を広げて弁解するアメリカとソビエト。
愉快犯を地で行くイタリア王国は、違う意味の涙を浮かべて、抱腹絶倒した。
卍「イタリーッ!!笑い事じゃないからなっ!?」
☀️「そうだそうだっ!我々の貞操がかかっているんだぞ!?」
👑「貞操www待って無理www死ぬwww」
☭「違うナチ!!ご、誤解なんだ…!」
🇺🇸「落ち着け日帝ちゃんっ!誤解だからっ!」
ソファにどかりと座り、野次馬に徹する気満々のイタリア王国に、ナチスと日帝は詰め寄った。
と、その後ろから、恐る恐るソビエトとアメリカの大国二人が顔を出す。
☀️「そうなのか……?」
☭「Дa!!」
🇺🇸「YES!!」
卍「ではあの本は、貴様らのではないのか?」
☭🇺🇸「「いや、それはまぁ、俺のなんだけど……」」
☀️卍「スー…」
誤解と聞いて首を傾げた日帝に、ソビエトとアメリカは大きく頷いた。
が、その後のナチスの言葉に、うっと詰まる。
その様子を見た日帝とナチスは、すーっと息を吸った──そして。
☀️卍「「犯されるぅ! 宿敵に犯されるぅ!」」ガタガタ
🇺🇸☭「「ち、違うのぉ!」」
👑「なんだこれwwwいい年して“のぉ!”とか言うなよ気持ち悪いwww」
大絶叫する日帝とナチス、その足元に縋り付くアメリカとソビエト、そして爆笑するイタリア王国。
カオスである、収集なんてつけられないほどの混沌である。
しばらくして、目尻の涙を拭いながら、イタリア王国はぷるぷる震える仲間二人に問いかけた。
👑「てか、突然どうしたんね?アメリカとソビエトが怖いだとか犯されるだとか…w」
卍「薄笑いやめろこのパスタ野郎…💢」
☀️「私たちは真剣に悩んでいるんだぞ!?」
👑「だってw面白すぎるwww…いや『侵される』なら分かるんよ、領土侵犯されるって言いたいんだなって分かるんよ」
『侵される』んじゃなくて『犯される』とか意味わかんねぇwwwと笑い転げるイタリア王国。
そんな彼に、アメリカとソビエトはどこか気まずそうな顔をした。
🇺🇸「もうしねぇよ…」
☀️「もうとか言うな糞米帝」
🇺🇸「口悪…(´;ω;`)」
☭「俺は逆に侵犯されたがな」
卍「ふはは!腐った納屋を破壊せよ!ナチスの技術は世界一ィィィイイイ!」
☭「お前がネタにするのかよ」
…喧しいことこの上ない。
👑「で、あの本って何なんね?」
☀️卍「「これだ」」エロ本スチャア
🇺🇸☭「「あああああああああああ!!!」」
イタリア王国の問いかけに、日帝とナチスは、それぞれ懐からいくつかの書物を取り出した。
この世の終わりのような顔をして、元世界の警察と元史上最大の赤の国家は、悲鳴を上げる。
卍「『生意気なアイツを分からせエッチ〜バルバロッサ作戦なんて許しません〜』」
☭「題名読むな!おい!やめろ!」
卍「『奥まで突いてベルリン陥落〜お前のマジノ線、見つけてやるよ〜』」
☭「淡々と読み上げるのやめろ!」
卍「『わが闘争』…お前こんなんでシコってるのか」
☭「結構ヌけたぞ」
卍「死ね」
👑「wwww待って無理wwwwww死ぬww」
☀️「先輩…お可哀想に…」
エグすぎる特殊性癖を記したアダルトブックスに、イタリア王国は笑いすぎてヒィヒィとしゃくりあげる。
一方の日帝は、心底嫌そうな顔をするナチスに、同情のまなざしを向けた。
👑「ヒーッwゴホッwwゴホッヴォエッw…で、日帝はどうだったwwんね?www」
🇺🇸「頼む日帝ちゃん!音読しないでくれ!」
終いにはえずきながら、イタリア王国は日帝へと視線を向ける。
その問いを聞いて、真っ青になったアメリカは、日帝の足元に縋り付くと、懸命に懇願した。
その姿にはもはや、大国としての威厳はない。
が、威厳やらプライドやらを捨て去って頼み込んだアメリカを、日帝は冷たく一瞥すると、コホンと咳払いして口を開いた。
☀️「『メス堕ちRTA〜大好きなあのコを大本営発表中に犯してみた〜』」
