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#最後の願い
まなこ〜友
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まなこ〜友
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同棲生活を始めて数日後。
蓮くんが「ちょっと出かけてくる」と言って外出から戻ってくると、小さな紙袋を私に差し出してきた。
「はい、朔良ちゃん。これ」
袋の中から出てきたのは、小さな箱に入った最新の格安スマートフォンだった。綺麗な淡いピンク色の端末。
「えっ……これ、スマホ……!?」
「うん。約束しただろ? 高校卒業したら買いあげるって。引越し費用とは別に、バイト代貯めておいたんだ」
私は震える手でその小さな端末を受け取った。
あかね園でずっと禁じられ、高校の同級生たちが当たり前に持っていた「外の世界」と繋がる魔法の箱。
電源を入れると、液晶画面がパッと明るい光を放ち、初期設定の画面が浮かび上がった。
蓮くんに教えてもらいながら、指先で画面をタップしていく。画面が私の指の動きに合わせて滑らかに反応するのが、まるで夢のようだった。「はい、連絡先。一番最初に入れて」
蓮くんが自分のスマホを差し出す。
画面同士を近づけ、初めて交換された連絡先。
画面に表示された『池谷 蓮』の文字。
メッセージアプリ(LINE)を開き、試しに目の前にいる蓮くんに『あ』と一文字送ってみる。
次の瞬間、蓮くんのスマホがピコンと音を立てて通知を知らせた。
「届いた……! 本当に、私の画面から蓮くんの画面に……!」
「ふはっ、当たり前だろ」
蓮くんが愛おしそうに私の頭を撫でる。
文字を打てば、一瞬で相手に届く。
わざわざ紙を小さく折りたたむ必要も、授業中に先生の目を盗んで机の端に置くスリルもいらない。
「これで、いつでも繋がれるね」「はい、連絡先。一番最初に入れて」
蓮くんが自分のスマホを差し出す。
画面同士を近づけ、初めて交換された連絡先。
画面に表示された『池谷 蓮』の文字。
メッセージアプリ(LINE)を開き、試しに目の前にいる蓮くんに『あ』と一文字送ってみる。
次の瞬間、蓮くんのスマホがピコンと音を立てて通知を知らせた。
「届いた……! 本当に、私の画面から蓮くんの画面に……!」
「ふはっ、当たり前だろ」
蓮くんが愛おしそうに私の頭を撫でる。
文字を打てば、一瞬で相手に届く。
わざわざ紙を小さく折りたたむ必要も、授業中に先生の目を盗んで机の端に置くスリルもいらない。
「これで、いつでも繋がれるね」
コメント
1件
ああ、もうこれめっちゃいい話やん……! 蓮くんがバイト代貯めてまでスマホ買ってあげたってところ、さりげなく約束守ってるのが尊すぎる。あかね園で禁止されてた「外の世界」に初めて繋がる瞬間の朔良ちゃんの感動、LINEの『あ』一文字送るシーンで込み上げるものがあったわ。連絡先一番に入れるのも蓮くんってのがもうね…純愛ってこういうのを言うんだな🔥