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原作っぽくないかもです。(口調・性格)
誤字脱字あったらすんません。
できるだけ愛重めで書いていけるよう頑張ります。
♡60ありがとうございます。嬉しい限りです。
今日の話
学校頭痛で早退し、検査をしたらインフルでした。頭痛以外熱も症状もなく1週間暇すぎてめっちゃ書けました。(笑)
インフル気をつけてくださいね。
「かからないのが1番」です。
第2話:じわじわ近づく影
午前の任務を終え、基地に戻った鳴海は、手早く装備を片付けながら息をついた。
「やれやれ、今日は軽くて助かったな」
「鳴海さん、いつも軽口ですね」
振り向くと、保科がいつも通り淡々と、しかし確実に鳴海の視界に入る距離で立っていた。
「別に口が悪いわけじゃない、事実を言ってるだけだ」
「ふふ、事実を言う鳴海さん、なかなか面白いですね」
「……なんだ、その言い方!」
この前といい、今回といい、こいつは何を言ってるんだ…
鳴海は思わず顔をしかめる。
保科は笑顔を崩さず、書類を整理しながら軽く応える。
「面白いと言っただけです。別に、突っかからなくても」
鳴海は苛立ちと違和感で、何度も肩をすくめた。
「突っかかってるのは俺じゃなくて、お前だろ!」
保科は微笑むだけで答えない。
午後の訓練場では、二人の犬猿っぷりがさらに顕著になる。
鳴海が銃剣を構えて歩くと、保科は横をすり抜けて注意する。
「鳴海さん、そこは危ないです」
「分かってる!いちいち言うな!」
「言わなければ事故ります」
「……黙れ」
そんなやり取りの間、鳴海はふと、自分の心が少しだけざわつくことに気づいた。
なんだ……俺、保科のこと、少し意識してるのか?
すぐに否定し、苛立ちに転化させる。
「いや、気にするわけないだろ!」
夕方、任務後の帰路。二人は無言で基地まで歩く。
保科は少し距離を空けつつも、時折鳴海の様子をチラリと確認する。
鳴海はそれに気づき、思わず突っかかる。
「なんだ、また俺の動きを監視してんのか?」
「監視じゃないです。ただ、鳴海さんが危ないことにならないように…」
「ふん、俺は大丈夫だ!」
保科は小さく笑い、言葉少なに歩き続ける。
鳴海は苛立ちながらも、どこかでその視線を気にしている自分を自覚していた。
今日もまだ、犬猿の日常の中で、保科は静かに、しかし着実に鳴海の心に入り込んでいた
――無自覚のうちに。
𝓝𝓮𝔁𝓽 ♡70 𓂃 𓈒𓏸
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