🇺🇸「題名読むな!おい!やめろ!」
☀️「『GHQの言いなり催眠ラブハメ〜ポツダムするまで絶頂地獄〜』」
🇺🇸「淡々と読み上げるのやめろ!」
☀️「『初心者でも安心!猫ちゃんの飼い方入門』…は!?何だコレ!?気持ち悪っ!」
🇺🇸「それはただの参考書だから。エロ本じゃない」
☀️「気持ち悪っっっ!!!」
👑「wwww待って無理wwwwww死ぬww」
卍「日帝…お前も苦労しているんだな…」
政治的にも性事的にもセンシティブなアダルトブックスに、イタリア王国は息ができなくなった。
一方のナチスは、しゃーっと威嚇する日帝の背を、宥めるように撫でてやる。
👑「ヒクッ…ヒィーッwwwいやぁ…笑った笑ったwww」
☀️卍🇺🇸☭「…………」
地獄のような雰囲気が辺りに漂う中、イタリア王国だけが爆笑している。
しばらくして落ち着いた四人は、リビングにコの字型に配置された、大きなソファに腰掛けた。
ナチスと日帝、そしてアメリカとソビエトが、ソファの対岸に座って向き合い、その間にイタリア王国が足を組んで背にもたれている。
卍「…あの、」
静寂を打ち破ったのは、ナチスだった。
卍「あの、貴様らも年頃だろうから、そういう事に興味を持つ事自体は全然否定しない」ビクビク
☭「……うん」
🇺🇸「……おう」
☀️「そ、そうだな…そういう本を読んでみたくなる事も、全然悪い事だとは思わないぞ……」ブルブル
ぷるぷると震えながら、何とかフォローしようとする日帝とナチス。
🇺🇸「……あの、日帝ちゃん」
☭「……あの、ナチ」
☀️卍「「な、何だっ!?」」ビクゥッ
──に、アメリカとソビエトが声を掛けると、二人は露骨に肩を跳ねさせた。
いつも野心に満ち溢れていたはずの、二人の揃いの赤の瞳は、今は完全に怯えの色を纏っている。
🇺🇸「な、なんで距離とってるんだ?」
☭「ソファごと後退してんじゃねぇか」
二人の言葉通り、日帝とナチスは、背中でソファを後ろに押しながら、アメリカとソビエトから極限まで距離をとろうと試みていた。
それを指摘されると、二人はぎゅっと目をつぶり、叫ぶように言い放った。
卍「だって怖いもん!」ガタガタ
☀️「犯されるもん!」ガタガタ
🇺🇸☭「「やめろ!」」
見事にハモる冷戦組。
一方、ガタガタ震える日帝とナチスも、せーのと声を合わせることもなく、ぴったりと同じタイミングでまた絶叫した。
☀️卍「「超マニアックな方法で犯されるもん!」」
🇺🇸☭「「しねぇよそんなの!」」
👑「ブフォッッッwwwマニアックて何wwwww」
ぱっと立ち上がったナチスが、ソビエトにピッと人差し指を突きつけた。
卍「スターリングラードに連れて行かれて、『冬将軍の味はどうだ……?』とか言われながら犯されるのだろう!」
☭「抜粋するのやめろ!さっきの本から抜粋するのやめろ!」
ぱっと立ち上がった日帝も、アメリカにピッと人差し指を突きつけた。
☀️「なんか敵姦特有のマニアックな言葉責めとかするつもりだろう!」
🇺🇸「しないぞ!やめろ!」
☀️「『日帝ちゃんのサイパン島、陥落させてあげるからね!』とか言いながら犯すつもりだろう!」
🇺🇸「抜粋やめろ!音読やめろ!」
☀️☭「「宿敵がマニアックな言葉責めを身につけてるぅぅ……!」」
👑「ヒィーッヒッヒッwww死ぬwwwいきできないwww」
散々叫んで疲れたのだろうか、ぽすんとソファに戻り、腰を沈めるナチスと日帝は、頭を抱えながらそれぞれの宿敵に一瞥をくれる。
はぁぁ…と吐き出された二人のため息は、昔は殺し合った仲の奴等が、こんなに変態だったとは…という嘆息に満ちていた。
卍「とにかく、そういうマニアックなプレイしようとしてるんだろう……?」
☭「違うから!そういうんじゃないから!」
☀️「さ、さらにマニアックな……?」
