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「また。一緒に遊ぼうね………!」


仏壇には亨の写真と亨が好きないちごが置いてあった。私は確信してしまった。

亨は、死んでしまったんだ。

本当に自殺かまでは分からない。亨は幼い頃から少し体が弱く時々入院している時もあったので病気で亡くなるというのも考えられる。理由までは分からないがもし本当に亨が死んでしまったのなら今、亨ともう一度再開できる。複雑な気持ちになった。

その日の夜は夢に亨が出てきた。亨と一緒に公園で鬼ごっこをしている夢を見た。


私が下界に降りてから5日目。本当は昨日家に行く予定ではあったが行く気が出てこなく結局また家に行くとが出来なかった。

私が自分の家に向かっていると目の前が急に眩しくなり目をつぶった。

___ねぇ、君さ何やってるの?___

聞いたことのある声が聞こえ目を開ける。目の前には天使の弟くんの天くんが居た。天くんは私に

兄ちゃんが今どうしても手が離せないから変わりに会ってきて欲しいって言ってたから来たんだけど…?何やってるの?

と話しかけてきた。私は

今家に向かってるの。わざわざ来てもらわなくても良かったのに。

と答える少し天くんは頬を膨らませ私に

何その言い方ー、酷くない?僕が聞いてるのはなんで家に今まで行かなかったのか、だよ!もうあと2日しか君には残されてないよ。早く家族のとこに帰ってあげなよ!

と言葉を残しすぐに姿を消した。

速い。それだけを言いに来たんかい!

と思いながらも確かになと天くんの言っていることに納得した。ま、今から帰るし良いか。


家に着いた。特に変わっているところはなくあの日以来何一つとして変わってはいなかった。

家の中に入り家の中をじっくりと見るするとまた、あの時と同じように……記憶が頭に入ってきた。しばらくして痛みが引いてから記憶を思い出す。


私の家族は4人家族で母親、父親、姉、私。

姉は今大学1年生。将来は医者になるんだとか。

姉はいつも私の上をいっていた。私はどれだけ頑張っても姉の上にはなれない。両親はあまりそのようなことは気にしてはいなかったが学校内では私と姉の出来を知っている人達は皆揃って、゛お姉さんの方が頭いいよね。゛゛お姉さんに全て持っていかれたんじゃない?゛゛お姉さんの方があの子より上、゛と言われてきた。姉はそんなことは知らないので何とも言っていないが聞いている私からすると本当に意味が分からない。何故姉と一緒ではないといけないのか、何故姉と同じ立場で在らなければいないのか。でも。心のどこかでは自分でも分かっていた事。自分は姉より下。どれだけ頑張っても上にいけなければ同じぐらいにもなれない。

私は゛出来損ないの失敗作。゛

でも、姉は何も悪くは無い。姉は凄く優しかった。家族全員優しい。でも、時に思ってしまう。

昔に戻りたい。何も知らないあの頃に戻りたいと、

1番に自分の手を取ってくれる。自分を1番に選んでくれる人に出会いたいと、誰も居ないから自分を選ぶのではなく。自分がいいから自分を選んでくれる人に出会いたい。



なんとも言えない絶妙な過去に唖然としてしまった。何故早くに家に来なかったのか。自分を責めた、と同時に姉の学校に明日行くことを決めた。姉の学校に行けば何か分かるかもしれない。姉は元々医者になろうとしていた訳では無い本当は学校の教師を目指していたから。何か理由があり医者になろうと思ったのだろうと思い行くことを決意した。


初めに自分の部屋に足を踏み入れた。私の部屋は少し埃ぽかった。遺品の整理をまだしていないようで私の死んだ時と全く持って何一つ変わってなかった。

自分の部屋から出いろんな所を回った特に何も変わっていなかった。仏壇などはどこにもなく多分外に私のお供え物がいっぱい置いてあったのであそこを仏壇としているのだろう。

夜になり家族全員が家に集まった。家族の皆特に何も変わってはいなかった。見た目も中身も。私が居た時と同じ空気感でみんな他の楽しそうにしていた。安心し私は家をあとにした。


私が下界に降りてから6日目、今日は姉の大学に行く姉は日曜日以外ずっと学校に行っているので今日も学校に行くようで姉の後ろを着いていき学校に向かった。

学校に着くと姉は友達と一緒に授業が始まるまで話し合っていた。

特に話の内容的には全然関係がなさそうだったので授業が始まるまで学校内を散歩し、チャイムがなると同時に姉のいる教室に向かった。

運良く教師側が生徒達に何故医者、看護師を目指しているのかの作文の発表会を初めてくれた。

姉の番がき、姉が医者になりたい理由は___と語った話は長いので私が簡単に短く説明をすると姉は小さい子に仲の良かった子がいたでもその子は体が弱く余り一緒に遊べなかった。そんなある日その子が急変をしてしまいいつ亡くなってしまってとおかしくないと言われるほど酷い状態になった。彼女の病気は治療法がないため何もしてあげることが出来づ、次の日の夜5時にみんなの居る前で静かに、安らかに永遠と帰らぬ人となったそうで姉はそのような子達を救いたいと。幼くして消えてしまう命を少しでもなくしていきたいと思ったから。らしい。

私でも知らなかった姉にそのような過去があることを。また、今まで言っていた゛教師になりたい゛というのは表上のものだったというとこを。

4時になり学校が終わり姉が家に帰るのでその後ろを私は朝と同じようについて行った。

私が下界に降りてから7日目、今日が最後の日。今日の8時に私を天使が向かいに来るらしい。それまでは好きなことをしていていいと言われた。

今日が最後。

それにも関わらずまだ全くもって自分の死んだ理由が分かっていない。本当にまずい状態。少しゆっくりし過ぎた。ので、今日は死ぬ気になって(もう死んでるんだけど……)私の死んだ理由を突き止める!もちろん亨のことも気になるでも多分亨のことは後に天使に聞けば分かると思い亨のことは一旦置いといて私の死んだ理由を突き止めます!まずは家に行く。私が死んだのは多分自分の部屋のベランダだと思うからもう一度自分の部屋に行く。あまり部屋では探索はしなかったので今日しっかり調べようと思う!

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