「……ん、あっ……めめ……っ」
シーツの上、仰向けになった俺の肌にめめの舌が這う。
優しく、容赦なく。
唇が触れて、舌がなぞって、そこから先に進んでいくたびに、身体はびくびくと反応してしまう。
「んん……っ……」
首筋に唇が触れた瞬間、声が震えた。
「ここ、好きでしょ」
めめの囁く声とともに──
「……っ、いった、……」
ガブリと、めめの歯が首筋に食い込んだ。
痛みというより、鋭い衝撃。
不思議と嫌じゃなくて、むしろ甘く痺れる。
「めめ……っ、また……っ」
「ごめん、クセなんだよね、康二のここ、噛みたくなる」
噛まれた場所を、今度はやさしく舌でなぞられる。
ぺろ、ぺろ……と舐められるたびに、痛みとくすぐったさが混じって、頭の奥までびりびり痺れるような感覚が広がる。
「んっ……や、やば……なんこれ……っ、……」
「痺れてる?」
「……なんか、びりびりして……きもちわるいけど……きもちい……っ」
めめがくすっと笑って、もう一度同じところに口を寄せてくる。
「康二も癖になっちゃった?」
また、かぷりと噛まれて──
「……っぁあ……」
それからというもの鋭い痛みでさえ、快感に感じるようになってしまった。
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