🇺🇸「違うっ!ていうかさっき日帝ちゃんが言ったみたいのは、宿敵ものでは全然マニアックの範疇じゃないぞ!?」
☭ (・ω・*)ウンウン
☀️卍「「……え?」」
🇺🇸☭「「……あ」」
👑「おいwww」
シーン…時が、止まった。
不味いことを口走ってしまったアメリカと、同意するように首を縦に振ってしまったソビエトは、一瞬のうちに凍りついた。
それは、恐ろしいことを耳にしてしまった、日帝とナチスも同様であった。
☀️「……あ、あれくらいは、基本なのか?」
🇺🇸「なんでもない!さっきのなんでもない!」
卍「正直さっきのでもかなりエグいところ抜粋したつもりだったんだが……」
☭「聞いてくれ!さっきのは間違いだから!」
☀️「もうあれくらいじゃ、満足できないのか……?」
🇺🇸「やめて!」
卍「二人がどんどん遠くに行く……」
☭「遠くに行ってるのはお前たちだろう……物理的に距離とってるじゃないか……」
☀️「だ、だって犯されるじゃないか……」
🇺🇸「しないぞ!?!?」
👑「ナチwww日帝wwwソファ壊れるwww」
ズリズリとソファごと後退する日帝とナチスに、アメリカとソビエトは行かないでくれと手を伸ばす。
が、それはますます彼らの恐怖心をあおり、イタリア王国の笑いを誘うだけであった。
☀️「私の外交が悪かったのだろうか……知らず知らずの内に、お前に寂しい思いをさせていたのだろうか……」
🇺🇸「やめて!重い感じにしないで!」
☀️「ちゃんとワシントン会議で軍縮したのに……」
🇺🇸「聞きたくねぇ!開催者の俺が、一番聞きたくないタイプの奴だよそれ!」
☀️「ちゃんとハル・ノート読んだのに…」
🇺🇸「もっと聞きたくねぇよ!誤解を招く書き方した俺、気まずすぎて死ねる!」
☀️「やはり宣戦布告が遅れて、奇襲攻撃になってしまったからだろうか…」
🇺🇸「深く考えるのやめて!」
☀️「で、でもプレイ的な見地から言えば、奇襲も興奮ポイントに……?」
🇺🇸「やめて!嗜好を探るのやめて!」
☀️「だ、だって、さっき言ったくらいはもう基本なのだろう?」
🇺🇸「間違いでした!さっきの無しで!」
☀️「とすると真珠湾に行かざるを得ないじゃないか……?」
🇺🇸「っていうか何でちょっと協力的なの!?さっきまで犯される!とか言ってたよな!?」
☀️「さ、逆らったらもっとひどい目にあう……」
🇺🇸「そ、そういうことか!いや、しないから!」
卍「私の外交が悪かったのだろうか……知らず知らずの内に、お前に寂しい思いをさせていたのだろうか……」
☭「やめろ!重い感じにするな!」
卍「ちゃんとモロトフ=リッベントロップ協定したのに……」
☭「聞きたくねぇ!不倶戴天の敵だった俺が、一番聞きたくないタイプの奴だぞそれ!」
卍「ちゃんとモスクワまで訪ねたのに……」
☭「もっと聞きたくねぇよ!侵攻されて焦土作戦した側の俺、気まずすぎて死ねる!」
卍「やはり不可侵条約の一方破棄が、お前を刺激してしまったからだろうか……」
☭「深く考えるな!」
卍「で、でもプレイ的な見地から言えば、奇襲も興奮ポイントに……?」
☭「やめろ!嗜好を探るのやめろ!」
卍「だ、だってさっき言ったくらいはもう基本なんだろう?」
☭「間違いでした!さっきの無しで!」
卍「とするとタイフーン作戦とかに行かざるを得ないじゃないか……?」
☭「っていうか何でちょっと協力的なんだ!?さっきまで犯される!とか言ってたよな!?」
卍「さ、逆らったらもっとひどい目にあう……」
☭「そ、そういうことか!いや、しないから!」
👑「どっちも結構ヤバいことしてて草www」
身を寄せ合ってガタガタ震える日帝とナチスは、珍しく目に涙を浮かべながら、焦る大国二人組に向き直る。
そして、やはりビクビクと肩を震わせながら、恐る恐る言葉を重ねた。
☀️「じゃ、じゃあ面と向かって言ってくれ……」
