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原作っぽくないかもです。(性格・口調)
誤字脱字あったらすんません。
できるだけ愛重めで描けるよう最善を尽くします。
今日の話
受験生の皆さんあと半年も経たずに受験ですね。どうですか? 今のところ順調ですか?
自分は来年ですけど今でもすごく不安です。
ですがそんな自分はある言葉を受験での座右の銘にして日々頑張ってます。
受験生の皆さんに一言言いたい。
「根拠のない自信も大事」です。
第1話:犬猿の距離
朝の隊本部。
鳴海は書類に目を通しながら、今日の任務の段取りを頭の中で整理していた。
ふと隣を見ると、保科が淡々と自分の装備を整えている。
「遅いぞ、保科」
「遅いって、鳴海さんの方がいつも装備整えるの遅いじゃないですか」
「いや、俺は装備の準備だけでも早めに済ませとけって話だ」
「あー、すんませんね」
保科は軽く笑うだけで、反論はしない。 鳴海はつい舌打ちをしたくなる。
「まったく、口だけは達者だな」
「鳴海さんこそ、毎朝文句ばかりですね」
「ああ?文句じゃない、指摘だ。理解しろこのおかっぱが」
二人のやり取りは、周囲の隊員にはよくある軽口程度に見える。しかし、鳴海は保科のいつもと違う冷静さに少しだけ違和感を覚えた。
「……いや、気にするな」
自分にそう言い聞かせ、鳴海は書類に目を戻す。
午前の任務は軽い怪獣の探索。現場に到着すると、鳴海はすぐに指示を飛ばす。
「右側を見ろ、障害物に気をつけろ」
「了解です」
保科は淡々と鳴海の指示に従うが、横から小声で注意を入れる。
「鳴海さん、左側も微妙に足場が悪いです」
「うるせえ、俺が見てる!」
思わず声を荒げる鳴海。保科は肩をすくめ、無言でその場をやり過ごす。
休憩時間、二人は岩場の陰で水分補給をすることになった。
「勝手に先に座るなよ」
「別に勝手じゃないですよ。鳴海さんが遅いだけです」
「遅くねえよ!……ったく、いつも俺に突っかかってくるな」
「突っかかる?鳴海さんこそ、毎回文句言いすぎじゃないですか」
鳴海は腕を組み、唇を引き結ぶ。
「文句じゃない、事実だ」
「ふふ、事実を言う鳴海さん、可愛いですね」
「……なっ、何だその言い方!」
思わず顔が赤くなる鳴海。
保科は何事もなかったかのように水筒を傾け、涼しい顔で見つめる。
その後も、任務をこなしながら二人は軽口を交わし続ける。
鳴海は苛立つが、どこか心の奥で保科の存在を気にしている自分に気づく瞬間がある。
「……俺、何でちょっと意識してんだ?」
そんな自覚はまだ小さく、鳴海自身も軽く否定してしまう。
基地に戻る道すら、保科は黙って鳴海の横を歩く。
鳴海は無意識に少し距離を取り、言葉を投げつける。
「お前、なんでいつも俺の後ろ歩いてんだ?」
「別に後ろじゃないですよ、横です」
「僕が後ろと言ったら後ろだ!!」
……やたらと近いんだよな
保科は微笑むだけで、何も言い返さない。
今日も、鳴海の 犬猿のような無自覚な日常 は過ぎていく。
しかし、知らぬうちに、保科の存在は彼の心に少しずつ侵食していた――それが、沼の入口だとはまだ気づかずに。
𝓝𝓮𝔁𝓽 ♡50 𓂃 𓈒𓏸
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