照がベッドで静かに寝息を立てている。
いつもは大人な表情なのに、寝ているときはまるで無防備な子どもみたいだ。
その寝顔を横目に自分も寝ようと思い、そっと毛布をめくる。
……ふと、目に留まった。
パジャマの下、生地の盛り上がり。
心臓が跳ねる。
「……なにこれ、やば……」
冗談めかして囁きながら、そっと手を伸ばす。
衣服の上から指先で軽くなぞると、照の身体がびくっと小さく反応した。
それが、なんだか可愛くて、もっと見たくなってしまった。
布越しにゆっくり、指先で形をなぞる。
柔らかい生地の向こうに熱を持った膨らみが確かにあって、指先を這わせるたびにぴくりと動く。
照の反応を観察しながら、ゆっくりと、じっくりと、触れる。
そのうち、我慢できなくなって、照のパジャマのズボンのゴムを指で引っ張った。
中に手を入れると、そこにあったものは、予想以上に熱くて――生々しかった。
思わず喉が鳴る。
「……寝てんのに、こんな……」
無意識のうちに手が動く。
指先でなぞり、握り、撫でるうちに、口に含みたくなる衝動が抑えきれなくなって、気づけば顔を近づけていた。
唇が触れると、その熱にドキッとする。
口の中に含むと、ぴくぴくと反応して舌の上で暴れ出す。
苦味と熱が舌の上に広がって、それだけで頭が真っ白になった。
段々と自分の身体も熱を帯びていく。
自分の下にも手を伸ばし、ゆっくりと――静かに動かす。
「ん……っ、ひかる……」
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てながら、吸い付くように口を動かし、舌を這わせるたびに、心臓の鼓動が早くなる。
照に見られたら、なんてことをしてるんだって、思われるかもしれない。
今は、その背徳感すら甘くて、堪らなく感じる。
眠る照に、知られないように――。
コメント
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朝から💛💜!ありがとう🤭