🇺🇸「何を?」
卍「『俺は自分の宿敵を犯したいと思っていないし、思ったこともありません』って」
☭「何だその宣言!?」
☀️卍「「言わなきゃ信用できない!獣と共に同じ世界にはいられないもの!」」
🇺🇸☭「「ケモノとか言わないでくれ!」」
👑「時折ハモるのwwwやめてwww」
☀️「と、とにかく言ってもらえれば、な?」
卍「あ、ああ…安心できるかもしれないから……」
🇺🇸☭「「……うーん……」」
なぜか渋るアメリカ・ソビエト。
卍「や、やっぱり虚偽の申告はできないか?」ビクビク
☭「虚偽じゃないから!」
☀️「いいんだ!私はお前を嘘つきにしたいわけじゃないんだから!」
🇺🇸「その感じやめろ!」
卍「ソビエトにその場限りの嘘をつかせるくらいなら、私はお前の嗜好と向き合うから!」
☭「言うから!言うから重い感じやめろ!」
☀️「私はお前を、お前の御父上のような三枚舌にはしないから!」
🇺🇸「さりげなく俺の親父ディスるのやめない!?」
👑「ブリカスwww関係ねぇだろwww」
ついに、イタリア王国は、ワインクーラーから酒を取ってくると、グラスに口をつけて嗜み始めた。
このカオスな会話を、酒の肴にでもするつもりらしい。
🇺🇸「え、な、なんだっけ……『俺は』……」
卍「声を合わせて言え。『俺は自分の宿敵を犯したいと思っていないし』」
🇺🇸「ソ、ソビエト、いくぞ?」
☭「あ、ああ…せ、せーの」
🇺🇸☭「「『俺は自分の宿敵を』……」」
まるで小学生のように、せーので声を上げたアメリカとソビエト──しかし、数秒の後、ぴたりと発声を止める。
しん、と再び訪れた静寂に怯えた日帝は、ピコンと猫耳を立て、尻尾をブワッと膨らませた。
☀️「……ど、どうかしたか?」ビクビク
🇺🇸「あ、あのー、一応、一応確認ね?」
☭「い、一応な?」
☀️卍「「な、何だ?」」
🇺🇸☭「こ、この『犯す』の範囲って……?」
☀️卍「!!」
ピリッ…あたりの空気が、一瞬にして張り詰めた。
まるで戦場に立った時のように視線を尖らせたナチスと、シャーッと牙を剥いた日帝。
🇺🇸「い、一応だ!!」
☀️「そ、それはつまり範囲によっては……」
☭「一応だ!意外と四人の間で食い違ってるかもしれないからな!」
👑「範囲によってはありえるってこと?www」
🇺🇸「いやだからその確認!」
☭「あとお前口出すなよピザ野郎」
👑「ピッツァなんね」
☀️「そ、そうだな。お前たちの基準はちょっとアレだからな」
🇺🇸「アレとかやめて」
👑「えーと、じゃぁちょっとずつ確認してこう?」
卍「お、おう。ここでの『犯す』の範囲が広ければ広いほど、その……」
🇺🇸☭「「……うん」」
👑「アメリカとソビエトが、さっきの宣誓ができなくなる可能性が上がるわけなんねwww」
🇺🇸「いやまぁ多分ていうか絶対大丈夫だけどな!!」
☭「絶対に胸を張って宣誓出来るぞ!!」
☀️卍「「そうだよな!」」
👑「途轍もないフラグ発生で草www」
🇺🇸「黙れピザにパイナップル乗せるぞ」
👑「は?粛清なんね」
☭「それ俺の特権なんだが」
卍「特権にするな馬鹿」
☀️「お、おそロシア…」
いつの間にか主導権を握ったイタリア王国は、ぽんと手を打って声を上げる。
幾分か酔っ払ってきた彼は、心底愉しげに、このカオスな論争を進めていく。
👑「えー、じゃあ『犯す』の基準決めスタート!」
ほら、話し合って話し合って!というイタリア王国の言葉に、アメリカとソビエト、日帝とナチスは、それぞれ顔を寄せ合って真剣に話し合う。
それはまるで、重要な戦略会議のように重々しい空気が漂うものであった。
数分後、決意を固めた両陣営が、再び顔を突き合わせる。
👑「行くよ?ナチとにってーからね?…せーの!」
ゴクリ、と唾を飲む音がした。
☀️卍「「まずは『接吻』!」」
🇺🇸「Huh!?」☭「Ой!?」
☀️「えッ!?」卍「Was!?」
👑「いきなりアウトだったのかwwwww」
日帝とナチスの一声に、アメリカとソビエトが驚愕の声を上げ、そして再び、枢軸組も驚きに目を見開いた。
各々、ショックすぎて母国語を漏らし、互いの顔を見つめて戸惑っている。
🇺🇸「Stopで!一旦Stopで!」
☀️「怖い怖い怖い怖い!!」
☭「違うだろ!普通にするだろ!キスってするだろ!友好の証として!」
卍「しないしないしない怖い怖い怖い」
立ち上がって慌て始めるアメリカと、説得するように主張を始めるソビエト、そして首をブンブンと横に振りまくる枢軸組。
🇺🇸「俺がするかどうかじゃないぞ!?一般的にだぞ!?一般的な基準としてKissはSafeだろ!」
☀️「しないだろぉ……」
☭「俺だって東ドイツに兄弟のキスしたぞ!?ベルリンの壁に有名な絵もあるだろ!?一般的にキスはセーフだぞ!?」
卍「アウトだよ💢お前キスし過ぎなんだよ💢お前一般論語るなよ💢」
👑「出たwwwソビエトのキス魔定期wwwお前他国にキスしすぎて、お前と握手の時、皆タバコ咥えるんだよwww」
☭「黙れ裏切りピザ」
👑「ピッツァなんね」
🇺🇸「アレだぞ?Kissって唇同士の奴だぞ?『下の口同士で』とかそういうんじゃないぞ?そのつもりで俺はOKにしたんだからな?」
☀️「当たり前だ……ていうか今言った方OKにしてたら本当に特攻してたぞ……」
もう、ハチャメチャである。
☀️「あの、口吻が基準だとアウトなのか?」
卍「だよな?あの、言わなくていいけど」
🇺🇸☭(心底屈辱的……)
☀️「うーむ……というよりもう、聞くぞ……?ど、どの基準なら、先程の宣言ができるんだ?」
🇺🇸「……えー?」
卍「お、お前たちが決めてくれ。それを聞いて対処するから」
☭「……お、う・・・…」
しーん、と静寂が辺りを支配する。
ニヤニヤと微笑を浮かべたイタリア王国が、時折ピザをつまみながら、ワイングラスを優雅に揺らす。
その側には、顔を寄せ合って相談に勤しむ、ソビエトとアメリカの姿があった。
ナチスと日帝は、その話し合いの行方を、固唾をのんで見守っていた。
👑「はーい、5分たったんねぇ」
🇺🇸☭「……」
☀️卍「……」ドキドキ
☭「……あの」
☀️卍「「ひっ!?」」ビクゥッ
🇺🇸「そ、そこまで怯えなくても!」
☀️「ご、ごめんな?驚いただけだから。ごめんな?犯さないで?」
🇺🇸「やめて!」
卍「……というより、これ長考した時点で相当ヤバ……」
☭「言うから!今すぐ言うから!」
🇺🇸「え、えーと……」
☀️卍「「言ってくれていいぞ!ドンと!」」
☭「えーと……」
☀️卍「「もう驚かないから!」」
言い淀むアメリカ、言葉に詰まるソビエト、どんと胸を叩くナチス、コクコクと頷く日帝。
ごく、と生唾を飲み込んだアメリカとソビエトは、互いの目と、枢軸たちの目を交互に見ながら、恐る恐る口を開いた。
🇺🇸「えー……多分、何をラインにしても、その、」
☭「無理……」
☀️卍「「え」」
👑「…おっ、と〜?」
口を開いて、ぴしりと固まった枢軸組。
流石のイタリア王国も、この展開は読めなかったようで、ぽと、とピザの上に乗ったトマトを落とした。
一方のアメリカとソビエトは、顔を赤らめながら、もじもじと言葉を紡ぐ。
☭「あの、だって、したいし……」
卍「うわああああああやっぱりガチじゃないかぁぁぁぁぁ!!!」
🇺🇸「ご、ごめんなぁぁぁぁ!でもしたいんだぁぁぁぁ!!」
☀️「最初ので合ってたじゃないかぁぁぁ!!最初の反応でむしろ正解じゃないか!!!!」
阿鼻叫喚とはまさにこのこと。
しかし、アメリカとソビエトにも、一応の誠意はあるようだ。
ソファから滑り降りて、俗に言うジャパニーズ土下座を披露しながら、枢軸たちに懺悔する。
☭「すまん!本当にすまない!でもさっきの言葉責めとかめっちゃしたい!」
卍「それは聞いてないだろおおお!!」
☀️「怖い怖い怖いぃぃぃ!!」
🇺🇸☭「「し、静かにしろ!!犯すぞッ!?」」
☀️卍「「め、めっちゃ本性出してるぅぅぅぅ!!!」」
👑「ハモるのwwwやめろwww」
先程の平謝りから一転、一歩間違えれば犯罪…いやもう既に犯罪発言をするアメリカとソビエト。
それを聞いた日帝とナチスは、イヤァァァァァァァ!!!と涙目で絶叫し、手を取り合って逃げ腰になる。
☀️「降伏後の凌辱プレイは?」
🇺🇸「基本」
卍「占領と書いて?」
☭「セックス」
☀️「憲法改正は?」
🇺🇸「極上」
卍「征服感は?」
☭「正義」
☀️卍「「こわいよぉぉぉ!宿敵が怖いよぉぉぉ!」」
ぴぇぇぇ〜っ!と泣き出す枢軸二人には、普段の冷静沈着さはない。
相変わらずヒィヒィと笑い転げるイタリア王国は、もはや声が出ていない。
🇺🇸「う、うるさい!白旗、口に咥えさせるぞ!?」
☀️「何だそれは!?」
☭「よくあるんだよ!」
卍「よくあるんだ!?」
👑「よくあるなwwww」
☀️卍「「お前は同意するなっ!!!」」
アメリカの脅しとソビエトの補足に、目を見開いた日帝とナチス。
片や、枢軸の味方…のはずであるイタリア王国も、爆笑しながらアメリカたちに同意する。
三度目のイタリア王国の裏切りに、日帝とナチスは噛み付くように叫んだ。
☭「色々装着したまま軍縮会議来させたい!」
卍「何だ急に!?」
☭「す、すまん、もう我慢しなくていいと思ったら願望出た」
卍「怖い!そんなことを内に秘めてたとか怖い!」
🇺🇸「パラオとか台湾とか子供たちのいる前で、リモコンでいじりたい!」
☀️「米帝貴様もか!やめろ!」
🇺🇸「こういう時子供たちは日帝ちゃんにひたすら甘える!」
☀️「細かな設定とか怖い!」
🇺🇸☭「「うわあああ願望出るぅぅぅ!!」」
☀️卍「「落ち着け!もうやめろ!」」
☭「東西ドイツ兄弟の前でディープキスしたい!」
🇺🇸「作戦成功トラ・トラ・トラって、フィンランドとか他の枢軸に伝えてる後ろから胸揉みたい!」
☭「演説終わった舞台裏で、よく頑張ったな♡って尿道ブジー引っこ抜きたい!」
🇺🇸「クソ狭い戦車の中で、身動き取れないのを良いことにイイコトしたい!」
🇺🇸☭「「講和したい!」」
☀️卍「「最後のは普通のこと言ってるはずなのに怖い!」」
👑「いやw普通じゃねぇだろwww」
🇺🇸「そういうことだから!よ、よろしくな!」
☀️「何をヨロシクするんだ!?」
☭「……じゃ、じゃぁ俺たち帰るから!もう帰るから!」
卍「このタイミングで引き上げられるとより怖い!というか何をヨロシクすればいいんだ!?」
🇺🇸☭「お邪魔しました!」ダッ
朝っぱらから押しかけてきたのは彼らだというのに、都合が悪くなると突然逃げ出すらしい。
日独伊のシェアハウスから、ぴゅーっと飛び出して逃げていく米ソを見送って、日独は重い重いため息をついた。
☀️「ええー……絶対明日から何か仕掛けてくる……」
卍「本当にヤダ本当に怖い……」
☀️「なぜあんな本見つけちゃったんだろう……」
卍「他の枢軸にはなんと言おうか……いや、言えないかぁ……こんな稀有な悩み……」
👑「wwwwwwwwwwww」
🇬🇧「ふ、ふふふふ!あのフラカスのエロ本を見つけましたよ!勝手に読んでやりましょうか!!」
🇬🇧「……ん?」
つづく…?
コメント
17件
やばい、、w枢軸&冷戦組がこのやりとりしてるの想像してるとお腹がもたないwww_:(´ཀ`」 ∠):
めっちゃ笑いました笑最後のイギ版が楽しみすぎて死にそうです🫠後脅しがパイナップルピザなの好きです笑
お、おおおおおお................. .へへっへへrへっへっへえh題名がまじでマニアック....いぎぎぎぎふらいぎたのちみ